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2008年07月31日

7月末日

 当地では夏祭りが終わり、いよいよ夏真っ盛りになりそうです。気温も上昇していますし、過ごしにくい日が続きそうです。

 水の事故、熱中症、食中毒・・いろんなトラブルが待ちかまえています。くれぐれもご注意を。

 毎日発行している「こども通信」8月号ができあがりました。メルマガでの配信も完了。このHP内にもアップしておきました。いつも同じような話題ですが、お読みいただければ幸いです。

投稿者 tsukada : 20:11

2008年07月29日

今年も「子育てフォーラム」やるぞ!

 当院主催で行っている「子育てフォーラム」・・今年は4回目になります。その概要ができましたので、お知らせします。(速報)

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日時:9月20日(土)13:30〜15:30
場所:上越教育大学 講堂
料金等:無料(整理券が必要ですので、塚田こども医院へお問い合わせ下さい)

<プログラム>
講演 『発達障害の理解と対応〜学校現場で困った時(児)にどう対応したらよいか〜』
  筑波大学大学院 人間総合化学研究科
  教授 宮本信也先生
(座長 塚田こども医院・塚田次郎)

<宮本信也先生のプロフィール>(筑波大学HPより引用)
○学位 平成2年 医学博士 自治医科大学

○学歴 昭和53年03月 金沢大学医学部卒業

○主要職歴
 昭和53年05月 自治医科大学小児科研修医
  同、助手、講師を経て
 平成03年04月 筑波大学心身障害学系 助教授
 平成10年08月 筑波大学心身障害学系 教授
 平成16年04月 筑波大学大学院人間総合科学研究科 教授

○専門分野 発達行動小児科学

○研究テーマ
 (1)子ども虐待への対応システムの確立
 (2)軽度発達障害への対応方法の確立
 (3)小児心身症、特に、子どもの摂食障害の診療体制の確立

○主要業績
 2005年 児童虐待の現状と問題点.小児科診療 68(2):201-207
 2004年 子どもの自立に対する小児科医の援助.小児科臨床 57Supl.:1389-1400
 2004年 広汎性発達障害.小児内科 36(6):909-914
 2003年 不登校の理解と対応.日本医師会雑誌129(10):1569-1573
 2002年 メンタルヘルスプロモーション.小児内科34(8):1279-1286
 2002年 学習障害の治療と指導.小児科診療65(6):919-924
 2002年 発達障害と心身症.発達障害研究23(4):221-235
 2001年 成長期の心の問題. 小児科臨床 54(12):2226-2235
 2001年 育児相談における心の健康支援.小児科42(3):345-354
 2001年 発達障害の診療.小児の精神と神経 41:119-128
 2000年 こころのライフサイクル.小児内科 32(12):2179-2185
 2000年 注意欠陥・多動障害.小児科診療 63(10):1521-1527

○所属学会
 日本小児心身医学会常任理事
 日本小児精神神経学会常務理事
 日本LD学会常任理事
 日本子どもの虐待防止学会理事
 日本発達障害学会理事
 日本心身医学会代議員

○社会的活動
 文部科学省・情動の科学的解明と教育等への応用に関する検討会委員(H16~H17)
 茨城県発達障害者支援体制整備検討委員会委員長(H17)
 茨城県特別支援教育推進体制モデル事業専門家チーム委員長(H15~H16)

投稿者 tsukada : 23:00

2008年07月28日

水の事故

 日本の各地で不安定な天候になり、突風や豪雨による被害が出ています。夜のニュースでその様子を見ましたが、その惨状に目を覆うばかりです。

 とくに兵庫では川遊びをしていた子どもたちが、急な増水で流され、何人も亡くなってしまったとのこと。楽しい夏休みが、一瞬で惨劇に変わってしまいました。

 街の真ん中の、きちんと整備された河原での出来事です。その場所での降雨が少なくても、上流で大雨になっていれば急激に水位が上昇し、危険になることもあることをあらかじめ知らせることはできていなかったのでしょうか。

 もっとも知識はあっても、危険な増水が起きていることをリアルタイムで知らせるシステムがないために、事故から逃れることはできなかったのかもしれません。

 狭い平野から上流はすぐに山になっている地形のようです。山に降った水は一挙に平野部の川に流れ込むのでしょう。仕方ないことなのかもしれませんが、山に「保水能力」があれば、これほど急激な増水にはならなかったのかもしれません。

 降った雨がいきなり川の水になるわけではありません。森林に降った雨は、まずは木々の葉を濡らします。葉から直接下に落ちる水もありますが、上の葉から下の葉へ、枝や幹を濡らしながら、ゆっくりと下ってくる水もあります。

 大地に降った雨や木々を伝わって降りてきた水は、そこに豊かな緑があれば、落ち葉を濡らしたり、葉を湿らせたりするでしょう。そして大地まで到着した水も、最初は土に蓄えられていきます。

 土の表面を流れる水や、土の中を通った水が川となって流れていきます。その先にもし広い水田があれば、そこが遊水池となり、そうとうの量の水がいったんためられることになります。

 川の構造も、蛇行していればそこが“遊び”になってくれるでしょう。河原が自然の土や草でおおわれていれば、水位の上昇スピードを和らげてくれるはずです。少なくてもコンクリートで固められた川よりも「防災能力」があるのでは、と思えてきます。

 いろんな段階で「自然」が有効に働いていれば、最終的に雨水が川になって流れていくのにはそれなりの時間が必要になります。そして急激に水量が増えることも、いくつもの段階でそれを阻止してくれる仕組みが、本来はあるはずです。

 今回の災害があった場所を知っているわけではありませんし、専門家でもありませんので、軽々なことをお話ししてはいけないのかもしれませんが、でも自然の中にあるはずの災害を防ぐシステムが壊れていることを、強く推測せざるをえません。

 映像で見る限り、ずいぶんお金をかけて河川を整備し、人工の河原を作ったようです。「治水事業」の名の下の行われたものなのでしょう。確かに地域への洪水などによる被害はなかったようですが、しかし事故は起きています。

 「治水」とは何なのでしょう。自然と親しむことが、本当はどのような形で行われるべきなのでしょう。いろいろと考えさせられる事故でした。

投稿者 tsukada : 23:16

2008年07月27日

 コーギー犬はもともとはイギリス生まれの犬。ウエールズの草原で牧牛犬として改良され、育てられたという歴史があります。だからきっと緑がいっぱいに広がる所が大好きでしょうね。

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 近くの公園(高田城跡公園)にとても広いグリーンがオープンしました。つい先日までは「芝養生中なので入らないで」という看板がありましたが、今日はそれがとれていました。さっそく中に入って記念写真(^_-)

 こんな緑の広がるところが、心落ち着く場所なんでしょうね。(それとも、牛を追いかけ回せるから“心躍る”場所かな?)

 高田公園といえば、やっぱりハス。今日はさらにハスの花がたくさん咲いていました。

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 暑い最中ではありますが、お近くの方はどうぞお越し下さいませ。

投稿者 tsukada : 16:09

2008年07月26日

上越祭りは直江津へ

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 23日から始まっている上越祭り・・いよいよ直江津に舞台が移ります。

 今夜はお神輿(みこし)が高田から関川を下り、直江津へ。そして大花火大会が、直江津港で繰り広げられます。

 各町内からもそれぞれのお神輿が関川の河口に集結。医院の前を、地元町内会のお神輿が通っていきました。

 梅雨もあけ、気温は上昇中。お祭りが加わって、ますます夏らしくなってきました。暑い夏の始まります!

投稿者 tsukada : 18:30

2008年07月24日

「Q&A」更新

 東北地方でまたもや大きな地震がありました。私はまったく気づかず、朝のニュースで知りました。

 先日も大地震があったばかり。被害はどうなんでしょうか。心配です。

 改めて地震などの災害に対する備えを、日頃からきちんとしておかなくれはいけないと思いました。みなさんもどうぞ見直しをして下さい。

 今日HPの更新をしました。「Q&A」のコーナーに2007年分を掲載しました。

 開設当初よりは少なくなってきていますが、毎日のように読者の方からご質問をいただいています。それに対する回答も含めて、多くの方に参考にしてもらおうということでHPで公開させてもらっています。

 これまでにそうとうストックが多くなったためか、類似のご質問が多く、新たにアップするものが次第に少なくなってきました。昨年1年間分で20本弱です。どうぞご参考にして下さい。

投稿者 tsukada : 19:00

2008年07月23日

大型新人2号

 先日の保冷庫(医薬品専用冷蔵庫)につづいて、またもや“大型新人”の登場!! 院内薬局で使っている分包機という機械です。

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 粉薬を1回ずつ袋詰めするという機械。小児科では粉薬の割合が多いので、毎日フル回転です。

 私が小さかった頃は紙で包んでありました。さじで粉薬を1回分ずつ分包紙に入れ、それを織り込んで作っていきます。

 手間がかかって大変な仕事なのですが、分包機が登場してすっかり目にしなくなりました。おそらくそれが上手にできる薬剤師さんは、あまりおられないでしょう(うまくできる人はお歳の方?)。

 当院は1990年の開院当初は院外処方でした。薬剤の名前や使い方を書いた書類(処方せん)を発行し、患者さんが調剤薬局にもっていき、薬剤を作ってもらいます。でも・・院外処方にいろいろな矛盾や問題があることが分かり、数年後、院内調剤に変更しました。

 日本は伝統的に院内調剤が主であり、医者にかかるということは薬をもらうのとほとんど同意語だといっても間違いではありませんでした。しかし近年は院外処方がしだいに多くなってきました。医療機関とは別に調剤薬局が独立して存在するというスタイルです。

 どちらがいいかという議論をするつもりはここではありませんが、“時代の流れ”は「院内処方から院外処方」だといっていいでしょう。その流れに逆行するようなことをしたのですから、「塚田は頭がおかしくなったのではないか?」などと言われたものです。

 厚生省(現在の厚生労働省)が経済的な誘導(院外処方の方が利益が出る)をしている・・それもあまりにえげつなく、モラル・ハザードともいえるような恣意的な政策を行っていることに対して、大きな怒りを覚えたものでした。(今、私は国の厚生行政に信頼を寄せることができないでいますが、思い起こせばこのことがきっかけだったかもしれません。)

 院内調剤を始めるにあたって必要だった設備の一つが分包機でした。けっこう高額! 先に紹介した保冷庫より一桁多いお金がかかっています。それだけ精密であり、大がかりな機械ではあるのですが。

 以来12年間お世話になった分包機でしたが、しだいに不調になることが多くなりました。修理や調整をしながら生きながらえてきましたが、残念ながら寿命に近づいてしまったようです。(業者さんからは耐用年数はもうとっくに過ぎているといわれていますが)

 院内調剤をしっかり支えてくれた分包機の最後になる写真です。

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 見た目にはまだまだ働けそうなのですが。でも突然動かなくなってしまっては、診療に差しつかえてしまいます。ここは涙をのんで世代交代をしてもらうことになりました。不本意かもしれませんが、どうぞご理解を。

 この分包機にまつわる話題を最後に一つ。私が院内処方について真剣に考えた当時はまだ薬についての情報を患者さんに伝えることに消極的でした。何という名前のどんな効能の薬をどのように飲んでいるのかなど、とても大切な情報がないまま、患者さんが使っていました。それはおかしい。ちゃんと伝えなくてはいけない。それができるのが院内処方の良い点だ・・。

 そう考えて分包された粉薬の一袋ずつに薬剤名などを印字するようなシステムを作りました。当時から分包機には印字する機能が付いていましたが、患者さんの名前などを入れるためのもの。それを使って薬剤情報を入れました。

 当時は画期的なアイデアだったようで、メーカーの担当者も珍しがっていました。薬剤の間違えも防ぐことができます。学会などで報告し、好評だったことを覚えています。

 その後“時代の流れ”は薬剤情報は公開し、積極的にお伝えするのが当然のようになりました。その端緒をきたのが、この分包機でした。そう思うと、いっそう感慨深いものがあります。

 12年間、毎日たくさんの分包業務をしてもらい、本当にありがとうございました。

※医薬分業の問題点については、以前いろんなところで指摘しました。医療費の大幅な増加になったのも、国が医薬分業を強引に進めたのが一つの要因になっている可能性があります。もし当院のように院内処方にすれば、医療費は大幅に少なくなるかもしれません。・・そんなことを書いたものがHP内にありますので、よろしければご覧下さい(「院長の著作」のコーナー)。また、インターネット上でも他の方が書いたものがいくつかでてきます。例えば「医薬分業 塚田」と入れて検索してみてください。

投稿者 tsukada : 16:18

2008年07月22日

蓮の花

 高田城跡公園のお堀に蓮の花が咲き出しました。暑さが厳しくなるにしたがって、多くの花を咲かせます。

 昨日、散歩したときに撮った写真です。どうぞご鑑賞下さい。

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投稿者 tsukada : 18:43

2008年07月20日

夏の公園

 梅雨が明け、今日も暑い一日でした。ところによっては37度を超えるところもあったとか。いよいよ夏本番。水の事故もそうとうあったようです。どうぞお気をつけ下さい。

 新潟は真夏日にはなっていましたが、他の地域よりはやや過ごしやすかったようです。あまり暑ければ散歩もやめておこうとサボるいいわけを考えていたのですが・・。

 近くの公園・・蓮が咲き始めていますが、にぎわいはそれほど。みんな海へ行ったのかな? おかげで愛犬とゆっくり散歩を楽しませてもらいました。

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 ワンちゃんのうしろにアヒルさんが写っているのが分かりますか? アップしてみましょう。

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 つがいかな? 子どもを連れているのかもしれません。日陰でのんびり。いい休日を過ごしているようですね。

 家に入ろうとしたら、お堀の際に・・

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 カモをみつけました。こちらは親鳥と子どもが4羽ほど。私と犬を見つけて、あわてて逃げていこうとしました。

 まだ歩き始めたばかりなのか、ヒョコヒョコとお尻を振りながらよちよち歩き。ビックリさせてごめんね。

 近くでカラスがジッと見ていました。そういえば途中の歩道で、割れて中が空っぽの卵を見かけました。もしかしたらカラスかトンビにやられてのかも。カモさん、気をつけてね。

投稿者 tsukada : 22:36

2008年07月19日

梅雨明け!

 今日、北陸地方が梅雨明けしたと発表されました。昨年より13日も早いとのこと。

 どうりで今日はとっても気温が高く、暑い一日です。いよいよ夏真っ盛りになりますね!

 熱中症や水の事故など、あちこちで起きているようです。どうぞお気をつけ下さい。

投稿者 tsukada : 17:43

病児保育室より

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(医院待合室に設置してある掲示板より)

投稿者 tsukada : 17:42

2008年07月18日

お疲れさま!

 今週は中学生が職場体験で当院を訪れていました。1日だけ来る子どもたちが多かった中で、一人の生徒さんが毎日通って来ていました。

 「将来は保育士になりたい!」と目を輝かして語ってくれた彼女の、今日が体験学習の最後の日。

 あこがれの保育士と記念写真を撮りました。

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 院内薬局でも薬袋書きなどの体験をしてみました。薬局職員や医療事務員といっしょにパチリ。

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 院長もチャンスに乗じてツーショットで写真を撮らせてもらいました。
 
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 きっと長い一週間だったことでしょう。これからの輝ける未来に何か役立つことがあるといいですね。

投稿者 tsukada : 21:17

補助

 病児保育をおこなっている施設があつまって「全国病児保育協議会」という組織を作っています。当院のわたぼうし病児保育室もそのメンバーです。

 先日送られてきた資料によれば、現在この協議会に加盟している施設は414だそうです。(正確な統計はありませんが、非加盟の施設も含めると約600ほどの病児保育施設が全国にあるようです。)

 このうち開設しているのは382施設。その中で公的な補助を受けているのは336施設(88.0%)、受けていないのが46施設(12.0%)ありました。

 わたぼうし病児保育室は開設して7年がたちますが、残念ながらいまだ公的な補助をいただけない状態が続いています。

 “少数派”の補助を受けていない施設もみてみると、その多くは最近開設されたもの。ちなみに当施設より前に開設された中で補助を受けていないのは4施設のみでした。

 9割近くの施設は、国や自治体から助成を受けています。なのになぜ当施設ではできないの?? 改めて当市の姿勢に疑問を感じざるを得ません。

 国による助成制度があるといっても、市町村の事業を対象にしています。市町村の温度差(やる気があるかないか)が最終的には問題になります。

 病児保育は全国のどこでも大切な施策です。市町村長の考え次第だなんて、もう古いのでは。全国のどこでも、保護者の負担が少なくて容易に実施できる体制を早く作る必要性をますます感じたところです。

投稿者 tsukada : 10:41

2008年07月17日

体験学習

 今週も市内の中学生が、体験学習に来ています。主にはわたぼうし病児保育室で小さな子どもたちの世話を保育士といっしょにしてもらっています。

 昔のような大家族が少なくなり、兄弟姉妹のいない子どもたちが多くなりました。いても少数。家庭の中で幼い弟や妹の面倒をみることも、ほとんど経験がないでしょう。

 学校や地域での友達つきあいも同じように稀薄になっているようです。ましてや異なる学年・年齢の子どもたちがいっしょになって遊んだりすることも、大人が意識的に取り組まない限り、まずないといっていいかもしれません。

 そんな意味では中学生に、乳幼児といっしょにいる時間を作ってあげるだけでも、とても意味のあることでしょう。小さな子どもたちにどう接していいか分からない中学生も、時間がたつとしだいにうち解けてきて、仲良く遊べるようになってくるものです。

 中学生にとっては「命の大切さ」を身をもって体験する機会になっているかもしれません。小さな子どもたちが、病気で具合が悪くてもいっしょうけんめいに検査や治療を受けたり、薬を飲んだりして早く治そうとしている・・そんな様子を実際に見ることで、自分たちもこういった中で親に大切にされ、保育者や地域の中で命をはぐくみ、大きくなってきたという実感をもってくれているのではないかな、などとも思っています。

 今日はそんな中学生に医療の勉強も少ししてもらいました。AED(自動体外式除細動器)の使い方を職員から教えました。

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 最後はお互いが“患者役”になって、AEDを使うまでの流れも勉強しました。

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 単に器械の使い方だけではなく、もし具合の悪い方に出会ったらいったいどうすればいいのか、といった心構えも学んでもらえたのではないかと思います。

投稿者 tsukada : 18:49

保冷庫の秘密

 保冷庫には冷蔵で保存しなくてはいけない医薬品が入っています。家庭用に冷蔵庫を使うこともあるようなのですが、医薬品の中には温度管理を厳しくしなくてはいけないものもあります。

 その代表がワクチンです。大きく2種類(生ワクチンと不活化ワクチン)がありますが、一方は絶対に凍らせてはいけないし、もう一方は一定の温度以上になるとダメになってしまいます。けっこう温度管理に気を使うのです。

 家庭用の冷蔵庫を使うこともあるようなのですが、内部の温度がきちんと一定に保たれているか、不安があります。食品であればそれほど問題にはならないのでしょうが、けっこう凍ったり、逆に温度が高くなっている場合があるというのです。

 写真で見てもらったような「保冷庫」は、設定した温度を維持するように作られています。医薬品を入れておくのは、やはり専用の設備が必要。価格はずいぶんと高いですが、医薬品の安全にはかえられません。

 実は当院には苦い経験があります。開院当初のこと。医薬品用の保冷庫にワクチンを入れて保管しておいたのですが・・ある時、中の温度が異常に上昇してしまったことがありました。原因は単純。コンセントがいつのまにか抜けていたのでした。

 電気の通っていない保冷庫は、ただの箱。数時間のうちに室温と同じまで上昇していました。その結果、中に入れておいたワクチンをすべて廃棄せざるをえない事態に。数十万円を捨ててしまうことになりました。

 ショックでした。お金もことももちろんダメージは大きかったのですが、温度管理をきちんとしなくてはいけないと思って高額な保冷庫を購入したというのに、そのコンセプトも否定されたような気持ちになってしまったものでした。

 初代の保冷庫には温度のセンサーが付いていなかったので、アラームなどのついた高機能の保冷庫を2台目として購入。しかしそれでも安心できませんでした。トラブルの発生が、職員の勤務時間内であればすぐに対応できるでしょうが、それ以外の時間帯では何もできません。夜間や休日など、院内が不在のときでも対応できるシステムをきちんと作らなくては。

 今から5年ほど前のこと。医院の増築をした結果、消防法で定める火災報知器の設置義務が生じました。それまでも簡易なシステムはつけてあったのですが、それを全て一新。1週間の工事期間と、数百万円の費用で完璧なシステムを構築しました。

 火災時の警報だけではなく、泥棒などを防犯する機能も付加。さらに、保冷庫についても異常がある場合には警報が鳴るようにセットしてもらいました。内部の温度が一定以下または一定以上になった時や、保冷庫の電源が切れたとき(停電時など)には、私が医院に不在でも私の携帯電話に自動で緊急連絡が入るようになっています。

 先日のおきた“2号さん”の異常は、冷媒の配管に穴があくなどして冷媒が漏れていたことによっておきました。内部に大量に霜がつき、自動で霜取り運転を始めたあと、庫内温度が急上昇したというものです。

 このときは診療時間中だったのですぐに職員が対応しました(ふだんはあまりつかっていない“1号さん”に医薬品類を移しました)。夜間であれば、そしてもし「火災報知器」に保冷庫のアラーム機能を付けておかなければ、保管してあったワクチン類の被害は免れなかったでしょう。その額は・・おそらく数百万円にも上ったのでは。身の毛がよだつような話です。

 ということで、当院の保冷庫には秘密の機能が付いています(「院長ブログ」に書いたので、もう秘密ではなくなったけれど)。安全・安心できる医療を提供するために、水面下でいっしょうけんめい努力している様子も、ちょっと分かってもらえましたでしょうか。

投稿者 tsukada : 18:48

大型新人

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 当院で使っている医薬品用の保冷庫が新しくなりました。これが3台目。開院当初から使っている“1号機”はまだ健在なのですが、途中から加わった“2号機”にトラブル発生。

 修理も考えたのですが、修理費用もそこそこにかかるとのこと。すでに10数年使っているので、いつ故障してもおかしくない。ということで、新しく購入することになりました。

 さらに業務の拡大から、これまでの倍の大きさの保冷庫を選択。それがこの“大型新人”です。

 “新人歓迎”ということで、さっそく看護師などと記念撮影をしてみました(^^;)

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※あとになって気づいたのですが・・保冷庫の中?に何かが写し込まれています。よ〜く見ると、ドナルドダックのよう。そう、本当にドナルドダックなのです。といっても本物のはずはありません。写真を撮っている私が写ってしまったのです。そして私が、ドナルドダックの絵柄のTシャツを着ている、ということ。いい歳をした医者が着るようなTシャツじゃない、と思われるかもしれませんが、そこは見逃して下さい。

投稿者 tsukada : 17:37

2008年07月16日

夏の皮膚トラブル

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夏の皮膚トラブル対策(2008年7月)

 夏場は子どもたちの皮膚トラブルが多発する季節。小児科外来は、さながら皮膚科のようになります。

 最も多いのが「あせも(汗疹)」。子どもの皮膚は汗を外に出す働きがまだ弱いので、皮膚の中に汗がたまってしまいやすい。そこに暑いために大量の汗をかくのですからあせもがすぐにできてしまいます。

 「とびひ(伝染性膿痂疹)」は皮膚の細菌感染症で、夏の?恒例行事?です。もともと抵抗力の弱いのが子どもの皮膚の特徴ですが、夏場は細菌が繁殖しやすい条件がそろいます。汗をかき、皮膚が汚れている皮膚は、まるで「細菌の培養液」状態。けが、虫さされなど、皮膚が傷ついているところは細菌感染の標的になります。ひとたびとびひが始まると、体中に飛んでいきます(これが「とびひ」の言われ)。

 「アトピー性皮膚炎」のお子さんにとって、夏はトラブルが多くなります。皮膚の状態がいっそう悪化したり、とびひなどになりやすかったり。

 いずれのトラブルも、皮膚が汗ばんで不潔になることが悪化の原因です。対策は皮膚の清潔に限ります。皮膚にとっては汗をかかない環境がベストですが、エアコンのかかった室内で運動せずにいることは現実的ではありません(皮膚の状態がとても悪い時には考慮してほしいのですが)。

 汗をかくのは仕方がないとなれば、汗や汚れをそのままにしておかないことが大切。運動後はシャワーを浴び、帰宅後は早めに入浴させて下さい。いつも「スベスベ肌」が理想!

 一部の学校では、アトピー性皮膚炎の学童にシャワーを浴びさせるという取り組みがあります。その効果は抜群。石けんを使わなくても症状の悪化が見られず、むしろ改善することが分かっています。やはり「皮膚の清潔」がスキンケアの基本です。学校などでどうしてもシャワーを使えないときには、下着の交換だけでも効果があります。

 清潔という意味では手洗いやうがいも重要です。他の感染症の予防にもつながりますので、夏場も励行を。

 「日焼け」は紫外線による皮膚障害だと考えると、あまり好ましいことではありません。しかし日本人はそれほど神経質になることはないでしょう。野外での活動は日射量の多い午前10時〜午後2時くらいは避け、帽子をかぶり、水分を十分とるなどの注意を。これは「熱中症」の予防と同じです。

 「虫さされ」も多発します。汗ばんだ皮膚は蚊のターゲットですので、外出する前には手足や顔を洗って下さい。虫さされの程度が強いと発熱を伴ったり、ひどく腫れたりすることも(蚊アレルギー)。そんな子は夏の間、抗アレルギー薬を使用していると症状が軽減します。

 日本の夏はとても暑く、湿度も高くて熱帯のような気候。その中で子どもたちの皮膚をきれいな良い状態に保つにはいろんな工夫が必要です。それらはきっと体全体の健康作りにもつながることでしょう。

  (「健康教室」2008年8月号、東山書房発行)

投稿者 tsukada : 11:31

2008年07月14日

停電

 今日の日中は梅雨前線が活発になり、雷を伴う大雨になりました。梅雨の末期には大雨による災害が起こりがち。過去何度も大きな水害などが、新潟にも襲いかかっています。

 当院は幸いこれまで大きな被害にあっていませんが、私に知っている開業医の先生が何人も罹災されています。今日も新潟県内の各地で大雨洪水注意報が出ていましたが、大丈夫だったでしょうか。

 今日も当院では直接の被害はでていませんが、盛んになる雷に戦々恐々。雷の直撃はないでしょうが(とても近かったので、もしかしたらその危険もあったのかも)、停電になるかもしれないと、ピリピリしていました。

 そして数度の瞬停(瞬間停電)がありました。コンピューターなどの精密電気機械は瞬間的な停電でもダウンしてまいます。記録しておきたはずのデータが飛んでしまうことも。瞬停といってもバカにはできません。

 院内のコンピューターの代表は医事会計用のもの(レセプト用コンピューター=略してレセコン)と、私が仕事で使っているパソコン。そのいずれも、瞬停や短時間の停電には対応できる「無停電電源装置」を装備しています。

 この装置は交流電源をいったんバッテリーに充電させ、そこからの直流電流をインバーターを使って交流電流に変換し、電源供給するというもの。これさえあれば、雷も怖くない! 鬼に金棒!!

 今日の瞬停でもちゃんと動いてくれて、レセコンやパソコンは止まることなく、仕事を続行できた・・はずなのですが、直後にレセコンがフリーズ。本体の中からピーーっという警報音も鳴りだしてしまいました。

 メーカーのサービスマンに問い合わせながら、少ししたら復旧してくれました。理由が良く分からなかったのですが、あとで聞いたところでは、瞬停のあとの電源供給の中で、例えば電圧が下がるなどの異常があり、コンピューターが動作異常を起こしてしまったのではないか、ということでした。

 そうとうなお金をかけて停電対応をしているつもりでしたが、やはり相手は機械物。どこに落とし穴があるか、分かりません。油断大敵というところでしょうか。

 今日の停電騒ぎでは、先日導入したIP電話(インターネットを使った電話システム)も一瞬ダウンしました。こちらの方は必要な対策をとっていなかったので、さっそく無停電電源装置をつけるよう指示をだしたところです。

 雷などによって停電騒ぎがおきるなどということは、数年に一度くらいかも。確率的には今日あったので、ここ数年はないことになりそうなのですが・・災害は忘れた頃にやってくる。いや、最近は忘れる前にもやってくることも多いようです。

 当院は大型の自家発電機を備えたり、断水時には地下水を水洗トイレに流せるような設備を完備したりと、「災害に強い小児科医院」を目ざしてきました。気を許さずに、災害対策を進めていきたいと思っています。

投稿者 tsukada : 22:01

にこにこ広場

 一昨日行われた第2回にこにこ広場の様子を写真で紹介します。

 子どもたちのとても楽しそうな笑顔が何よりですね! 親御さんも、そして保育士たちもみんないい顔しています(^^)

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投稿者 tsukada : 19:22

2008年07月13日

新聞の山

 家にたまっていた新聞を片づけました。そしてできた山がこれ↓

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 日付からすると3か月ぶりのよう。ずいぶんとためこんでしまいました。高さ約1メートル(新聞1面を半分に折った状態でたばねてあります。もしさらにもう半分に折れば2メートルにも!)。

 自宅では全国紙1紙、ローカル紙2紙をとっていますので、その量は半端ではありません。医院では全国紙をもう1紙とっていますので、それも加えると膨大な量にも。

 でも、この新聞紙の束の半分ほどは広告です。2紙分の折り込み広告があるので、同じ広告が2種類あることになります。

 新聞は一応目を通していますが、広告の方はほとんど開くこともなく、ましてや読むこともありません。“きれいな状態”のまま、資源ゴミに化していきます。

 広告チラシはリサイクルされるはずではありますが、紙、印刷、配達など全てがムダにも思えます。何より、毎日郵便ポストから居室に持ってきて、新聞と分別し、あとでまとめて束ねて、収集所まで持って行く私の手間が一番のムダ。いっそ、チラシを入れないでくれればいいのに、とも思います。

 新聞配達をしている事業所にとっては、折り込みチラシによる収入もそうとうあるはず。もしチラシを入れなければ、その分営業にマイナスになるのでしょうから、「チラシ不要」という申し出があっても、受けてはくれないでしょうね。

 そこで提案。落ち込みチラシを入れないというサービス(?)を、有料で行ってみるのはいかがでは。広告主からのマイナス分をカバーできれば、営業的には問題なくなるはず。その分軽くなるから、配達員の負担も軽くなる。

 何より紙、印刷インク、配達にかかる燃料などが少なくなれば、地球環境に優しい取り組みになるのでは(^^)/ さあ、新聞配達の面でもエコを始めてみませんか!?

 もっとも・・わざわざお金を払ってチラシ・ストップを依頼する利用者がどれくらいいるでしょう。ほとんどいませんね。

 それに「エコ」だけを問題にするのなら、新聞の配達そのものを断れば単純で簡単かも。私も読む新聞の種類を厳選すればいいだけのこと。

 そして、何ヶ月もためこまずに、こまめに収集に出せば、チラシが多いなどと小言がでることもありません。失礼いたしました。

投稿者 tsukada : 22:30

2008年07月12日

にこにこ広場

 当院に併設しているわたぼうし病児保育室が、2か月に1回催している「にこにこ広場」が今日行われました。基本的には保育士が主となって企画・運営していますし、外来診療と時間帯がだぶっているので、私の出番はありません。

 でも、ちょうどその時間に私がヒマしていたら、お呼びがかかることになっています。子どもたちがゲームや制作などに熱中し、親御さんもいっしょになって楽しんでいる様子を「生で」見ることができると、とても嬉しいものです。

 残念ながら、今日は直接見ることはできませんでした。外来が思った以上に混み合っていたからです。第2土曜は市内の病院が軒並み外来休診になります。原因がそこにあるのか、たまたまだったのかは分かりませんが、ここしばらくの間ではとても忙しい外来でした。

 でも、終わってからスナップ写真を見せてもらいました。保育士がこの日のために作ったおもちゃなどといっしょに、元気に遊び、とても楽しそうにしている子どもたちがおおぜい写っていました。もちろん親御さんの目尻も下がったまま。

 そして、保育士お手製の果物やお菓子を私もいただきました。さっそく診察室に飾っておきますね。

 「にこにこ広場」の様子を写真でお伝えできるといいですが・・今日は午後も忙しくしていたので、処理が間に合いませんでした。来週にはきっとこの「院長ブログ」でお見せすることができると思います。どうぞお楽しみに。

投稿者 tsukada : 23:59

2008年07月11日

明日は・・

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投稿者 tsukada : 23:59

iPhone発売

 今日はiPhone発売日。iPhemeはアップル社が作っている携帯電話の端末。1年ほど前にアップル社のあるアメリカで発売され、やっと日本でも売り出されることになりました。

 待ちに待ったファンが、朝早くから大勢並んでいる様子がTVニュースで放映されていました。日本ではソフトバンク社からの発売です。

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 日本でこれまで売られていた携帯端末と違うのは、コンピューターがメインで、そこに電話機能が付いているようなところ。カテゴリーとしてはスマート・フォーンという位置づけになります。

 アップル社といってもコンピューターに興味がない人には分からないでしょう。でもiPodを作っている会社と説明すればピンとくるのでは。iPhoneはそのiPodを進化させ、通信機能、コンピューター、そして電話機も付けちゃったものです。

 ときどきこの「院長ブログ」で紹介していますが、私が使っているパソコンはず〜とアップル社のマックです。そしてiPodにはずいぶんとお世話になっています(通勤の自家用車では毎日使っています)。マックとはもう10数年のお付き合い。

 そんな私ですから、発売当日にiPhoneを買ったに違いないと思っている方も少なくないでしょう。そうしたかったという気持ちもあるのですが、そうはしませんでした。ちょっと模様眺め。

 私が携帯端末を使うのは、一番は電話機として。今まで使っているケイタイで、十分すぎるほど役立っています(今はそれもアメリカのモトローラー社製。さすがアメリカ人向けに作ってあるだけあって、1年半ほどたつのに一向に壊れる気配がありません)。

 スマート・フォーンとしては、昨年1台購入したのですが、あまり使っていない状況。使い勝手の問題も多少はありますが、一番は使う時間がほとんどないこと。パソコンをいじっているのは日中は医院、夜は自宅。「院長ブログ」を書いているのもそう。

 どこか出かけていってパソコンを使うというシチュエーションがあまりありません。その必要があるときでも、ノートブック型のパソコンがあるので、とくに問題なし(というより、その方が入力がしやすいし、インターネットの閲覧も大きな画面で見やすい)。

 もう一つ、iPhoneを“買い控え”している理由があります。それは発売会社の問題です。日本ではソフトバンク社が扱っていますが、今ひとつ、この会社との相性が良くありません。携帯電話を使い始めて15年以上たちますが、ずっとNTTドコモ。通話料が高かったのですが、最近は「家族内無料」というサービスも始まり、なかなか他の会社に移る決心がつきません。

 それに・・ソフトバンク社の社長さんがどうも好きになれない、という個人的な思いもあります。孫正義さんも悪い人ではないのでしょうが、商売が先にたって、利用者のことを本気で大切にしているの?と思うことが何度かありました。

 そんなソフトバンク社からでたiPhoneに、少しためらいをもっているところです。もう少し待ってみよう、というのが現実的な選択になりました。

 数か月もすると、初期におきがちなトラブルが解消されるでしょうし、もしかしたらすぐにグレードアップしたり、新世代のiPhoneが出てくるかもしれません。何しろ、アップル社のパソコンやiPodには何度驚かされたか分かりません(時々は泣いていましたが)。

 日本での発売が好評だったら、きっとスティーブ・ジョブズ(アップル社の最高責任者。トップでありながら、開発の最先端にいて、自分の好きな製品を作っている。そして、最高のセールスマンでもある人)が何かサプライズをしかけてくるでしょう。そんな会社と、そんな製品なんです。

投稿者 tsukada : 23:04

お迎えサービス?

 県外のある小児科医から、病児保育についての問い合わせをいただきました。そちらでも新たに病児保育に取り組もうとしているというのです。さっそく当院でおこなっている方法をお伝えし、資料などもお送りしました。

 全国各地で、少しずつですが病児保育の形ができてくることをとても嬉しく思います。当院の病児保育室に名付けた「わたぼうし」の名前のように、全国にもっと拡がっていくといいな、と願っています。

 ところでその先生からご質問をいただきました。保育園に行っている途中で具合が悪くなったときに、病児保育室からお迎えにいけるのか、という内容です。以下はそれについて、私が書いた返信の内容です。参考にして下さい。

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 当施設では保育園などへのお迎えサービスは実施していません。他の病児保育施設で行っているようなので、検討してみたことはあります。職員とも話したのですが、実際にそのようなケースはまれでしょうとのこと。基本はやはり親御さんが迎えに行ってもらう形です。

 それができないとしたら・・
1. 軽い症状の時にはそのまま保育園で待っていてもらう
2. 重症であれば救急車を頼むなどして、保育士が医療機関に搬送する
いずれもこれまでも行っていることです。

 当施設では時間帯についてもお断りすることなく受け入れています(人数の制限は事実上ありません)。親御さんが昼休みになってから園に迎えに行き、そのままお預かりすることも可能です。医院に併設なので、診察もそのあと随時行えます。

 実際に片親の方では、この方法で有給休暇(時間休)をとらなくてすむので、仕事に支障がありません。(もちろん、子どもの病気看護についての手厚い制度があればいいのですが、いつになるやら・・)

 親御さんの中には、どうしても迎えにいけない方もおられるでしょう。そんな方は普段から代理になる方を頼んでいることが多いのではないかと思います。急な呼びだしにも対応できるよう、きっと以前から利用されているのではないでしょうか。新たに出てきた課題ではないでしょう。

 もしお迎えサービスをするとなると、いろいろな問題がありそうです。
・誰が迎えにいくか?(保育士+運転士=2名は必要。それだけの人的余裕はないでしょう)
・診療をどうするか?(医院併設でないときの受診は誰が? やっぱり親が行かないと不都合でしょう)
・自動車はどうやって確保しておくか?(職員の自家用車の場合、保険の問題も)
・費用は?(利用数はそれほど多くないでしょうから、物的、人的な費用はそうとう割高になりそう)
 いろいろと考えると、お迎えサービスは現実的ではないように思います。

 厚生労働省の方針としては、「急性期の病児保育も、一定の要件をそなえれば保育園で行える」としています。看護師の配置が必要なわけで、直ちに保育園で病気の子をそのまま預かり続けるわけにはいかないでしょう。

 でも、考え方としては保育園でもある程度は対応させようということです。さほど重症ではない病児を、保護者またはその代理の方が迎えにくるまでお預かりしていることに、何も問題はないはずです。

 少なくとも、今までやっていることと同じようにしてもらえればいいだけです。新たに病児保育施設ができたからといって、これまで行っていた保育園の役割をすべて代わって担わなくてはいけない、ということではないでしょう。

 長くなってすみません。

 最後に、今日一つ良い話がありました。当地のハローワークから、当施設が働く女性(働きたい女性)にとても役に立っている、とお褒めいただきました。率直に嬉しいです。

 経済的な援助が期待できるわけではありませんが、当施設の実践を見ていただいての評価をいただけて、とても心強くなります。

投稿者 tsukada : 19:52

2008年07月10日

 仕事を終えて・・愛犬のクッキーとしばしのんびり過ごした時の写真。

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 隣にやってきて、私の足に首をのせて休息モードです。室内犬と化している毎日ですが、昼間はあまり相手ができず一人っ子(一匹っ子?)。やっと人間と触れあいタイム。

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 いえいえ、私こそワンちゃんと過ごせる癒しタイム。加えてテレビっ子になって、まったりしています(^^)/

投稿者 tsukada : 22:43

2008年07月09日

サミット

 洞爺湖サミットが終わったそうです。申し訳ないのですが、それほど関心がなく、何が話し合われ、どんな成果があったのか、良く知りません。そんな「無関心」が地球の危機をもたらしているのかもしれないのですが・・。

 言い訳になってしまうかもしれませんが、サミットについて実は根本的な疑問を持っています。世界規模での課題を主要国の首相が面と向かって話し合うということが良いことなのかどうか。

 すでに国際連合(国連)という地球規模での組織があります。国際連合憲章の下に設立された国際機構で、世界の安全保障と経済・社会の発展のために協力することが目的です。世界中のほとんどの国が加盟し、現在192カ国なのだそうです。

 その国連とは関係なく、主要国だけで物事を決めていこうというスタンスが分かりません。課題によっては少数の国で進めてしくことのほうが、スピーディーで実効性に富むということもあるでしょう。でも、基本は地球上の全ての国々が話し合い、共通の認識を深め、一致して行動を起こしていくことを重視すべきなのだと思います。それが「国際連合」の存在意義なのだと思うのですが。

 たしかに国連が十分な役割を果たしていないという現実があります。しかし、だからといって国連を全く関係なく、物事を進めていっていいのかな。そんな疑問です。

投稿者 tsukada : 18:30

2008年07月08日

大雨

 七夕の夜・・曇っていたので、彦星と織姫は出会えなかったようです。それどころか、夜中からものすごい大雨。あわてて家中の窓を閉めてまわりました。

 朝方、外に出てみたら、道の側溝は雨であふれていて、道の真ん中まで水がたまっている状態。水しぶきをはねあげながら自動車を運転しました。出勤することには小降りになり、側溝も普通に流れるようになっていました。

 わずか数時間の大雨でこれくらいの騒ぎになるのですから、西日本などで降り続いている大雨はこんなものではすまないのでしょう。各地でまた被害が出ているとか。心配ですね。

 梅雨の末期には大雨の被害がでやすいようです。今年は当地では空梅雨になっていましたので、「恵みの雨」なのかもしれませんが、一度の大量の雨が降るのは困りもの。

 物事は中庸が肝心。極端なお天気にならないですむといいのですが。

 日本列島は西からしだいに梅雨があけてきました。もう少しすると全国的に猛暑の夏。厳しい季節がすぐそこまで待っています。

 暑いのは苦手。イヤだな(>_<)

投稿者 tsukada : 18:24

2008年07月07日

七夕

 今日は七夕(たなばた)。彦星と織姫が一年に1回、逢うことができる日。

 その“運命の日”に、お天気が気になるところです。今日は全国的に晴れるのかな? 天の川もきれいに見えるといいですね。

 医院でも七夕飾りを作りました。子どもたちの書いた短冊もたくさん下げられています。願い事がかなうといいですね。

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 わたぼうし病児保育室の中の七夕飾りです。

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 飾りの写真を撮るつもりだったのですが、いつの間にかカメラに前に子どもたちが。みんな、写真に撮ってもらうのが好きなんですね。

投稿者 tsukada : 17:34

2008年07月06日

真夏日

 今日も気温が上昇し、各地で真夏日になっています。所によっては猛暑日になっているとことも。

 熱中症の事故も起きているようです。くれぐれもご用心を。

 犬の散歩も昼間はやめておいたほうがよさそう。犬も熱中症になりやすいようですし、路面の温度がとても高くて足に火傷する危険もあります。

 我が家のコーギーは有名な「短足胴長」。地面からの輻射熱をどんともらってしまうので、よけい気をつけなくてはいけないのだとか。

 もっとも、犬以上に私の方が暑さに弱くて、昼間は外にはでられないのですが。

 ということで、朝早く起きてお散歩に行ってきました。

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 高田公園のお堀は、すっかり蓮の葉が大きく成長。そして、大きな花を咲かせ始めました。きれいですね。蓮の花を見ると、もう暑い夏に入っているのだと感じます。

 公園の一角にはアジサイの花もたくさん咲いていました。本人(本“犬”)が気に入っているのかは分かりませんが、記念にアジサイの前でも写真を撮りました。チーズ(*^_^*)

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投稿者 tsukada : 15:59

2008年07月05日

いっしょだね

 今日も真夏日。土曜の午後は診療はないので、のんびり。外来が終わって外に出たら・・暑さが強烈で、昼食をとっただけでまた医院へ。

 出かける用がないわけではなかったのですが、涼しいところで“引きこもり”してしまいました。愛犬といっしょに、お昼寝です(^_-)

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 いつのまにか、私の足を枕にして寝ていました。とってもかわいいですよ。

 コーギー犬はとても人になついてくれます。我が家のコーギーは、ほとんど自分も人間だと思っているみたい。とってもいい性格なのですが・・他の犬になついてくれないのが、玉の傷(-_-)

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投稿者 tsukada : 18:51

2008年07月04日

僕もブロガー

 日本語での発信が世界で最も多いというブログ。でもその4割は、どうもいかがわしいものだということは、先日の「院長ブログ」でご紹介しました。それ以外にも気になることが。

 記事のなかの「国内のブログのうち、1カ月以内に1回以上記事を更新するブログは全体の2割弱の約300万」という部分です。せっかくブログを作っても、新しい情報を書き込まないでいるものがずいぶんと多いのですね。

 ブログというツールは、簡単に情報をインターネット上にアップできる特徴があります。通常のHP作成は敷居が高いのですが、ブログなら専門知識はほとんどいりません。そのために爆発的に利用者が増えました。

 それなのに「作りっぱなし」のブログが少なくないとのこと。私もブロガーの一人ですが・・「ほぼ毎日アップ」を目指して、だいたいできています。けっこう頑張ってますよね・・内容の善し悪しは別として(^_-)

 先日、タレント上地雄輔さんのブログが世界でもっとも多くのアクセスがあったとしてギネスから認定されたそうです。1日で23万あまりの訪問者があったとか。

 私のブログへの訪問者は1日あたり2,000〜3,000人ほど。2桁も違うのですから、ほんとにすごいことです。

 彼は携帯電話からブログをアップしているのだそうです。パソコン相手に四苦八苦している私にとっては信じられないのですが・・。

 少しは上地さんの爪の垢でもいただいた方がいいのでしょうか(-_-)

投稿者 tsukada : 18:19

うれしいな(^^)

 タレントの須田ひかりちゃんから、素敵な絵をいただきました。

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 私とツーショット。嬉しいですね。ありがとう!

 映画の撮影で外国にも行くようになったとか。世界に羽ばたくひかりちゃん!!

 これからますます活躍していくことでしょう。ずっと応援していますよ。

投稿者 tsukada : 12:10

2008年07月03日

ブログ好き

 ブログというものができたのは今から数年前。私もこの「院長ブログ」を4年前から続けています。

 それまでは「HP更新日誌」という形で、HPを更新していました。ある方から「ブログという面白いツールがある」と教えてもらったのがきっかけで、「院長ブログ」を始めました。

 違いは・・作る側としては、どこからでも簡単に新しい情報を書き入れられることが大きなメリットです。以前はHPをアップしている医院のパソコンからでしか情報発信ができませんでしたが、今では自宅からでもできますし、外出先や出張先からでもインターネットにつながる環境さえあればOKです(パソコンだけではなく、スマートフォンと呼ばれる携帯端末からでも可能です)。

 閲覧する側からは、ブログであればそこにコメントを書き込んだり、自分のブログに引用することも簡単にできます。次々に関係をつないでいく・・ネットをはっていくという意味では、インターネットの本来の意味合いは、このブログにあると言っても過言ではないでしょう。(申し訳ないのですが、この「院長ブログ」にはコメントやトラックバックを受け付けていません。かつて悪意ある書き込みなどがあったからです)

 世界中に増え続けるブログ・・その中で最も多いのが、日本語によるものなのだそうです。昨日のニュースがそう伝えていました。(ブログは世界に約7000万あり、使用言語別では日本語が約37%と、2位の英語約36%、3位の中国語約8%を抑えてトップなのだそうです)

 ブログの種類はいくつかのものに分けられるのだそうです。日々の出来事を日記風に書くことでストレス解消に役立てる「自己表現型」(30.9%)、自分の関心のあるテーマで知り合いを求める「コミュニティー形成型」(25.7%)、自分の趣味について情報を整理・公開する「アーカイブ型」(25.0%)。

 さて私が書いている「院長ブログ」はどのタイプになるのでしょう。自己表現の場でもあり、関心事を伝えるという意味ではコミュニティー形成を目ざしてもいますし、自分の趣味をお話しているアーカイブの部分もあります。結論的には、そんな類型化は意味がない、ということなのでしょう。自分の言いたいことを言い、考えていることをお話ししている・・一言でいうとしたら「自己満足型」ということになるのかも。(それとも「自己陶酔」型??)

 先のニュースには気になることも書いてありました。日本のブログの何割かはスパム(迷惑)系なのだそうです。販売、アダルト、出会い・・日本の定番なのかもしれません。日本人がブログ大好きだといっても、その内容はとても世界に胸をはってお話できるようなものではないようです。困ったことです。

 もちろんこの「院長ブログ」は、出会い系でもありませんし、何かを売ろうとしている営業目的でもありません。内容についてはもしかしたら独りよがりなところもあるかもしれませんが、どこかに落とし穴があるというようなたぐいのものでもありません。安心してお付き合いしていただいて良いと思うのですが、いかがでしょう。

投稿者 tsukada : 23:19

2008年07月02日

上越タイムスより

2008070201
(本日の「上越タイムス」に掲載された記事です)

PDFファイル

投稿者 tsukada : 10:08

2008年07月01日

今日から7月

 7月になりました。今年後半のスタートです。

 7月は旧暦で「文月」。七夕(たなばた)の短冊を歌を書いているのが、言葉の起源なのだそうです。いやそうではなく、稲穂がふくらむ様子が見られる月ことから「穂見月(ほみづき)」から来ているのという説もあるのだとか。

 個人的には「文」の持つ意味がついていたほうが、「文月」らしくていいな、と思います。言葉のいわれが、本当のところが分からないものって、けっこうあるようですね。

 今日は良いお天気。梅雨の中日でした。それほど暑くはなく、湿度もほどほどの高さ。夏場にこんなお天気が続いてくれれば、さぞ過ごしよいことなのでしょうが。まだまだ日本の夏はこんなものじゃないのでしょう。覚悟しておかなくては。

 毎月発行している「こども通信」の7月号ができました。HP内にもアップしていますので、お読みいただければ幸いです。

 今月は「ゲーム脳」のことも取り上げています。子どもたちの「能力(脳力)」が豊かに育つためにはどうしてあげればいいか、ぜひ考えてみてください。

投稿者 tsukada : 23:59