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2008年07月17日

体験学習

 今週も市内の中学生が、体験学習に来ています。主にはわたぼうし病児保育室で小さな子どもたちの世話を保育士といっしょにしてもらっています。

 昔のような大家族が少なくなり、兄弟姉妹のいない子どもたちが多くなりました。いても少数。家庭の中で幼い弟や妹の面倒をみることも、ほとんど経験がないでしょう。

 学校や地域での友達つきあいも同じように稀薄になっているようです。ましてや異なる学年・年齢の子どもたちがいっしょになって遊んだりすることも、大人が意識的に取り組まない限り、まずないといっていいかもしれません。

 そんな意味では中学生に、乳幼児といっしょにいる時間を作ってあげるだけでも、とても意味のあることでしょう。小さな子どもたちにどう接していいか分からない中学生も、時間がたつとしだいにうち解けてきて、仲良く遊べるようになってくるものです。

 中学生にとっては「命の大切さ」を身をもって体験する機会になっているかもしれません。小さな子どもたちが、病気で具合が悪くてもいっしょうけんめいに検査や治療を受けたり、薬を飲んだりして早く治そうとしている・・そんな様子を実際に見ることで、自分たちもこういった中で親に大切にされ、保育者や地域の中で命をはぐくみ、大きくなってきたという実感をもってくれているのではないかな、などとも思っています。

 今日はそんな中学生に医療の勉強も少ししてもらいました。AED(自動体外式除細動器)の使い方を職員から教えました。

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 最後はお互いが“患者役”になって、AEDを使うまでの流れも勉強しました。

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 単に器械の使い方だけではなく、もし具合の悪い方に出会ったらいったいどうすればいいのか、といった心構えも学んでもらえたのではないかと思います。

投稿者 tsukada : 2008年07月17日 18:49