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2008年08月04日

この木、凶暴につき

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 当院の西側に植えてあるエンジュという木です。街路樹として植えられることが多いよう。医院を建設した当時、建物の周りが殺風景だったので、緑がほしいなと思い、植えた木です。

 最初は人の背丈の2倍ほどだったと思います。十数年、いや20年近くたってずいぶんと大きく育ちました。そして少々困ったことが・・。

 毛虫がつくようになったのです。それも毒のあるのが。見つけては消毒をしているのですが、毎年同じことのくりかえし。

 それに大きくなりすぎて、お隣の家や道路にせり出すようになりました。業者さんにお願いして、枝の剪定もしているのですが、それが間に合わないくらいに成長を続けています。

 これだけ大きいと風よけと日よけになりそうなのですが・・それも違うのです。落葉樹なので、冬には葉を落としています。落ちてくる葉の量も多いので、外の掃除も大変。

 夏は駐車場の一画を直射日光を遮ってくれるので、これだけは「利点」かもと思うのですが、実はそうではないことが判明しました。日曜日などに私もこの木の下に駐車したことがあるのですが、樹液がポタポタと自動車のボディーを汚します。ネバネバしていて簡単にはおちませんでした。

 ということで、最近はいいところがなくなってしまったエンジュです。残念ながらそろそろ結論を出さなくてはいけない時が近づいているようです。

 せっかく茂っている木を切り、緑を少なくすることは今のご時世からあまり歓迎はされないでしょう。ですが、事情を察していただければと思います。

 もしこの木を切ってもそのあとのことはちゃんと考えてあります。立派な薪になり、我が家のストーブで最後の時間を燃え尽きてもらおうと。緑豊かなで穏やかな人生?を終え、最後は人の心と体を暖かくして、人生?の最後を全うするのです。

 ちなみに、この木を燃やして出る二酸化炭素は、木が成長する中で大気から吸収した二酸化炭素なので、プラスマイナスゼロ。地球温暖化には悪影響を及ぼさないということになっています。

投稿者 tsukada : 2008年08月04日 20:05