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2008年09月05日
辞任会見を見て(2)
福田首相の辞任会見はその内容もとくに注目すべきものはありませんでした。生涯の大舞台になるわけですから、それなりのものを作り、伝えてくれればいいのに。日本の政治家は、自分のメッセージを伝えるのがヘタですね。
前半で民主党に対して苦言を呈していたのはどうなんでしょうか。衆議院で絶対多数の議員を持っている自民党と公明党は、参議院では少数政党。与党の意志通りに事が運ばないことは、就任の時からすでに分かっていたこと。
しいていえば、民主党代表の小沢氏との間で「大連立」するという“密約”があったにもかかわらず、ホゴにされたという恨みがあったのかもしれません。そうであれば、そのことをハッキリと言えばいいのに。
自身の力不足から首相の座を降りることになったにもかかわらず、謝罪の言葉もなし。さらに他人に責任を押しつける・・。聞いていて不快な気持ちになりました。
きっとプライドが高いのでしょうね。だから“負け”や“失敗”を認めたくない。トラブルの原因は自分にはなく、他にあるのだと言い訳する。
残念ながらもともとトップリーダーになる資質はなかったのでしょう。
投稿者 tsukada : 2008年09月05日 23:59