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2008年09月09日
辞任会見を見て(4)
1週間前の会見はライブで全て見ました。辞任のタイミングにはビックリしましたが、辞任することそのものは「規定の方針」。特別なことではありませんでした。内容は民主党に対する恨みのような言葉を並べていて、聞き苦しいとは、前回の「院長ブログ」でのお話したとおりです。
ただ一つだけ、あれ!?っと思うことがありました。一番最後の記者の質問に関連しての福田首相の態度です。記者は「この会見もひとごとのようですね」と皮肉たっぷり。
それに対して首相は「私は自分を客観的に見れる。あなたとは違うんです」と反論(?)。いつもの冷戦沈着な福田氏とは違って、やや早口に、気色ばっていたように感じられました。きっとカチンときたんでしょうね。
そんな場面を見ている私が「こわー」って思ったほど。もちろん一番怖いと思ったのは、当の記者でしょうね。
でも、一方では「福田さんもこんな状況では感情を出すんだ。意外だな」って気持ちにも。そしてなぜかそんな福田さんに親しみのを覚えたものです・・ほんの少しですが。
あんまり貯め込んじゃいけないですよ。自分の気持ちを正直に話すことで、自分らしさを保つことができるもの」。首相としてのほとんど最後の仕事が、国民に精神衛生の大切さを説いたのだとしたら、それは後生に語り継がれることになることでしょう。
というのは冗談です。記者会見のあと、この質問をした記者の方がどうなったかな、って実は心配しています。会社からは「よく言った!」とほめられたか、それとも「バカな質問をしたもんだ」と言われたか。周りの反応はどうだったか。
ネットでもこの話題で大盛り上がりだったということですので、いろんな声が彼のまわりに渦巻いたことでしょう。そんな中で、心のバランスを乱さなかったかな。そんな心配をしています。
どなたか、この記者をご存じの方がおられましたら、励ましてあげてくださいね。
投稿者 tsukada : 2008年09月09日 01:24