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2008年11月30日
クリスマスの飾りを
11月は今日で終わり。新潟では冷たい雨が降り、あいにくの週末でした。
そろそろ医院の中をクリスマスで飾ろうと思い、いつものようにディズニー・ショップへ行ってきました。新しいフィギアなど、いろいろと買ってきてしまいました。
中でも気に入ったのがこれです。
サンタさんがお手紙をミッキーに読んでいるようです。ミッキーからの感謝の手紙かもしれません。二人(?)のほのぼのとした関係がよく伝わってきます。
木彫り風に作られているので、温かさがいっそうです。なかなか素敵でしょ。
これ以外にもビッグフィギアなど、数点買ってきました。ますます当院は“ディズニー館(やかた)”になっています。
来院された際には、どうぞお楽しみ下さい。(この「院長ブログ」でもこれから紹介していきますね)
投稿者 tsukada : 16:28
2008年11月28日
ハンコからの解放
これまで診察机の上には、大量のハンコが置かれていました。
カルテに記載する上で必要なハンコが主。病名、薬剤名などの他、よく使う検査のハンコもあります。
それが今では・・
激減です。氏名や住所など、書類作りに使うハンコが主になり、診療で使うものは皆無といっていいほど。
これほど“激変”は電子カルテに変わったためにおきました。キーボードとマウスが、これまでのハンコの代わりです。
電子カルテの中に病名、薬品名など、診療の上で必要なあらゆる情報があらかじめ収載されています。その中で使用頻度の高いものをより分けておくことで、これまでのハンコと同じような感覚で使うことができます。
電子カルテの使い勝手も、操作の仕方などを少しずつ工夫しながら、しだいに良くなってきました。でも、これまでのハンコがいらなくなるという“目に見える”効果がでると、嬉しくなるものですね。
おかげで診察机の上はきれいに整理できるようになりました。患者さんにとっても、“美しい診察室”に少し近づけたかと思います。
ハンコをほとんど使わなくなったことで、ほかにも良いことが生まれました。私の手が、インクで汚れなくなったのです。
これまでは診療の途中から、どうしても指にインクがついてしまいました。藍色のスタンプ台を使っていますので(黒は重いし、暗いので好きになれません)、指が次第に青くなっていきます。
途中で何度も洗ったり、アルコール付きのガーゼで拭いたりするのですが、それでも完全にはとれません。その手であちこち触るので、白衣代わりに着ているTシャツやトレーナーはうっすら青くなってしまいます。
ときどきハンコを落とすことがあります。ホワイト・ジーンズの上に落とすと大変。白いジーンズにしっかりと青いスジがついたり、時にはハンコの文字が読めるほどスタンプがついたりしました。
電子カルテになり、ハンコをほとんど使わなくなってからは、診療が終わっても指がきれい!! これまでの青くて汚らしい手指とは全く違います。
こんなところにも、思わぬ効果が現れていますよ。
投稿者 tsukada : 18:55
2008年11月27日
院内掲示より
投稿者 tsukada : 20:00
2008年11月26日
院外活動終了
大きな仕事がようやく終わり。院外での講演・講義が続いていましたが、一段落です。
今日は市内の小学校で講話。6年生の児童と、親御さんや教員の方々に生活一般のこと、とくにゲームやテレビとのの付き合い方について1時間ほどお話をしてきました。
子どもたちに話をするのは難しいですね。今日のタイトルは「寝る子は育つ!」なのですが、この1時間でしかり育った子どもさんもいたりして(^^;)
「ゲームはお祭り」「楽しいけれど、そればかりではいけないよね」「時間や曜日を決めるなどして、上手に付き合って」などとお話をしました。
親御さんいは、子どもたちをたくさんほめてあげてほしいとお願いしました。子どもたちの「自己肯定感」を高めることがとても大切なのだと。
最後は私の作詞した「またあした元気になれるから」をギターの弾き語りで歌ってきました。世界でたった一人しか歌えない歌・・いや、今では私しか知らない歌・・化石のような歌・・。私の講演ではすっかり恒例になってしまったようです。
きっとヘンな小児科医がいるものだと思ったことでしょう。まあそれもよし。いろんな生き方、表現の仕方があることを分かってもらえれば、そいれだけで今日の講話は価値があったということでしょう。
一応無事終わったことをご報告まで。
投稿者 tsukada : 18:56
2008年11月24日
夜間・休日の診療
振替休日の今日も、私は働いていました。上越市の夜間休日診療所での勤務です。
昨日が「勤労感謝の日」だったというのは、今カレンダーを見て知りました。そんな日に、ご苦労さまでした(自分に言うってヘンですが、「自己肯定感」を高めるためにはいいことなんですよ)。
夜間休日診療所の仕事は医師会の医者が持ち回りで引き受けています。休日など、診療所や病院の外来がない時間帯や日をカバーしています。
私にはレギュラーのポジションがあります。毎月第一月曜の夜間勤務です。今月の第一月曜というと「文化の日」でした。祝日は別なローテーションがあるので、私の役目はなし。
月に1回は必ずある夜間休日診療所の勤務が、今月はないぞ!・・そう思ったのは早とちりでした。「勤労感謝の日」の振替休日に、そのローテーションがしっかりと回ってきました。
私にとっては休日になっていませんが、世のため、人のためにになってるのですから、それはそれでけっこうです。
でも・・そんな私たちに向かって「常識がない医者が多い」って言ったのは誰? 一国の最高指導者の発言にしては、あまりに無責任ですよ。
その前にも「患者の“たらい回し”は医者のモラルの問題」だとおっしゃってくれた大臣がいました。彼は総務省・・つまり地方行政を指導・監督する立場の方。例えば救急隊の仕事を担当しています。
そんな為政者の言葉を、まともに相手にする必要はないのは分かっています。「モラルがなく」「常識がない」のは政治家の方がよっぽどなのですから。
でも、やっぱり傷つきますね。みんなが休んでいる日に働いているから、よけいにそう思うのかもしれません。
明日は連休明け。混雑しそうな予感。グタグタいわずに、がんばりましょう!! 政治家のために医療をやっているわけではないのですから。
投稿者 tsukada : 21:54
“ハッピー・マンデー”再考を
今日は月曜ですが、昨日の日曜が祝日だったため、振替休日。ということで、昨日からの連休でした(土曜休みの方にとっては3連休)。
最近は月曜日が休みになることが多いですね。世間では“ハッピー・マンデー”と呼ばれているそうですが、そう思わない人たちも少なくないって、そろそろ行政や政治の中にいる人たちは分かってほしいものです。
職業柄、医療の中のことは気になります。病院の外来診療は曜日ごとに担当医が決まっている場合が多く、月曜の担当医は患者さんをコンスタントに診ることができずに困っています。
慢性疾患の患者さんは2週ごととか4週ごとに受診することが多いわけですが、休診日があると患者さんの容態が心配にもなります。2週後の受診を1週後とか3週後とかにかえて対応しているようですが、そうすると週によって患者数に偏りがでてきてしまいます。
ほかの曜日に変更したとしても同じこと。自分が担当する曜日にすれば、そこがまた混みあうし、ほかの医師にお願いするとしたら、患者さんとその医師に迷惑をかけることにもなりかねません。
そして、連休あけの火曜がまた問題です。小児科のように急性疾患が多い診療科では、連休中に具合が悪くなった患者さんでいつもの休み明けよりも混雑します。私たちも対応が大変ですが、何よりも患者さんにとって困った事態です。
“ハッピー・マンデー”が導入されたきっかけは、連休を作ることでより多くの人たちが旅行に出かけたりして、消費が増えるだろうということでしたよね。休みをとるのがヘタな日本人にとって、「上からのお仕着せの連休」がないとなかなか休めないだろうと。
制度が導入されてそうとう期間がたちました。もくろみ通りに消費は増えたのでしょうか。あるいは・・こういったことで消費が増えることが本当に良いことなのでしょうか。
そろそろ検証して、このまま“ハッピー・マンデー”を続けていいのかどうか、見直してはいかがでしょう。
今日は祝日の振替休日ですので、“ハッピー・マンデー”ではないのですが、今月は月曜休みが2回もあり、話題にした次第です。
投稿者 tsukada : 21:33
講演続き
今月は講義や講演など、人様の前でお話しする機会が続いています。看護大学で3週連続の講義は、90分授業が5回=450分(7時間半)ととても長時間。普段の仕事からは子どもたちの診療ですので、畑違いの教員職はいろいろと気を使います。
臨床小児科学の中のいくつかの分野を受け持ったのですが、間違ったことを教えてはいけませんので、けっこう時間をかけて下準備をしました。もしかして一番勉強になったのは、講義を聴いた学生さんたちではなく、私のほうだったりして。
将来の看護師さんたちのために、多少はお役にたてたでしょうか。小児医学に関心をもつきっかけになってくれれば幸いです。
昨日は子育てについても講演をしてきました。同じように多くの方の前で話すわけですが、こちらのほうが気持ちの負担が少なかったかもしれません。内容が子どもの病気やけがの対処など、いつも診療している内容の延長だったからです。
「子育て支援」についてのお話は、両方の講義・講演の中でもさせていただきました。私たちが取り組んでいる「病児保育」の内容、その理念もお伝えすることができました。
今日本で子育てに自信が持てず、楽しいと感じることができないお母さん方が少なくありません。日本の少子化が先進国の中でトップレベルだということと関連があるのではないでしょうか。
なぜ母親が子育てに中でストレスを感じているのか。なぜ日本の女性がいきづらさを強く感じているのか。そんなことも触れてお話しすることができました。
今月中にもう1回講演があります。ある小学校で、6年の児童と、全体の保護者に向けての講演会です。生活リズムやゲームとの関わりなどについて話をしてほしいと依頼を受けています。
今週水曜にその講義があります。それがすめば肩の荷を降ろすことができます。もとの“普通の小児科医”にカムバックです。
投稿者 tsukada : 12:41
2008年11月20日
社会的常識
昨日の麻生首相の発言は、私たち医師の間で大きな問題になりそうです。その発言とは・・
全国知事会議で、地方の医師確保策についての見解を問われ、「自分が病院を経営しているから 言うわけじゃないけれど、大変ですよ。はっきり言って社会的常識がかなり欠落している人が多い」「(医師不足が)これだけ激しくなってくれば、責任はお宅ら(医師)の話ではないですかと。しかも 『医者の数を減らせ減らせ、多すぎる』と言ったのはどなたでした、という話を党としても激しく申しあげた記憶があ る」と話したのだそうです(朝日新聞より)。
日本の医療の状況、そして多くの医師が身を置いている現場を本当に知っているのでしょうか。少ない医師数、少ない医療費の中・・ギリギリのところで踏ん張りながら頑張っている医師(とくに勤務医)に対して、言ってしまってもよい言葉なのでしょうか。
もちろん全ての医師が善良であるとはいいません。確かに問題を持っている医師や団体もあるでしょう。でも、日本が今直面している医療問題が医師の責任によるものだとするような発言には、首をかしげざるをえません。
「医師過剰時代がいずれ来るから、医学部定員を減らすべきだ」といったのは、厚生省(当時)の高級官僚でした。「医師が多いと医療費が増え、日本の経済に大きな負担になる」という“医療費亡国論”を信奉したのは大蔵省(当時)でした。
医学部の定員を減らし、医療費を大幅に削減してきたのは、私たち医師ではなく、政治家であり、官僚です。その責任をいったいどう考えているのでしょう。
「社会的常識が欠落している医者が多い」などという話を、日本の政治の最高責任者の口からは聞きたくはないです。そっくり“のしをつけて”お返ししたいと思います。「日本には社会常識の欠落した政治家と役人が多い」と。
でも、もしかしたらこんな反応があるかもしれません・・お前の口からは聞きたくない、と。
言葉は虚しいものだと思えてしまうときもあります。もっと言葉を大切にしてほしいものです。
投稿者 tsukada : 18:30
初雪
投稿者 tsukada : 09:05
2008年11月17日
昨日の朝日新聞
私の名前が真ん中あたりにでてきます。先週、電話で取材を受けていたものです。
私が記事そのものに関わっているわけではありませんが、インフルエンザとその予防接種について分かりやすく書いてあります。どうぞお読みになって下さい。
投稿者 tsukada : 13:57
2008年11月16日
私も講演会します!
明橋大二先生がご講演をされたあとなので気恥ずかしいのですが、私も子育てについての講演会をします。地元の方、どうぞいらっしゃって下さいね。
●こそだてJCANオープン記念講演
●「子どもを“みる”チカラ 〜あわてない親になりたいな〜」
●11月23日(日)午後1:30〜3:30
●上越市市民プラザ(第一会議室)
●参加無料・申込み不要
投稿者 tsukada : 11:51
ベストセラー作家
昨夜は“子育てブック界”の超人気作家=明橋大二(あけはしだいじ)さんと楽しく過ごさせていただきました。
写真は当地(新潟県上越市)で行われた講演会(主催:NPO法人マミーズ・ネットほか)の懇親会の席です。私自身は土曜の午後もインフルエンザ予防接種を行っていて講演会には参加できなかったのですが、ちゃっかり(?)打ち上げには参加させてもらいました。
明橋先生には当院もお世話になっています。3年前、当院が主催している「上越子育てフォーラム」でご講演をしていただいています。
先生は今では「子育てハッピー・アドバイス」シリーズが何冊も出版され、こういった本としては異例の売れ行きを誇っています。当時もだんだん注目されはじめていたのですが、一挙にブレークしたのはテレビ「笑っていいとも」に出演したことがきっかけだったようです。
先生の携帯には、番組でゲットしたタモリさんのストラップがつけてあります。自慢の品のよう。記念写真を撮らせてもらいました。
ところで先生は大阪生まれ。そのためか、おちゃめな一面があります。こんな写真も撮らせてもらいましたよ。
投稿者 tsukada : 11:31
2008年11月15日
衝動買い
医院の周りにお花が咲いていますが、院内でもお花が(*^_^*)
お花の模様にようにきれいな色と形でしょう。実は医療器具。
点滴をさげる台(ガートル)です。最近、通販で見つけて、速攻で買い求めました。とても可愛いので、気に入っています。
以前から使っていた点滴台は、脚の部分もステンレス。清潔そうですが、足にあたると痛そう。新しい点滴台は脚がプラスチックなので、もし足にあたってもそれほどダメージはなさそうです。
気に入った理由がもう一つあります。それは「脚の本数」です。以前のものは“4本足”で、やや不安定。今回見つけた点滴台は“5本足”なので、とても安定しています。
基本的には脚が3本以上あれば垂直に立てておけます。“3本足”はカメラの三脚(そのままの名前がついています)くらいで、イスなどはみな4本以上。最近はイスでも5本足が多くなっていますね。
ということで、見た目だけで買ったわけではなく、実用性、安全性などからも、とっても気に入った医療器具です。小児科外来にとっても似合っているでしょ。
投稿者 tsukada : 15:39
秋晴れは今日まで
今週はずっと良く晴れた日が続きました。秋晴れ・・こんな日を「小春日和(こはるびより)」っていうんですよね。
でも明日からは下り坂。日曜日いっぱいは雨が降らず、何とか持ちこたえてくれるといいのですが、どうなるでしょう。
この秋はやはり気温が高く、あたたかいようです。医院の“小公園”ではサツキが花を咲かせていました。
葉を見ると秋の気配は感じます。“狂い咲き”なのでしょうか。
このところ忙しくしていたので、冬の準備が何もできていません。明日こそしなくては・・と思うのですが、お天気が良いと気が緩んで何もしないでしょうね。
投稿者 tsukada : 15:23
2008年11月14日
少年写真新聞に寄稿
冬に多い感染症から子どもたちを守るために
●冬に多く見られる感染症
冬場は小児科外来はとても混雑します。子どもたちの間でいろいろな感染症が流行するからです。
もっとも多いのはかぜ症候群でしょう。のどや鼻の粘膜についたウイルスが悪さをし、せき、鼻水、のどの痛み、そして発熱などの症状がおきる感染症の総称です。
最強はインフルエンザ。突然の発熱で始まります。寒気(さむけ)、だるさ、関節痛、頭痛といった全身症状をともない、とてもぐったりします。おとなでも身動きできなくなるほどです。乳幼児や高齢者では時に命の危険もあります。インフルエンザが「かぜの王様」と呼ばれているゆえんです。さらにインフルエンザは感染力が強力で、症状がでるまでの潜伏期も1日前後ととても短いとういう特徴があります。クラスで1人のインフルエンザ患者がでると、たちどころにクラス全体に広がってしまいます。インフルエンザの流行は毎年冬に必ずおきます。もし地域や学校などで患者発生の情報があったら、十分に警戒して下さい。
インフルエンザをはじめとしたかぜ症候群のほかにも、冬には急に吐いたり下痢をしたりするウイルス性胃腸炎も多発します。ノロウイルスやロタウイルスなどが原因です。
これらは人から人に感染します。吐いたものや下痢便の中に多量のウイルスがあり、周囲に感染を広げていきます。ときには感染している人から食べ物にウイルスが付着し、その食事を食べて感染することもあります。これは食中毒ですので、学校などで大きな集団発生をおこします。
●感染予防のために
感染症の対策は何よりも予防が一番。インフルエンザはワクチンがありますので、ぜひ年内に予防接種を受けておいて下さい。
日頃からの「手洗い、うがい、マスク」の励行もとても重要です。中でも手洗い習慣をしっかりとつけることが、インフルエンザや胃腸炎の予防に役立ちます。
一般的なことですが、ふだんからの体力作りも大切です。感染症にかかりにくくなりますし、かかっても軽くすむことでしょう。その上で体調を整えておくように心がけて下さい。生活リズムを整え、とくに睡眠時間を十分に。夜更かしは厳禁です。食事のバランス、衣服や室内環境(温度、湿度、換気)の調整などにも注意していて下さい。
そしてもしかかってしまったら・・無理をせず、早めにたっぷり休むことです。症状を重くせず、早く回復するでしょうし、他の人に移さないですみます。かぜ症状のある時はマスクの着用を忘れずに。咳をする際に口をおおったり、人のいない方に顔をそらせるという「咳エチケット」を心がけて下さい。
どうしても冬は感染症が流行しやすいもの。「かからないように」「かかっても軽くすませるように」「広げないように」・・これらが感染症から子どもたちや社会を守る大切な心構えです。
投稿者 tsukada : 16:50
2008年11月13日
インフルエンザ予防接種
このところ、小児科外来はにぎやかにしています。感染症などの一般の患者さんもだんだんと増えてきていますが、それ以上にインフルエンザ予防接種を受ける子どもたちがおおぜい来られているからです。
当院では先月20日より接種を開始し、年内一杯続けます。足かけ3か月・・職員にとってもいつもとは違う業務が入ってくるので大変なのですが、子どもたちをインフルエンザから守るために、ここはがんばりどころ。
当地で発行されている『上越タイムス』という新聞に、当院のインフルエンザ予防接種への取り組みが紹介されました。10月22日付けですので、少々遅れてしまいましたが、どうぞご覧下さい。
投稿者 tsukada : 19:54
2008年11月10日
突然の停電・・その時院内は
先週のある日、当院を突然の停電が襲いました。時間にして数分で終わりましたが、診療中だったため、院内に緊張が走りました。
冬に向かい、雷が多くなる季節なので、確かに例年、今頃停電が時々おきています。しかし今回は午前10時頃。それもしっかりと良いお天気の中でした。
強い雨が降ったり、雷が鳴り出すと「もしかしたら・・」と用心をしているものですが、先週の停電は全くの不意打ち。
私は診察の途中でしたし、待合室には患者さんが大勢おられました。点滴している子どもたちも何人か。停電しても真っ暗にならなかったので、患者さんも職員も冷静に対処できたようです。
停電と同時に所々に設置してある室内灯が点灯。そして数秒後には自家発電機を動かしたので、明かりの点では全く問題ありません。
先週と言えば電子カルテが本格稼働したばかり。紙カルテと違って、コンピューターがダウンしてしまったら全く診療はできません。しかし、電子カルテも健在!
大型の無停電電源装置につながっているので、瞬停対策はばっちり。数分以内の停電は、おそらく大丈夫でしょう。今回もこの電源装置のバッテリーが消耗しきる前に電気は回復しました。
もし停電が長びいたら・・電子カルテ用に新たに設置した発電機を動かし、電力供給を切り替える予定でした。その準備をしている途中で、それ以上は必要なくなった、というわけです。新しい自家発電機は、デビューの機会を逃した・・ということでしょうか(^^)/
職員も必要な対応をそれぞれがしていたようですし、患者さんも冷静に対応していただいたので、数分後には何事もなかったように診療を再開することができました。
一瞬たりとも途絶えてはならない電気を必要とする電子カルテのシステムにとって、停電は命を絶たれるようなもの。そんな事態が生じても、基本的な診療を続けられることを、実際に感じることができました。何というタイミングなのでしょう。良い「防災訓練」になりました。
「ノンストップ診療所」「災害に強い医院」を自認していますが、果たしてもそれをウソではないことを認証していただいたようです。
ちなみに・・停電の原因は、同じ町内の大口利用所のトラブルだったそうです。高電圧を引き入れて施設内で変圧しているのですが、そのトランスが故障したんだとか。電力会社が地域の送電を停止し、この施設を切り離したあと、全体への送電を再開しました。
もしかして医院の中でのトラブルかと心配したのですが、そうではありませんでした。直前に、雷防止のための設備を加えたばかりでした。それも問題なし。電気工事店の方も、もしかしたら・・と思って肝を冷やしたことでしょう。お疲れさまでした。
投稿者 tsukada : 23:34
2008年11月09日
季節外れ
我が家の裏庭に咲いているアジサイです。今日見つけました。
立冬も過ぎ、もうすぐそこまで冬がやってきているというのに、なぜ?
思うに、9月頃、ずいぶんと暑かったせいなのかも。夏に向かって気温が上昇していると勘違いした花がいたのではないかと。
こんな風景をみると、今年は例年より冬の訪れが遅れているよう。冬になっても、あまり厳しくはないのかも・・。
でも、北海道でもう雪が積もっているニュースを見ると、思い過ごしに終わりそうです。やっぱり冬将軍はすぐそこまでやってきていることでしょう。
冬の準備を急がなくてはいけないと思いながら、何も手を付けていない私です。実際に雪が降り始めてからやっと、重い腰をあげることでしょう。
投稿者 tsukada : 22:31
2008年11月08日
にこにこ広場開催
当院に併設しているわたぼうし病児保育室が、今日おたのしみ会=にこにこ広場を催しました。
今日はこれまでにない多くの子どもたちや親御さんに参加していただきました。保育士のお手製のおもちゃなど、いろんなことで楽しい時間を過ごしてもらいました。
その時に撮らせてもらって写真をご紹介します。
投稿者 tsukada : 19:26
2008年11月05日
看護大学で講義
今日から私は新しい仕事(?)を始めました。県立看護大学で小児科学の講義をするのです。
ここ数年依頼され行ってきたことです。今年は例年より受け持ちが増え、90分授業を5コマ行います。
今日はその初日。「小児の感染症」についてお話をしてきました。
1年ぶりの看護大学・・懐かしい、なんて感じているヒマはありません。久々の講義で、しゃべる方が舞い上がっていましたから。
100枚ほど用意したスライドは6割ほど使っただけで時間切れ。残りは次の時間に持ち越しです。
こんな様子では、もしかして5コマの“制限時間”で話し終わらないかも、と心配になってきました。
来週は2コマ連続です。もう少し“しゃべり”を整理し、スムーズに進められるようにしなくては。ちょっと反省です。
投稿者 tsukada : 23:02
オバマ氏当選
アメリカ合衆国の新大統領にバラク・オバマ氏が決まりました。すでに大きくニュースで報道されていることですが、合衆国始まってから初めての黒人(アフリカ系)。その意義はきっと大きなものがあるでしょう。
アメリカでは今もって人種差別感情が強いのだと聞きます。有色人種、とくに黒人に対してそうです。今回の大統領選挙でも、差別されている黒人などの人達が初めて投票所に向かい、そしてオバマ氏に1票を投じたのだとか。
今アメリカは大きな困難に直面しています。このところの金融不安(恐慌?)や財政赤字の問題は、世界に影響を与えています。「改革」を唱える新大統領が何をしてくれるのか、アメリカ国民だけではなく、世界中の人々が注視していることでしょう。
もう一つ、アメリカがかかわっている戦争がどうなるのか、気になります。「テロとの闘い」を大義名分にしてブッシュ大統領がおこした戦争。その後、実は「大量破壊兵器」はなく、間違った戦争であることが次第にハッキリしてきました。
人権問題という視点、兵士たちの生命や健康という視点などからも、もはやこの戦争を続けるための「大義名分」はどこにもないと思います。
経済という視点からもそうです。この戦争の巨額の国家予算が投入されています。財政赤字を問題とするのであれば、戦費を何とかしなくてはいけないと思うのは当然のことでしょう。
ブッシュ大統領と共和党政権が突入したイラン戦争から、オバマ新大統領と民主党政権が脱出させることができるのか・・そんなことにも、しっかりと見守っていきたいと思います。
投稿者 tsukada : 22:28
2008年11月03日
文化の日
今日は祝日でお休み。私は昨日から続けての連休になりました。
このところ電子カルテ導入にからんでずっと忙しくしていました。だんだんと世間に疎くなってきているようで、今日が何の日なのか、忘れていたほどです。
天候もこのところぐんと悪くなってきました。今朝は曇り空。暖かい身支度をして、近くの公園を散歩してきました。
公園の木々も一挙に紅葉が進んでいるようです。太陽が出ていなかったので、寒々とした風景になっています。
でも、我が家の愛犬は元気! お散歩大好きです。
小一時間ほど散歩して、体がだんだんと温かくなりました。気持ちもリフレッシュです。
でも夜になり、やっぱり冷え込んできました。先日からエアコンの暖房をつけるようになりましたが、今日は薪ストーブもたいてみました。
今シーズン初のストーブです。大好きな薪ストーブをかまうことができるようになったという意味では、個人的にはこの寒さも歓迎しているのですが。世間一般にはひんしゅくものでしょうね。
HP内に「こども通信」11月号をアップしました。どうぞお読み下さい。
いつもは月の最終日には作っているのですが、今回は忙しさにかまけて送れてしまいました。ご容赦を。
投稿者 tsukada : 22:40
2008年11月01日
電子カルテがスタート
今日から11月。このところすっかり秋めいてきました。東京では木枯らし一号が吹いたとか。もう少ししたら冬になってしまうんですね。
当院では今日から電子カルテを本格稼働させました。これまでの紙カルテをやめ、コンピューターの中で診療の記録をしたり、指示をだしたり、会計をしたりするというものです。
ここ半月ほど、電子カルテの操作を勉強しているので、大きな混乱はありませんでしたが、いつもよりは多少お待たせするお時間が長くなったようです。おわび申し上げます。
これから少しずつ慣れていけば、これまでと同じようにスピーディーに診療ができることでしょう。それまでご容赦いただければ幸いです。
今日は土曜ですが、午後もそのまま残ってインフルエンザ・ワクチンの専門外来を行いました。接種は先週から行っていますが、土曜午後は今日が今シーズン初めて。とても多くの方が接種を希望されるので、こういった対処を考えました。
そのインフルエンザ予防接種の外来は、土曜としては今日が初めて。初日とあって、そこそこに混み合いました。これが来月下旬まで続きます。
明日から連休です。疲れをしっかりととりたいと思います。(残した宿題もたくさんあるので、実際には仕事をしながらになるでしょうが)
なにはともあれ、電子カルテの運用が始まりました。これから当院の診療スタイルは大いに変わっていくことでしょう。ご期待下さい!
投稿者 tsukada : 19:54