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2008年11月24日
講演続き
今月は講義や講演など、人様の前でお話しする機会が続いています。看護大学で3週連続の講義は、90分授業が5回=450分(7時間半)ととても長時間。普段の仕事からは子どもたちの診療ですので、畑違いの教員職はいろいろと気を使います。
臨床小児科学の中のいくつかの分野を受け持ったのですが、間違ったことを教えてはいけませんので、けっこう時間をかけて下準備をしました。もしかして一番勉強になったのは、講義を聴いた学生さんたちではなく、私のほうだったりして。
将来の看護師さんたちのために、多少はお役にたてたでしょうか。小児医学に関心をもつきっかけになってくれれば幸いです。
昨日は子育てについても講演をしてきました。同じように多くの方の前で話すわけですが、こちらのほうが気持ちの負担が少なかったかもしれません。内容が子どもの病気やけがの対処など、いつも診療している内容の延長だったからです。
「子育て支援」についてのお話は、両方の講義・講演の中でもさせていただきました。私たちが取り組んでいる「病児保育」の内容、その理念もお伝えすることができました。
今日本で子育てに自信が持てず、楽しいと感じることができないお母さん方が少なくありません。日本の少子化が先進国の中でトップレベルだということと関連があるのではないでしょうか。
なぜ母親が子育てに中でストレスを感じているのか。なぜ日本の女性がいきづらさを強く感じているのか。そんなことも触れてお話しすることができました。
今月中にもう1回講演があります。ある小学校で、6年の児童と、全体の保護者に向けての講演会です。生活リズムやゲームとの関わりなどについて話をしてほしいと依頼を受けています。
今週水曜にその講義があります。それがすめば肩の荷を降ろすことができます。もとの“普通の小児科医”にカムバックです。
投稿者 tsukada : 2008年11月24日 12:41