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2009年01月23日

感染症情報

 全国的にインフルエンザが流行期に入っています。上越の流行も、1月中旬からいっそう大きくなりました。すでに小学校などで学級閉鎖もでています。当院でも毎日多くのインフルエンザ患者さんを診療しています。

 インフルエンザは最初は子どもたちの間で流行し、それが家庭や地域に拡がっていきます。高齢者はもともと体力がなく、持病を持っていることが多いために、もしインフルエンザにかかると重症化する心配があります。
 インフルエンザは咳やくしゃみをした時にウイルスが飛び散り、周りの人たちに感染させます。マスクをしたり、口や鼻を覆うなどは「咳エチケット」と呼ばれていて、大切な予防方法です。手洗いやうがいもしっかり行ってください。

 ここ数週間はインフルエンザの流行がさらに大きくなる可能性があります。十分に注意していてください。

 感染性胃腸炎の発生も増えてきました。急に吐いたり下痢をする感染症です。脱水になりやすいので、少量の水分をこまめに飲ませてください。

 水ぼうそう(水痘)の発生も続いています。ワクチンがありますので、まだかかっていない方はぜひ受けて下さい(任意接種)。

 溶連菌感染症も見かけます。喉がとても痛くなり、熱もでる細菌性の咽頭炎です。抗生物質による治療が必要です。

 麻疹、風疹、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の発生は当院ではありませんでした。

投稿者 tsukada : 2009年01月23日 14:43