« インフルエンザ流行が拡大 | メイン | 2月に入りました »
2009年01月31日
週刊「感染症情報」
●インフルエンザ
○水ぼうそう
○ウイルス性胃腸炎↓
△溶連菌感染症
△マイコプラズマ
×おたふく
×麻疹
×風疹
--------------
インフルエンザの流行がいっそう拡大しています。県内には「インフルエンザ警報」も出されました。今後数週間は十分な注意が必要です。
インフルエンザにかかると急に高熱がでます。さらに体のだるさ、寒気、関節や筋肉の痛み、頭痛、腹痛など、多彩な全身症状を伴います。ぐったりとして、食欲や元気さもなくなることでしょう。
また伝染力が強いので、園や学校といった子どもたちの集団でたちどころに大きな流行になってしまいます。その後家庭や地域に拡がっていきます。
高齢者では、熱がさほど出ない場合もあります。しかし、だからといって軽症だというわけでもありません。顔色が悪く、呼吸数が異常に早い場合には肺炎をおこしているかもしれません。すぐに診察を受けて下さい。
もしかかってしまったと思ったら、必ずマスクをつけましょう。咳やくしゃみをする時に、周囲に大量のウイルスをばらまいてしまいます。他の人たちにうつさないようにすることも、大切な予防です。
感染性胃腸炎の発生はやや少なめ。急に吐いたり下痢をする感染症です。脱水になりやすいので、少量の水分をこまめに飲ませてください。
水ぼうそう(水痘)の発生も続いています。ワクチンがありますので、まだかかっていない方はぜひ受けて下さい(任意接種)。
溶連菌感染症も少しですが、見かけます。喉がとても痛くなり、熱もでる細菌性の咽頭炎です。抗生物質による治療が必要です。
麻疹、風疹、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の発生は当院ではありませんでした。
投稿者 tsukada : 2009年01月31日 13:47