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2009年02月17日
辞任
中川蔵相が辞任することになりました。先日の国際会議後の記者会見でみせた醜態がその原因です。
当然だという受け止め方が大半でしょう。飲酒のためか、薬の副作用なのかは定かではありませんが、いずれにせよ、彼が日本の政治をつかさどるには値しないことをしっかり証明してくれました。
それでもまだ「予算案が衆議院を通過してから辞任する」と言っているのは、何ともみっともない。悪あがきはもうやめましょう。
今日は病院を受診したそうです。医師からは「疲労がたまっている」「抗ヒスタミン薬の副作用」という診断(?)を引き出したとか。
今の彼を診察すればそういう結論になるでしょう。でも問題は、当日のこと。その場で飲酒していたのか、何の薬をどれくらい飲んだかは、時間が経過すれば分かりません。
今日となっては呼気にアルコールがでるわけでもなく(そのあとも飲酒していれば別ですが・・まさか、昨夜も飲酒していたなどということはないでしょう)、血液検査でも「痕跡」すらでないでしょう。
酒や薬についてはすべて自己申告。主治医はそんな一方的な情報しかないわけですから、そこで下される「診断」は客観性がなく、医学的に正しいとはとてもいえないものです。
「疲労がたまっている」というのも医学的に説明するのは難しいです。疲れている・・それは表情をみればある程度分かります。でも、ハッキリさせる検査はありません(私が知らないだけ?)。客観的に評価できないのですから、これも自己申告にならざるをえません。
その疲労がいつからたまっているのかも分かりません。彼の態度が国民からこれだけ厳しく追求されれば、そりゃあ疲れてくるでしょう。今日の彼をみて「疲労がたまっている」と診断できたとしても、それがいつから始まり、どれほどのものかを明示することはできないのです。
彼は辞任を表明した記者会見で、入院するとも語りました。「そんなに具合が悪いのなら仕事ができないのではないか」という記者の質問に対しては、「入院していた方が休むことができ、仕事に集中できる」という旨を語っています。あきれるばかりの自己中心的な発言です。
ときに病院は政治家の避難場所になります。隠れ蓑といったほうがいいかも。そんな自分勝手は政治家に振り回される医療機関や医者は、いい迷惑です。(時にはグルになっている、なんてこともあるようですが)
一番振り回され、迷惑しているのは国民ですよね。即時辞任。あるいは罷免。・・国民に明確に説明できる政治家としての責務は、これしかないと思いますが、いかがでしょう。
投稿者 tsukada : 2009年02月17日 18:15