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2009年03月13日
親らしいこと
外はものすごい強風が吹き荒れています。春の嵐というのでしょうか。日本列島を強烈な低気圧がおそっているようです。
風の音は轟音のよう。テレビの声もときにはかき消されるくらいです。窓からはピューピューと笛のような音をさせながら、室内に風が吹き込んできます。立て付けの悪い家だというのが分かってしまいますね。
南の方から吹いてくるため、気温が下がらないのが幸いでしょうか。でも南風はスギ花粉も運んできます。花粉症の方にとっては、踏んだり蹴ったりの状況になりそうです。
強風で家が揺れるほど。そんな体験は、小さな子どものころにもしていました。とても怖かった覚えがあります。風で家が飛ばされるのではないか、自分もどこかに飛んでいってしまうのではないか。外にある物もみんな飛ばされてしまいそう(実際に飛ばされますが)。
自然現象のいたずらの中で、自分という存在がとても小さくて、不安だったのだと思います。そんなに心配する必要はなかったはずですが、でも安心していられなかったのでしょう。
不安な気持ちをもちながら、お布団に入り、いつの間にか寝入ってしまったこともあります。子どものころの状況を、今でも何となく覚えています。
きっと母や父は、大丈夫だよ、と言ってくれていたに違いありません。その言葉を聞き、自分の不安な気持ちを親に預けて眠ったのでしょう。そんな心配りをうれしく思ったことでしょう。そして、自分の心の真ん中に、不安な時にはちゃんと親が見守ってくれているのだということを、しっかり刻みつけることができたに違いありません。
自分も親になり、子どもたちにそんな思いを抱かせてあげられることができたのかな。正直にいって自信はありません。
ちなみに、今は怖がっているワンちゃんを隣に置いています。一緒にいると落ち着くようです(お互いに?)。多少は親らしい(?)ことができているみたいです。
投稿者 tsukada : 2009年03月13日 23:58