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2009年05月12日
インフルエンザ対策
新型インフルエンザの国内発生も時間の問題かと思います。このまま日本だけがいつまでも流行しない、などということはないでしょう。
今いわれていることは、これからの夏場はいったん影を潜め、秋以降に一挙に流行するのではないか、と。そうなると、従来のインフルエンザの流行と重なることになり、大変な状況になってしまうかもしれません。
幸いなことに、今回の“新型”は弱毒性なので、おそらく通常のインフルエンザ対策をしていけばいいようです(まだ実際に日本で流行していないので、本当のところは分かりませんが)。すでにそうとうの流行があるアメリカ合衆国では、もし新型インフルエンザ患者が発生しても、学校を休ませる必要はない、というように、対策も緩和しています。
現在の段階では日本では新型インフルエンザが出たら、一般の医療機関では対応しないことになっています。保健所や市町村が“振り分け係”となって(電話で相談)、疑いがある方は新型インフルエンザに対応できる設備とスタッフをもった病院が診療します。
しかし、いずれ流行が拡がれば一般の医療機関にも新型インフルエンザの患者さんが来ることは十分に予想されます。そこでまた他の患者さんに感染を拡げてしまう可能性があります。
お互いに気をつけていただくしかありません。当院では以前から玄関に使い捨てマスクを用意し、咳やくしゃみが出ている子はできるだけ着用するよう呼びかけてきました。
今回はあらたに手指消毒用にアルコール消毒薬を設置しました。手洗いをこまめに、丁寧に行うことは、新型インフルエンザの予防だけではない、一般的な感染症予防のために役に立つからです。
大型連休が終わり、季節性インフルエンザの発生がやっと少なくなってきました。終息がやっと見えてきたようです。
でも気を許すことなく、日頃からの対応をきちんとしていこうと思っています。
投稿者 tsukada : 2009年05月12日 15:32