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2009年05月27日
終息?
このところずっとインフルエンザに振り回されてきました。季節性インフルエンザが春になってもずっと流行が続いていましたし、新型インフルエンザも国内のどこで、いつ発生がおきても不思議ではない状況でした。
当院では先週まで季節性インフルエンザの患者さんを確認していましたが、今週はまだ見かけていません。どうやらやっと終息したようです。全国的にも同じ傾向のようですが、いくつかの県ではまだしぶとく発生しているとか。
こんなにダラダラとインフルエンザ患者さんを見続けたのははじめての経験。インフルエンザは冬の感染症だと思っていましたが、その“常識”はもう通用しないのですね。
5月に入って国内での流行が問題になっていた新型インフルエンザも下火に向かっているようです。関西での発生数は少なくなっていますし、関東での発生は散発的に、地域全体の流行にはいたっていません。
終息したとは言えませんが、その脅威からはひとまず逃れることができたような気持ちです。
「新型インフルエンザの流行が拡大中なので注意を」と呼びかけるポスターを医院入り口に掲げていましたが、本日、それを取り外しました。いざというときには保健所や市役所に連絡をしてほしいとするチラシも配布していましたが、それもいったん終わりにしました。
もちろん油断大敵。もう手洗いもうがいをしなくても大丈夫、という意味ではありません。差し迫った危機はなくなったにせよ、日頃からの注意は必要です。
新型インフルエンザはこのまま夏場にはいったん消えるかもしれませんが、秋以降はまた出現することでしょう。寒い冬に向かって、大流行になることも心配です。
もしかしたら、そこに本命が加わるかも・・鳥由来の新型インフルエンザです。これは多臓器をおかす強毒性。豚由来の新型インフルエンザとは比較にならない事態になることでしょう。
そんな意味でもこれからは「長期戦」で臨む必要があります。何がおきているかを把握しながら、クールに対応していくことにしましょう。
投稿者 tsukada : 2009年05月27日 19:33