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2009年07月24日
苦しい〜
新型インフルエンザの発生が拡大していることを受けて、昨日から診療中はマスクを着けています。診療している患者さんの中で、万一新型インフルエンザがいても、私自身が罹患することを防ぐための対応です。
保健所からは職員全員が一日中マスクを着用するように求められました。もしマスクをせずに新型インフルエンザの患者さんを診療したら「濃厚接触者」と見なされるとのこと。マスクの効果がどれくらいあるか不明ですが、そこまで言われれば従わないわけにはいきません。
もちろん医療関係者が患者になったら、来院されたほかの人たちに移してしまう可能性があります。とくに医者が患者になってしまったら、診療がストップ。多くの患者さんに迷惑をかけることになります。そしてそれが新型インフルエンザが大流行している中であれば・・大混乱になってしまうかもしれません。
マスクを着けるようになって2日。まだ始まったばかりですが、実のところ、マスク着用をずっと続けることになるかと思うと、ちょっと気が思いです。息苦しいんです。
私たちが着けているのは「サージカルマスク」と呼ばれるもの。外科医が手術のときに使える程度の基準で作れられています。強毒性のウイルスであれば、さらに上の基準の「N95」というマスクが必要です。そこまでではないけれど、一般に売られているマスクよりは空気の通る穴が小さくなっています。
そのサージカルマスクを診療中はずっと着けています。けっこうきついですね。酸欠状態になるわけでもないし、必要な空気は吸えているはずです。でも意識して呼吸をしている、って感じです。
早くこんな思いをしなくてすむようになるといいなと思います。たった2日でもうネをあげている院長です(-_-)
投稿者 tsukada : 2009年07月24日 23:59