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2009年08月17日
小児科医の出番
夏休みが終わり、今日からまた診療。休み明けということで、通常より多い患者さんにお越しいただきましたが、幸い新型インフルエンザの発生はなかったようです。
時節柄、熱を出している患者さんをみかけると心配になります。インフルエンザの迅速検査もずいぶんとしましたが、今日はみんな「空振り」・・ことインフルエンザに関しては私の勘がはずれたほうがいいですよね。
でも難しいです。季節性インフルエンザが流行している時期では、症状(例えば突然の高熱があり、寒気が強い)と所属(どの園や学校で流行しているかどうかはだいたい分かります)でおおざっぱな診断がつきますが、今の段階では新型インフルエンザがそれほどには流行していません。なかなか推測がつきにくい。
患者発生のあった園などの情報がその都度、保健所などから届きます。でも、その園などに在籍しているからといって、ただちにインフルエンザの診断をつけられるわけでもありません。やはり迅速検査をしてみないと・・。
しかし、本当にインフルエンザだとしても、発症からさほど時間がたっていないと迅速検査では見逃すこともあります。症状から心配だと思える患者さんには、翌日くらいにまた来ていただき、必要に応じて再検査してみることにも。
そんなこんなで、なかなか診療がスムーズに行かないことがあります。季節性にしろ新型にしろ、インフルエンザの発生、そして流行はいやなものですね。
しかしそんな時だからこそ、小児科医の出番!・・そう思って、明日からもまた診療にのぞもうと思っています。
投稿者 tsukada : 2009年08月17日 23:59