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2009年10月31日
今週の感染症情報
●インフルエンザ↑
○手足口病↓
○マイコプラズマ
△ウイルス性胃腸炎
△水ぼうそう
△ヘルパンギーナ
△おたふく
△溶連菌感染症
×麻疹
×風疹
--------------
新型インフルエンザがいよいよ流行し始めました。市内のいくつかの小学校で学級閉鎖がおきています。
全国的にも「注意報」レベルですし、都市部を中心にすでに大流行になっているところもあります。十分に注意をしていて下さい。
周囲に流行があり、急激に高熱になるなど、インフルエンザらしいと思ったら早めに受診を。大流行になると、簡易検査はせずに、インフルエンザとして治療することになるでしょう。
新型インフルエンザ用のワクチンは、やっと供給が始まりました。11月には喘息などの基礎疾患のある子や妊婦さんに対して。1歳以上の幼児などには、新潟県では12月後半からになっています。しばらくお待ちになって下さい。
投稿者 tsukada : 14:20
2009年10月30日
東京都の英断
新型インフルエンザ予防接種が先週から始まっています。最初は医療従事者から。11月には妊婦や基礎疾患を持っている方に(その中でも子どもたちは最優先)。普通の子どもたちはやっと12月からになります。
接種の進め方は、国民をいくつかのグループ分けし、その中で優先順位を決めて、ワクチンの生産にあわせて順次行っていきます。おおまかには国(厚生労働省)が「標準的スケジュール」を決め、都道府県がワクチンの供給や地域の事情を加味して「具体的なスケジュール」を決めることになっています。
(この表は新潟県のスケジュール)
すでに報道されているように、今のスケジュールではあまりに遅くて、実際に流行に間に合わなくなるかもしれません。すでに日本全体が「注意報」レベルですし、都市部を中心に「警報レベル」になっているところも多いです。
すべての国民に対して、ただちに予防接種ができるようになれば一番いいわけですが、それは確かに無理でしょう。そんなにワクチンはありませんし、医療機関の体制も整えられません。でも、子どもたちに対しては最優先で、今すぐに接種を行いたい・・そう思います。
子どもたちが重症化しやすいという意味もあります。すでにここ数か月の流行の中で、脳症になった子どもたちは50名になったという報告があります。毎日にように、重症になったり、不幸な転帰をとる子どもたちのことが報道されています。
そして何よりも、子どもだから社会の中で最優先に対応されなければならないという「絶対的命題」があります。大人よりも子どもたち。高齢者よりも子どもたち・・社会全体で、子どもたちを守っていこうという気持ちはきっとあると思います。
1歳以上の幼児などに対する予防接種は、当初、国は12月後半からと設定していました。医療従事者への接種が2回から1回に変更されたことでワクチンに余裕が生まれたため、途中で「12月前半から」と変更しています。
しかし、実際のスケジュールを作る都道府県がきちんと対応しているとはいいがたい状態です。私のいる新潟県は、国が前倒ししたあとでも、「12月後半から」というスケジュールを変更していません。ワクチン供給が遅れているというのがその理由のようです。国が悪いからだといいたいのでしょう。
でも、そうではない自治体がありました。昨日のニュースで知ったのですが、東京都は幼児に対して「11月後半から」接種を行うという方針を打ち出しました。前倒しです。ワクチン供給の見通しがたったから、そして何よりも重症になる子どもたちが少なくなく、それを防ぎたいということだそうです。
片や国の方針よりも遅く行い、片や早く始める・・その差は1か月にもなります。これは大きな違いです。
ワクチンの供給は、国がその地域の人口に応じて行っています。東京都が約9%、新潟県は約2%。けっして東京都に極端に多く配られているわけではありません。都が、国とは関係なく、どこかからワクチンを買ってきているわけでもないでしょう。東京以外に発送するのに、何日も、何週間もよけいにかかるなどということもないでしょう、江戸時代ではないのですから。
予防接種は時間勝負です。流行が目の前に迫ってきている(もはやそのまっただ中の地域もありますが)時に、少しでも早く予防接種をすませておくのは、十分条件ではないにしても、必要条件でしょう・・それもそうとう大きな。
けっきょく何が違うのか・・そこに行政が、子どもたちを本気で守っていこうという思いがどれだけあるのか、それが問われるのではないでしょうか。厳しいことを言うようですが、そこに本質的な違いがあると思われてなりません。
東京都は英断しました。他の自治体も、ぜひ東京都にならって、思い切った意思決定をして下さい。すくなくとも、国のスケジュールよりも遅くてかまわない、などと後ろ向きの態度はとらないで下さい。よろしく!!
投稿者 tsukada : 18:44
2009年10月28日
ロング講義
看護大学での講義1日目が終わりました。無事・・。
正味4時間半というロング講義になりましたが、学生さんたちも最後までよく集中して聞いていただいたようです。
始まったのが午後2時。そとは明るく、ポカポカ。プロジェクターを使うので部屋を薄暗くするので、それだけで眠気をさそいます。きっと眠気を戦いながら授業を受けておられたことでしょう。
終わったのは7時前。そとはすでに暗く、気温も下がってきていました。途中で帰る学生さんもおらず、最後までお付き合いいただきました。お疲れさまでした。
終わってみるといろいろなことが頭の中をグルグルまわっています。あの部分をもっと詳しく話せば良かった、もっと簡潔にすれば良かった、別の資料の方が分かりやすかったかも・・。反省しきりなのは講義終了後のいつものこと。
それらをまた次の講義(11月11日に残りの2コマ)で挽回しましょう。
でもこれだけ長時間の講義は初めて経験。それを何とかこなせたので、今日はとりあえず、自分にもご苦労さま、と言っておきたいと思います。
投稿者 tsukada : 23:59
2009年10月26日
寒くなりました
急に寒いと感じるようになりました。今日は台風の影響からか、雨模様だったのでよけいです。
診察室に電気ストーブを用意しました。半年ぶりになります。エアコンもこれまでは「冷房」でしたが、今シーズン初めて「暖房」で運転しました。
10月下旬なのですから寒くなるのは普通のこと。むしろ今年の秋は例年より暖かかったということなのでしょう。
当地でもインフルエンザの流行が迫ってきています。市内の3つの小学校で学級閉鎖がおきています。まだ小規模の流行ですが、今後急に大きな流行になってくるかも。
風邪や扁桃炎のなどで熱をだしている子どもたちも増えています。ここに新型インフルエンザの流行が加わったら大変なことになるでしょう。そろそろ覚悟(?)を決めなくては。
それにしてもワクチンはどうなっているのでしょうか。基礎疾患のある方への接種が11月だというのに、ワクチンが何人分、いつ入荷するか、全く分かりません。さらに1歳以上の子どもたちへは12月ですが、こちらは開始の日にちすら分かりません(厚労省と新潟県の日にちが違ったままです)。
大流行になろうとしているのにワクチン接種が間に合わない・・そんな事態になるのではないかと、心配しています。どうすれば子どもたちを新型インフルエンザから守ることができるのか、きちんと取り組んでほしいものです。
投稿者 tsukada : 23:59
2009年10月25日
秋のサツキ
医院裏に小さな庭があります。芝生がひいてあるだけで、見ていただくような場所ではないのですが。
そこに、秋だというのにサツキが咲いています。
9月からずっと気温の高い日が続いていたからでしょうか。夏が近いと勘違いしたのかもしれません。
今日も外は晴天・・たとえ通りの「五月晴れ」です。気持ちがいいですね。
投稿者 tsukada : 09:36
2009年10月24日
ただいま勉強中
今年も看護大学での臨床小児科講義が予定されています。来週の水曜と、その2週間後の2回。あと数日に迫りました。
昨年は3日間に分けて行っていましたが、今年は同じ内容を2日間でおこないます。新型インフルエンザが大流行してしまったら、なかなか講義の時間がとれないかもとしれないと心配しての変更。こんなところにもパンデミックの影響が現れています。
来週はちょっときついです。90分授業を3コマ。4時間半・・休憩時間を加えるとほぼ5時間という長さ。午後2時から始めて7時ちかくまでかかります。
そんなに私の体力がもつかな、って心配と、看護学生さんたちがそんなに長く付き合ってくれるか、って心配もあります。いったいどうなるかな?
内容は基本的には昨年までのものを使いますが、新型インフルエンザのことなど、新しい話題もあります。昨年話たことでも、もうすっかり忘れてしまったところもあります。
さああと数日・・ちゃんと勉強しなくっちゃ! ということで、少々引きこもりになっている院長です。
投稿者 tsukada : 23:10
今週の感染症情報
●インフルエンザ
○手足口病
○マイコプラズマ
△ウイルス性胃腸炎
△水ぼうそう
△ヘルパンギーナ
△おたふく
×溶連菌感染症
×麻疹
×風疹
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新型インフルエンザと思われる患者さんは今週は4名。上越地域ではまだ少数の発生ですが、県内の他に地域や他県ではすでに「警報レベル」になったところもあります。
今後急に発生数が増大することも予想されます。十分に気を受けていて下さい。
その他では夏かぜの一つである手足口病が多め。水ぼうそう(水痘)やおたふくかぜ(流行性耳下腺炎)はまだ少数。
胃腸炎や溶連菌感染症は冬場に多い感染症で、今後増加してくるでしょう。
※「新型インフルエンザ予防接種」は当院でも接種の日程を決定しました。1歳~小学3年生は12月16日より接種します。予約受付の開始は11月11日です。詳しくは医院までお問い合わせ下さい。
投稿者 tsukada : 14:38
2009年10月23日
この時期にしては忙しいようです
新型インフルエンザ患者が全国で増加中。北海道では「警戒レベル」に達したということですし、東京などの都市部での増加も著しいようです。
でも地域差はずいぶんあります。新潟県全体は「注意報レベル」ですが、当地(上越市)ではあまり発生がありません。当院では週に数人という程度。
でも外来はバタバタとしてきました。やはり風邪などが増えてきているからです。喘息患者も少なくないです。季節の変わり目、そして秋が深まり、冬も近いってことを感じます。
もう一つ忙しい理由がインフルエンザ予防接種。現在は季節性インフルエンザのワクチン接種を行っています。例年よりも多くの方が関心をもってもらえたようです。ワクチンの生産量が少ないこともあり、現場は混乱しています。すでに受付を終了していますこんなことはかつてなかったこと)。ご要望におこたえできなかった皆さんにはお詫び申し上げます。
次は新型インフルエンザ予防接種が控えています。医療従事者に対する接種はすでに始まっていますが、基礎疾患のある方などには11月中から。1歳以上の子どもたちには12月後半から接種が始まる予定です。
実際にいつ、どれくらいワクチンが納められるか、具体的な情報もなく、行政が保証してくれるわけでもないので、どのように予防接種を行えばいいのか、困っています。でもきっと季節性インフルエンザ予防接種を上回る方々から接種の希望をいただくことでしょう。そして、困っているのは私たち以上ではないかと思います。
現在の情報から当院での接種の体制を作りました。一般の子どもたちへは12月16日より開始。接種時間帯の確保のために、通常の診療時間帯を分けて、毎週水曜と土曜の午後をあてることにしました。さらに、12月後半の日曜と祝日も、午前中に特設外来をもうけます。
今後、ワクチンの納品が遅れればこの通り始めることができなくなります。予約をいただいても、ご迷惑をおかけすることになるおそればありますが、でも何も決まっていないのでは、接種を受けたいと思っておられる方々が、よけいに不安になると思います。もしかしたら接種の日程が変更になり、混乱するかもしれませんが、そのときはご容赦下さい。
接種の予約受付は11月11日午後1時より行います。詳しくは医院受付にパンフレットを置きました。このHPにも明日にはアップしますので、参考にしてください。
※今日の書き込みは、この「院長ブログ」にとって1501本目にものになりました。けっこう頑張ってますよね。まだまだ続けようと思いますが・・現役で小児科医をやっている間は、ぜひ続けたいですね。とりあえずは還暦までを目標にしましょう!
投稿者 tsukada : 23:33
2009年10月21日
ゴミ収集
通勤の途中で拾い物をすることがあります。正確には、ゴミとして捨てた物を拾ってくるのですが。今朝もこんな物をいただいてきました・・
燃やすゴミとして、地域のゴミステーションに出されていました。このままではゴミ回収車に乗せられ、焼却場に行く運命。それを思うと可哀想で(>_<)
ということではなく、単純にもったいないから。ほとんどこのまま我が家の薪ストーブに使えます。ほっといて乾燥させるだけ。
もうすぐ冬になろうとしています。ゴミ?で暖かくなるなんて、エコですよね。
ということで、ゴミ収集をしながらの出勤している院長でした(^_-)
投稿者 tsukada : 09:33
2009年10月19日
新型インフルエンザ予防接種
本日、当院においても新型インフルエンザ予防接種を始めました。といってもまずは私たち医療間関係者だけですが。
予防接種についての情報が、私たちの現場にも不足しています。先週、当院へのワクチン割り当て数が通知されたあとも、実際にワクチンがどの問屋と通して、いつ届くのか分からず、やきもきしていました。
今朝になって保健所と、担当する問屋から連絡があり、昼過ぎに新型インフルエンザワクチンが到着。そしてさっそく、一部の職員に対してですが、接種を行いました。もちろん私も含まれています。
国の接種スケジュールで最優先とされたのが医療関係者です。新型インフルエンザの患者さんと接することが多くなるという意味で「感染を受ける危険性が大」。そして、もし発症すると診療に差し支えるという意味で「社会的に予防する必要性も大」だというのがその理由です。
そして、実はもう一つ大きな理由があります。これはおおっぴらには国は何も言っていないのですが、安全性の確認のためです。この新型インフルエンザワクチンは、これまで存在していなかったもの。少数の方に接種して一応安全らしいということは分かっていますが、多くの人たちに安心して受けてもらうほどの十分なデータがまだないのです。
そこで、健康成人である医療関係者に大規模に行い、データを集積し、安全性を確認しようというのが、隠れた目的になっています。もしも重大な副作用が多発するようなら、一般の方への接種は中止することもありえます。
もっとも、ワクチンの製造方法は従来の季節性インフルエンザワクチンと同等の方法をとっているため、直ちに大きな危険性があるというわけではありません。念のためということなのでしょう。
今日私の体の中に、新型インフルエンザワクチンが入っていきました。これからどんなふうに抗体ができていくのか、楽しみです。その様子が見えないのが残念なくらい。
もちろんワクチンが万能だとも思えません。予防接種を受けていても発症することもあるでしょうし、思いがけず重症になることもあります。やはり基本は日ごろからの細かな注意を怠らないことになりますね。
来月からは「基礎疾患のある方」や「妊婦さん」への接種が始まります。「1歳〜小学3年生」は12月後半から・・順次、対象が拡がっていきます。行政などからもその時々で広報がありますし、当院でも適時ご案内をいたします。
このHPなども利用しますので、ときどき見にきてください。まずは今週中に、12月後半からの日程と、予約のとり方をご案内いたします。
投稿者 tsukada : 22:42
もうすぐ冬?
こんなチラシが送られてきました。
除雪機の広告です。雪国にとっては冬場になくてはならないもの。当院でも数台の除雪機を使っています。
テレビCMでも除雪機の宣伝が始まりました。今は秋ですが・・その次にはちゃんと冬が来るんですね。ある意味で、雪国の風物詩?でしょう。
投稿者 tsukada : 14:15
2009年10月18日
新型インフルエンザ予防接種について
●新潟県より接種スケジュールが発表されましたが、ワクチン納入の日程やその数量についても具体的な連絡がなく、対応に苦慮しています。
●喘息などの基礎疾患のある方へは11月に行われます。現在リストを作成中で、それにもとずいてワクチンを請求します。
●1歳〜小学3年生は12月14日から接種予定。ゼロ歳児の両親、小学4年生〜中学生・高校生、高齢者は1月8日以降です。
●当院でも多くの方に接種していただけるよう、季節性インフルエンザ予防接種以上の体制をつくって対応する方針です。具体的な日程や予約方法などは近日中に決定し、お知らせいたします。しばらくお待ち下さい。
投稿者 tsukada : 10:52
2009年10月17日
あの素晴らしい愛をもう一度
びっくりし、悲しさがこみあげてきたニュースでした・・加藤和彦さん死去。それも自殺とのこと。何があったのでしょう。どうしたのでしょうか。
私くらいの歳になると、加藤和彦さんはなじみがある方だと思います。音楽家。デビュー作は「帰ってきたヨッパライ」という面白い曲。1967年作ということなので、私は10歳。まだ小学生でしたが、私が初めて買ったレコードだったような記憶があります。
ドーナッツ版と呼んでいたレコード・・今のシングルCDのようなもの。この「帰ってきたヨッパライ」には、別な思い出があります。ものすごい人気で、きょうだいで相談して買ってきたのですが・・その直前に母親から買い物を頼まれたとき、面倒がって断っていました。それなのにレコード屋には行ってきたわけです。その後のことはご想像のとおりです。何十年もたっていますが、今でも悪いことをしたな、と思っています。
話はそれましたが、「帰ってきたヨッパライ」は当時としてはとってもユニークで、コミカルな曲。♪オラは死んじまったダー・・ そんな詩は初めてでした(といっても、生まれてからわずか10年間の経験ですが)。
歌い方も独特。普通ではでないような高い声・・ゆっくりスピードで歌って、それを早く再生しているのだそうです。現在のテクノロジーでは、曲の速さを変えず、音の高低だけを変えるのは簡単ですが、当時の技術では無理。ローテクではあるけれど、でも新鮮なアイデアでした。
この曲を作ったのは「ザ・フォーク・クルセダーズ」というグループ。加藤和彦さんは龍谷大学在学中。ほかのメンバーは北山治さんとはしだのりひこさん。北山さんは京都府立医大の大学生。その後医師になり、京都大学で精神科教授をしていると聞くと、ものすごい人たちだったと分かりますね。みんな、フォーク界の神様のような人たちでした。
「イムジン河」という曲をレコードにしようとしたけれど、直前になって発売できなくなったのは悲しい出来事でした。南北朝鮮している38度線を流れる河のことを歌にしたもの。もとは韓国の歌でしたが、作詞者だったか作曲者だったかを不明としたのが、韓国の人たちを怒らせたという話もあります。南北のどちらかの国に遠慮したのだという話も聞いたことがあります。
真相は分かりませんが、でもとても良い曲です。それがレコード化されなかったことを残念に思ったものでした。曲が伝えようとしている、朝鮮民族の統一というメッセージも心に残りました。分断の直接の原因となった朝鮮戦争から数年経って生まれた私には、直近にこんな悲しい出来事があったのだと知るきっかけにもなりました。
曲はシンプルですが、優しさと悲しみに満ちています。私が中学生のことに発表された曲ですが、当時ギターを練習していた私は、この曲はお気に入り。よく弾き語りをしていました。今でも楽譜を見れば弾き語りできます。
「あの素晴らしい愛をもう一度」もヒット曲。グループを解散したあとの曲のようです。これも当時、若者たちがみんな歌っていました。もちろん私も。
加藤和彦さんのことや、彼の曲をいろいろと思い出しました。私たちに生きることの大切さをおしえ、人生もすばらしさをおしえてくれていた加藤さんが、どうして自らの命を絶ってしまったのでしょう。残念です。
享年62歳。まだまだ若いです。合掌。
PS 「帰ってきたヨッパライ」は酔っぱらい運転で死んで、天国に行った話。そこでも酒を飲んで、かわいいおねちゃんがいるといって大騒ぎしていたら神様に怒られ、天国から追い出されてしまいます。気づいたら畑のど真ん中にいて、生き返ったという、ハッピーエンドの話。
加藤さんも天国に行きかけて、でもまた戻ってきてくれるのでは。そんな気もしていますが・・。
投稿者 tsukada : 23:59
今週の感染症情報
●インフルエンザ
○手足口病↑
○マイコプラズマ
△溶連菌感染症
△ウイルス性胃腸炎
△水ぼうそう
△ヘルパンギーナ
△おたふく
×麻疹
×風疹
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インフルエンザA型の患者さん(おそらく新型)は当院では今週2名を確認。いずれも軽い症状ですんでいます。
全国的に発生数が増加し「注意報」のレベル。とくに都市部でそうとう増えています。上越市とその周辺で患者発生が少ないのは例外的と思えるほど。やはり今後急に流行し出すものと思います、ご注意下さい。
手足口病が今週も一部の園で流行中。溶連菌感染症、胃腸炎などはこれから寒くなると多くなるでしょう。
「新型インフルエンザ予防接種」の日程が県から公表されました。1歳から小学3年生は12月14日から。当院での接種については今月中に詳細を決めてお知らせします。
投稿者 tsukada : 14:22
2009年10月14日
情報がない!
このところ新型インフルエンザによる子どもたちの死亡例や重症例が毎日のように報道されています。いたましい限りです。何とかならなかったものかと思えてなります。
ワクチンの効果は完全ではないと分かってはいるのですが、それでももし予防接種がすんでいれば、違った結果になったかもしれません。そう思うと、本格的な流行になるまえに、一日でも早く予防接種をしてあげたと思います。
日本でもいよいよ来週から新型インフルエンザ予防接種が始まります。まずは医療従事者が対象で、11月には基礎疾患を持っている方や妊婦さん。12月後半から1歳から小学3年の子どもたち・・というふうに、順次予防接種を受けていただくことになっています。
しかし本当にこの通り進むのか、よく分かりません。私たちにはきちんとした情報が届いていないのです。先週後半で県庁より、新型インフルエンザ予防接種を行うかどうかの「意向調査」と、最優先とされる医療従事者の接種希望者数を報告するように連絡があります。
そして来週には私たちへの接種が始まるというのに、その後の連絡は皆無。いつ、どこの薬問屋に、どれくらい注文を出すのか、ワクチンはいつ納品され、いつから接種ができるのか、全く分からないのです。
今日のニュースでは、東京都では作業の遅れから1週間延期するそうです。でも、よその自治体の情報は直接には関係ありません。私のいる新潟県の情報が必要なのです。
そんな状況ですから、その後の予防接種についても全く分かりません。すでに患者さんや地域の方から、新型インフルエンザ予防接種についてのお問い合わせもいただいていますが、何も答えられません。市民の方々の困っているでしょうが、私たち現場も困っています。
基礎疾患を持つ方々には早めに予防接種をしようということで11月に予定されていますが、ワクチンがいつ、どれくらい入荷するか分からないので、患者さんがたにお勧めしていいのかどうかもためらっています。接種対象になりそうな方々のリストを作り始めていますが、接種そのもののお約束すらできないでいます。
政府の計画では12月後半から1歳以上の幼児などへの接種が順次始めるとしています。しかし具体的なワクチン納品予定が分からないと、予約の受付もできません。「後半」ということで、12月16日から接種を予定してよいものかどうか。予約をしていただいても、もしワクチンがその日に間に合わないと、大変なご迷惑をおかけしてしまうことになります。
国は標準的な接種スケジュールを決め、都道府県は実際にいつからどのように始めるかという「具体的なスケジュール」を決めるのだそうです。でも、それをいつ決めるのかは分かりません。お役所としてはそれでいいかもしれませんが、それに振り回されることになる現場は混乱必至です。
何よりも、一般の方々がとても不安に思われることでしょう。接種を希望してもなかなか受けられないという事態も生じるかもしれません。
もっときちんと情報を出してほしい。国も自治体もきちんと対応してほしいものです。
投稿者 tsukada : 23:56
2009年10月13日
連休明けの小児科は・・
連休明けの今日、小児科の外来はやはり混み合いました。これはいつものこと。休み中に熱を出したり、具合が悪くなった子どもたちがみんなやってくるからです。
このところ、急に気温が下がってきたことも関係あるかもしれません。やはり感冒などの一般的な感染症が増えています。さらに喘息発作をおこしている子どもたちも・・季節の変わり目は要注意なのです。
そして「新型インフルエンザ」のことがあります。今日は当院では新しい新型インフルエンザ(正確にはA型インフルエンザ)の患者さんはおられませんでした。まだ流行にはいたっていないということでしょう。
しかし、それでも新型インフルエンザは大きく影響しています。それは、少しでも熱があったりするだけで、新型インフルエンザのことが心配になるからです。親御さんもそうですが、園や学校の先生方もそうとう神経質になっているようです。
新型インフルエンザにかかっていないか心配になるのは当然でしょう。でも・・その結果、外来が混み合い、実はインフルエンザではないにもかかわらず、待合室などでインフルエンザにかかってしまったら、親御さんの思いとは逆の結果になってしまいます。
新型インフルエンザに対してきちんと対応するのは必要ですが、それが不必要なまでに過剰になってしまうと、かえって感染を拡大することにもつながりかねません。
新型インフルエンザは基本的には季節性インフルエンザと同じような症状です。だるさや寒気を伴って、急に高熱になります。子どもたちにとって、おそらく微熱や無熱ですむような新型インフルエンザはないでしょう。
インフルエンザかなと思ったら早めに受診した方がよいとお勧めしていますし、親御さんもそう思っていることでしょう。でも、お子さんの様子にさして心配なことがなければ、半日や一日待っての受診でもかまわないはず。
やはり基本は、お子さんの状態が、急を要するほど重いのか、ゆっくり待っていてかなわない程度の軽さなのか、見分けることなのだと思います。
これから寒い季節に向かいます。インフルエンザに限らず、いろんな感染症が流行してくるでしょう。お子さんの様子をきちんと見てあげることで、一つひとつの病気を乗り切っていってください。
投稿者 tsukada : 23:59
2009年10月12日
秋晴れ
「体育の日」の今日、とても良いお天気になりました。特異日というのだそうですが、やっぱり「体育の日」は晴れることの多いようです。不思議です。
近くの公園に散歩にでかけました。暖かく差し込み木漏れ日の中、子どもをつれた家族連れが大勢おられました。
写真では人物がよくわかりませんが、この一枚の中にも数組の家族が写っているのですよ。
連休明けの明日はどうなんでしょう。大荒れ?・・これはお天気の話ではなく、外来の様子です。インフルエンザが少しずつでています。ちょっと心配です。
投稿者 tsukada : 21:32
2009年10月11日
東大に入ったぞ!
今日は新型インフルエンザについての研究会があり、東京に行ってきました。その内容はまた別に紹介するとして・・
会場は東京大学の駒場キャンパス。東京のことは右も左もよく分からず、実は東大の構内に入ったのも初めてのことです。地図を頼りに、大きな構内のどの建物か探すのに一苦労。
どの建物も歴史を感じさせるものばかり。数の大さも、規模の大きさにもびっくり。ほとんどオノボリサン状態でした(^^;)
安田講堂も初めて実物を見ました。もう昔のことになってしまいましたが、大学紛争の中ではシンボル的は存在。全共闘(懐かしい名前です)が、最後に立てこもって機動隊と闘ったところ。屋上から火炎瓶を投げていましたが、講堂の前の塀には焼け焦げたような跡も見えました。その時のものだったのでしょうか。
すぐ近くには三四郎池も。明治時代の文豪である夏目漱石の小説「三四郎日記」からそう呼ばれているわけですから、やはり歴史を感じさせます。看板には江戸時代に作られた池だとあります。ものすごく古くて、でも今でも生きているのは大切にされてきたからなのでしょう。
最後は赤門から退出しました。赤門というと東大医学部入学のシンボル的存在。私にはちっとも縁がありませんでしたが、初めて本物を見ました。30数年前、もっと勉強していればここに来られたかも・・いや、そんなレベルではありませんでした。ただの妄想です(-_-)
東京大学・・やっぱりでかいです、その建物も、存在も。日本の知の最高峰であり、集約であり、発信地です。それだけのものを感じさせるオーラが、ここからは感じられました。
東大の学生さん・・いっぱい勉強して、世の中のためになることをいっぱいして下さいね! 日本の大きな財産なのですから、大学も、卒業生も。
投稿者 tsukada : 23:59
2009年10月10日
今週の感染症情報
●インフルエンザ
○マイコプラズマ
○手足口病
△ウイルス性胃腸炎
△溶連菌感染症
△水ぼうそう
△ヘルパンギーナ
△おたふく
×麻疹
×風疹
--------------
新型インフルエンザが全国的に増加中。とくに都市部で感染が拡がっているようです。当院は今週は3名の患者さんを確認。
市内の一部の小学校などで学級閉鎖がおきています。今後一挙に感染が拡大するおそれがあります、十分に気をつけていて下さい。
夏かぜの一つの手足口病が一部の園で流行しているため、患者数が多くなりました。その他はさほど大きな流行はなく、おだやかな外来でした。
現在「季節インフルエンザ予防接種」を行っています。「新型の予防接種」は今月が医療従事者、11月は基礎疾患のある方など。1歳~小学3年までは12月中旬以降などとなっています。案内がありましたら、ぜひ受けて下さい。
投稿者 tsukada : 14:15
2009年10月09日
隔離棟竣工の慰労会
文字通り突貫工事のおかげで、業界もビックリするほどの速さで造っていただいた「隔離棟」。ご苦労していただいた工事関係者の方々に感謝して、慰労会を行いました。
設計士さん、元請けのゼネコンの方々、下請けの工務店さん、電気や水道工事の方々にご出席いただきました。医院からは院長の私をはじめ、「隔離棟」をもっとも使うことになるだろう看護師さんらからも、直接感謝の気持ちをお伝えすることができました。
驚異的な工期にもかかわらず、無事竣工しましたし、そのできばえはすばらしく、予想以上の建物ができました。「隔離棟」という特殊な性格のために、一般の方にご利用いただく機会はあまりないわけですが、それでもこういった施設が整っているということで、安心して当院をご利用いただけるのではないかと思います。
建設を請け負っていただいた丸運株式会社の支店長さんより、ご丁寧にお祝いをいただきました。隔離棟ですぐに使える「空気清浄器」でした。とても役立つ良い物を頂戴しました。ありがとうございました。(写真はその目録をいただいています)
隔離棟は無事できあがりました。次は私たちがそれをうまく利用する番です。ある意味で、ようやくスタートラインに着いた、ということでしょう。
新型インフルエンザの流行が迫ってきています。いよいよ出番です!
投稿者 tsukada : 19:20
2009年10月08日
台風一過
凶暴な台風18号が日本列島を縦断していきました、大きな爪痕を残して。猛烈な風と大雨が、日本の各地で甚大な被害をもたらしたようです。
とくに太平洋側で被害が大きかったようです。被災された方々やお見舞い申し上げます。また一日も早い復興を願っています。
新潟県は台風の直撃を避けられたので、風も雨も強いのは短時間でした。さほど被害はでなかったようです。
昨日は台風の予報をみて、多少慌てました。県内のJR在来線が早朝から全てストップするというニュースを見たからです。本当に猛烈な台風なのだと。
医院の周りには、大風で飛んでいってしまうものがいろいろありました。隔離棟工事は本体は終了していますが、外構工事はこれから。工事用の柵などがまだそのままになっていたので、固定をし直したりもしました。お花のポットも屋内に移動。
そんな備えをしておいたので、今日はもし台風が直撃しても大丈夫だろうと思ってはいましたが、でも実際に近づいてくると心配で、何度も外を見たりしていました。
当地では台風の影響はさほどではありませんでしたが、やはり自然の脅威というものを感じた一日でした。
投稿者 tsukada : 23:59
2009年10月06日
隔離棟は開店休業
急ピッチで工事を進めてもらった隔離棟が先日完成し、昨日から使用しています。幸いなことに、今のところ新型インフルエンザ患者さんの発生が少ないので、まだ利用はゼロ。「開店休業」です。
代わりに来院された方々に見学をしてもらっています。いわば「内覧会」。流行が本格的になってくると簡単には見ることができませんので、今がチャンス!
感染症の患者さんに入ってもらうためにいろいろと工夫をしています。手洗いの水洗は自動ですし、手を触らなくても開け閉めできるドアが何カ所かつかっています。何よりも、具合の悪い子どもたちに使ってもらうのですから、少しでも居心地が良くなるようにしました。
今春、新型インフルエンザが流行し始めたころの映像が思い出されます。「発熱外来」という名前の専用診療スペースが作られていましたが、テントを置いただけのところもありました。まるで運動会のよう。あまりに粗末に見えて、こりゃひどいんじゃない、って思いました。
インフルエンザは高熱とともにだるさ、寒気、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が強い病気です。普通の風邪をひいて熱があるだけで具合が悪くなりますが、インフルエンザはその比ではありません。大きな子どもでも自分で歩いてこれないほど。
これから季節は冬に向かいます。新潟は雪国。外は雪が降り、ときには吹雪いてきます。そんなときに、戸外に設置したテントでお待ちいただいたり、診療したりなど、とてもできません。それなりの施設は絶対に必要です。
日本は経済大国だとか、先進国だとかいっているクセに、インフルエンザ診療にテントを使うなんて、全くおかしな話です。せめてプレハブでもいいから、雨風がしのげて、暖かくしていられる場所を作ってあげたいものです。
当院が「隔離棟」を建設してのも、そんな思いがあったからです。隔離できるスペースが必ずしも十分ではなかったということがあり、別に施設を用意することにしたわけですが、そこそこにちゃんとした建物でなければ、患者さんに利用してもらうのが申し訳ない。そんな気持ちでした。
いったん思い込むと後先(あとさき)を見ずに突っ走るのは、どうも私のいつものことのようです。この「隔離棟」の建設も、設計図を引き、建築確認が出るまで1か月半ほど。契約の当日に工事開始、基礎工事から上棟式まで1か月。そしてそこから1か月で竣工、そして利用開始。・・構想から完成まで4か月たらずでした。
おそらく建設業界ではありえない工期でしょう。ギネスブックにでも載せてもらえそう?
これでも新型インフルエンザの本格的な流行が始まったらどうしようとヒヤヒヤしながら、工事を見守っていました。工事関係者は、別も意味でヒヤヒヤしていたのでしょうね、きっと。でも「院長のわがまま」に最後までつきあっていただいた工事関係者に、あらためて感謝です。
せっかく作ったのに利用がないなんて・・などと思われるかもしれませんが、「開店休業」状態は歓迎すべきこと。大目に見てあげて下さい。
投稿者 tsukada : 21:36
2009年10月05日
町内の防災訓練
昨日は町内の防災訓練に出かけてきました。毎年行っている行事ですが、私は初めて参加しました。
午前10時に震度6の地震が市内を襲った・・という想定。班ごとに集合し、避難場所になっている小学校の体育館まで移動。私は今年は班長をやっているので、班の人たちを先導する役割です。(といっても、うちの班で参加したのは私以外にもう一人だけでしたが)
消防署の方にお越しいただいていて、まずは火災報知器の説明がありました。住宅にもすでに設置義務があり、火事で逃げ遅れることのないよう、早急に設置してほしいとのこと。
署員お手製の実験棟があり、家の中で煙がどのように流れていくかを教えてもらいました。寝室と階段上に報知器が必要なのですが、確かに煙は階段を伝わって2階にどんどん流れていくので、その必要性がよく分かりました。
医院ではすでに火災報知器は完備しています(今回の隔離棟にも備えてありますし、消防署の立ち入り検査も受けています)。しかし自宅には未設置。一日も早く設置しなくてはいけないと改めて思った次第です。さっそく電気店に向かいました。(でもパンフレットをもらってきただけですが)
その次に心肺蘇生の実習がありました。救急救命士からお話があったあと、人形を使っての実地練習です。4体の人形があり、参加者は4つに分かれたのですが、救命士はお二人だけ。私のグループは放置・・。
それならばと、救命士の方に私が教えて良いでしょうからと申し出て、私が実技指導しました。30分ほどですが、心臓マッサージの方法をお話し、参加者の皆さんに実際に手を動かして練習をしてもらいました。
自分でいうのも何ですが、けっこう皆さんには上手になってもらいました。これで私の町内で倒れた人がいても、もう安心??
「傍観者」として参加しただけのつもりが、いつのまにか「指導者」になっていました。でも、快い汗をかいたような気持ちです。
私からお願いしたことがあります。「もし倒れている人がいたら・・日本人は遠巻きに見ているだけのことが多い。みんなが手をさしだし、互いに協力して救助して下さい。」
これは災害時にお互い、助け合うという基本的な精神ですね。そんな意味で、私も「放置されて困っている人たちを助けた」という点で、いいことをしたな、と思っていますが、いかがでしょう。
参加者に配っていたお茶と非常用のお米を、ちょっと多めにもらえるともっと嬉しかったのですが(^^;)
投稿者 tsukada : 18:40
2009年10月04日
投稿者 tsukada : 16:20
2009年10月03日
今週の感染症情報
●インフルエンザ
○マイコプラズマ
△手足口病
△ウイルス性胃腸炎
△溶連菌感染症
△水ぼうそう
×おたふく
×麻疹
×風疹
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今週のインフルエンザ患者は当院では2名。市内の一部の保育園や中学校などで小規模の流行がありますが、全体としてはおだやかです。
全国的にも、9月の大型連休後に発生数が落ち着くという傾向がありました。しかし都市部などではやはり増加中。引き続き注意をしていて下さい。
夏かぜの一つである手足口病がやや多め。とくに大きな流行はありません。
当院では今月より「季節性インフルエンザ予防接種」を始めました。「新型インフルエンザ予防接種」については、11月より順次行われます。1歳~小学3年までの子どもたちには12月中旬以降になる予定です。
投稿者 tsukada : 14:51
2009年10月02日
季節性インフルエンザ予防接種の予約受付は終了しました
●季節性インフルエンザ予防接種を10月1日より行っているところですが、納品予定のワクチン数量に達しましたので、予約受付をいったん終了いたします。
●メーカーにはワクチンを追加して納品してもらうよう依頼しています。ワクチンが確保し、接種ができるようになれば再開したいと思います。
●確実なお約束はできませんが、キャンセルなどもありますので、接種を希望される方のリストを作り、接種ができるようになったらご連絡いたします。受付にお申し込み下さい。
投稿者 tsukada : 15:39
2009年10月01日
もったいない精神
10月になりました。今月はいよいよ新型インフルエンザの流行がおきてきそう。市内でも少しずつ患者発生があるので、少々心配になってきているところです。
当院では今日から季節性インフルエンザ予防接種を始めました。年末には新型インフルエンザの予防接種も予定されているので、例年より早い開始です。初日から多くの子どもたちが接種に来られていました。
私もさっそく今日予防接種を受けました。過去最速?の早さです。ぜひ多くの方にワクチンを受けてもらいたので、率先して私が受けた・・ということではないのです。
外来の最後になって、看護師が1人分余っているのですがどうしましょう、と相談にやってきました。1バイアルが1mlですが、大人1回に0.5mlを注射します。その日にうちに使い切るように指導されていますので、もし余れば廃棄です。
昨年までは捨てていましたが、今年のワクチン生産量は昨年の8割。ぎゃくに受けたいと思っている方は例年より多いようです。今年の季節性インフルエンザワクチンは切迫して状況になりそうです。
ということで看護師の「もったいない精神」に感謝です。さっそく私が予防接種を受けたという次第です。
当院では職員は全員ワクチン接種を受けさせています(費用は医院負担)。今年はこんな工夫もしながら、ロスを少なくし、その結果、一人でも多くの方に接種を受けてもらえるようにしようと思っています。
投稿者 tsukada : 19:22