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2009年11月19日
新潟県が子どもの接種に助成?
新型インフルエンザ予防接種をめぐって、いろんなニュースが飛び交っています。新聞の他、ネット上のニュースサイトも頻繁にアクセスしています。
今、気になるキーワードは「新型インフルエンザ」「予防接種」など。そんな単語が目に入ると、まずは内容をチェックする毎日です。
今日は当地のローカル紙『新潟日報』ウェッブ版で気になるニュースがありました。「県が小児接種への助成検討」というもの。市町村では新型インフルエンザ予防接種に対して助成をするところが増えてきました。県全体でも助成をさらに手厚くしよう、ということであれば良いニュースなのですが・・。
記事には次のように書いてあります・・「助成は2回目の接種に限り、1人当たり2550円の1割程度、数百円を想定している。県は19日の対策本部会議で正式決定したい意向」
助成をしようという意思は良いことです。2回目の接種が必要なのは子どもたちだけですから、子どもたちを新型インフルエンザから大いに守ろうという気持ちがあるのでしょう。子育てをしている若い世代の費用負担を軽減しようということも悪いことではありません。
でも・・問題はその額。わずか1割程度、金額にして200円とか300円程度というのはどうなのでしょう。そして、そんな低額にもかかわらず、手続きはきっと面倒でしょうね。
どんな制度になるかは分かりませんが、市町村の役所や、医療機関の事務手続きはきっと増大することでしょう。けっきょく、現場のことを分かっていないお役所仕事・・そんなふうに思ってしまいました。
助成も大切ですし、やるならぜひ完全無料になるくらいの財政支出をして下さい。それだけの「意思」を見せてくれれば、現場も「よし、頑張ろう!」と思うかも。
形だけ取り繕う施策は、ちゃんとやっていますよという言い訳をするためのものでは・・そう勘ぐってしまいます。
それよりも・・新潟県は子どもたちへの予防接種前倒しをまだ決めていません。12月後半からのスタートでは遅すぎます。助成も大切ですが、子どもたち用にワクチンを確保し、一日でも早く接種をスタートさせることの方がよっぽど大切だと思います。
投稿者 tsukada : 2009年11月19日 17:50