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2009年12月31日
大晦日
2009年が終わろうとしています。今年はどんな年だったでしょうか。私は毎日を慌ただしく過ごしていただけだったような気がします。
今日はゆっくりと一年を振り返り、来年のことを思い描こうと思います。
その前にまずは薪ストーブをつけて、体を温めましょう。心も温まります。
暖炉であたたまるのは人間だけではないようです。我が家の愛犬も、やけどをするんじゃないの?って心配するくらい、暖かい・・いや熱いのが大好き。
では、良い年をお迎え下さい。
投稿者 tsukada : 08:04
2009年12月30日
1か月ぶり
今日から当院は年末年始のお休みをいただいております。どうぞよろしくお願いいたします。
当院は今月は日曜・祝日も新型インフルエンザ予防接種をしていました。一人でも多くの子どもたちにワクチンを受けていただきたいと思い、頑張ってきたところです。
今日は実に1か月ぶりの休日となりました。当たり前ですが、一日の流れが違いますね。お天気が良かったこともあり、愛犬との散歩も気持ちよくすることができました。
実は完全なオフではありません。半日は「経営者」としての仕事をしていました。一年分のまとめをし、メインの銀行に挨拶にもいきました。
銀行は今日が仕事納め。必要な支払いもすませました。肩の荷をすべて下ろしたような、すっきりした気持ちで年越しができそうです。
今年は残すところ、明日一日。北日本では明朝から大雪になるのだとか。お天気的には暗い気持ちで年越しになってしまうのかも。
投稿者 tsukada : 22:17
2009年12月29日
仕事納め
2009年の外来診療を今日、終了しました。明日から1月3日までの間、年末年始の休診とさせていただきます。ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
いわゆる「仕事納め」でした。今年は新型インフルエンザ予防接種のために繁忙をきわめ、職員そろっての大掃除ができませんでした。空いている時間を使って、“中”掃除くらいですませました。
外来が終わってからは、新年の飾りを付けたり、休診中の用意をしたり。ずっと忙しくしていたので、やっとお正月が近いのだと、少し実感をしたところです。
外来にこられる患者さんも、ここ数日、新しい方や久しぶりの方が少なくありませんでした。田舎(?)に帰ってきている子どもたちも多いようです。一年ぶりの受診というケースもありました。
せっかく帰省したのに風邪やインフルエンザにかかってしまった子もいました。早く良くなって、お正月を楽しめるといいですね。
これから出かけたいという方も。熱が下がったばかりというあるお子さんには、遠出を避けてもらいました。パパの実家に行く予定なのだということでしたが、「医者にとめられたと伝えてくださいね」とお話をしました。あらぬ争いがおきても困りますので、ドクター・ストップなら納得してもらえることでしょう。
さてあと2日で新年になります。診療は終わりましたが、医院の雑務が残っています。それらを片づけ、新たな気持ちで次の年を迎えたいと思っているところです。
投稿者 tsukada : 23:59
2009年12月28日
あともういくつ・・
スーパーに買い物に行きました。先日まではジングルベルの曲が繰り返しかかっていましたが、聞こえてくるのは「♪もういくつ寝るとお正月」。
そうか、もう少しで新年になるんだ・・・日々忙しくしていると、こんなところで季節の変化を感じることもあります。
今日はお役所の仕事納め(昔は「御用納め」って言ってましたが)。当院も明日が年内最後の診療になります。
一年のしめくくりまで、あとわずか。心残りのないよう、最後まで力をぬかずに頑張ろうと思います。
投稿者 tsukada : 23:59
2009年12月27日
休日ワクチン外来
今月は特別な診療体制をとっていました。新型インフルエンザ予防接種をより多くの方に受けていただけるようにするためです。
通常の時間ではない水曜午後、土曜午後、そして日曜や祝日にもワクチン外来を行ってきました。その数12回。さらに、平日夜にも4回のワクチン外来を行っていますので、総計では16回になります。
今日も休日のワクチン外来を行いました。これが今年最後です。1月は休日の外来はなくなり、水曜と土曜の午後のみ、2月は土曜午後だけになります。(1月第2週は、高校3年生限定の特別プログラムを実施)
多くの子どもたちに新型インフルエンザワクチンを受けてもらえました。それでもご希望の方の全てに接種できたわけではなく、予約をお受けできなかった方には申し訳なく思います。
職員には交替で出勤してもらいました。今まで休日に勤務することはなく、初めての経験でした。それぞれご家庭などがあり、予定外の勤務になりましたが、ご協力いただき、感謝しています。ご家族の方にもご迷惑をおけしたかと思います。ありがとうございました。
年内の診療はあと2日。まだ新型インフルエンザが流行しています。最後まで気を抜かず、頑張りたいと思います。宜しくお願いします。
投稿者 tsukada : 11:56
あの映画が帰ってくる!
上越を舞台に制作された映画『絆』。2007年劇場公開された作品がJCV(上越ケーブルビジョン)で公開されます。
この映画は当院でもロケが行われ、院長が小児科医役(そのまま!)でほんの少し出演しています。また院長宅は、郵便局長(故峰岸徹さん)の自宅として使われています。さらに院長が医療監修をするなど、当院が全面的に協力した映画です。
ローカルなお知らせですが、どうぞご覧になって下さい。
なお、子役の須田ひかりちゃんは各方面で活躍中。時代劇にも挑戦中で、浅香光代の後継者の一人として、新春公演でお披露目があるそうです。(ちなみに弟の直樹ちゃんも、次のNHK大河ドラマに出演します。)
投稿者 tsukada : 09:19
2009年12月26日
今週の感染症情報
◎インフルエンザ
○マイコプラズマ
○ウイルス性胃腸炎↑
△手足口病
△おたふく
△水ぼうそう
△りんご病(伝染性紅斑)
△溶連菌感染症
×麻疹
×風疹
--------------
全国的には峠をこえたと言われている新型インフルエンザの流行は、当地ではまだ収まっていません。当院でも先週の88名に対して、今週は111名。10月後半で週あたり118名だったのに、ほぼ並んだ発生数です。
学校などが冬休みに入り、下火にむかうかもしれませんが、3学期に入るとまた流行がぶり返してくるかも。今のところは季節性インフルエンザの流行はないようですが、いずれ混在して流行する可能性もあります。引き続き注意をお願いします。
インフルエンザ流行に反して(影響して?)他の感染症は多きな流行にはなっていません。マスク、手洗い、うがいなどをこまめにしているために予防できているのかも。引き続き励行していて下さい。
新潟県では中高生の新型ワクチンの接種が1月上旬からできるように前倒ししました。とくに受験を控えた高校3年生は最優先です。
当院では、高校3年生が1月上旬に接種できるよう、特別なプログラムを作成しました。平日夜などに接種します。ご希望の方は医院へお問い合わせ下さい。
投稿者 tsukada : 16:03
2009年12月25日
年賀状投函
クリスマスが終わり、年末まで残すところ1週間を切りました。いよいよ師走の慌ただしい毎日になりそうです。
年賀状はもう出しましたか。日本の「国民的行事」・・わずらわしいなと思いつつ、でもやめるわけにはいきませんね。
私は今日完成し、郵便局のポストに出してきました。日本郵便としてはもっと早く投函してほしい、というところなのでしょうが、私としては早いほう。もしかしたら、過去最速かも。
例年は仕事納めのあと、やっととりかかることがほとんど。ときには新年を迎えてから出すこともありました。
今年早いのには理由があります。住所録の見直しをしなかったからです。宛先不明で戻ってきている年賀状もそのまま。転勤して、勤務先が変わっている人もいますが、名簿でのチェックもしませんでした。
住所録の整備に時間がかかり、さらに年末の慌ただしさの中で先送りになることがいつものことでした。でも今年はショートカットしました。いってみればさぼったのです。
投函するのは早くなりましたが、宛先不明で戻ってくる年賀状はきっと多いことでしょう。郵便局の方にはご迷惑をおかけしますが、どうぞお許しを。
住所のチェックは年賀状をもらったらすぐに(あるいは、年賀状が戻ってきたらすぐに)行えば、こんなことにはならなくてすむのに。毎年、年末になるとそう思いながら、けっきょく新春になるといつもと同じことをしています(あるいは、していません)。
きっとまた来年も同じことをしていそうです(-_-)
投稿者 tsukada : 23:34
2009年12月24日
☆メリークリスマス☆
今日はクリスマス・イブ。きっとご家族で楽しくお過ごしのことと思います。
クリスマスをお祝いするといっても、日本人の多くはキリスト教の信者ではありません。でも今日だけは別かな。にわかクリスチャンってところでしょうか。
もともと日本人の宗教観って、何でもありですよね。仏教でお葬式をし、神社で新年を祝い、結婚式は教会であげる。だから、信者ではない私たちがクリスマスをお祝いしてもいいですよね。
新型インフルエンザの流行やワクチン接種などでバタバタした毎日をおくっています。そんな中でも、少しはクリスマスらしさがあってもいいかな、と思い、ほんのささやかなものですが、来院された患者さんにプレゼントを用意しました。
院内の飾りは、例によってミッキーたち出番。毎年増えていくディズニーのフィギアの中で、クリスマスにちなんだものを総動員しています。
私はいつもと違って赤いトレーナーと靴下をはいています。一応クリスマス・カラーということで。気づいてくれたかな。
そして私は・・夜間診療所の勤務です。インフルエンザを心配した患者さんもわりと多く来られました。具合の悪い子どもたちに、夜でも診療してあげる・・小児科らしいクリスマス・プレゼントといえるかもしれませんね(^^;)
投稿者 tsukada : 22:30
2009年12月23日
一年を振り返って
地元のエフエム放送局で番組を受け持っています。「ドクター・ジローの子ども健康相談室」。毎週木曜に放送。もう10年以上続いているでしょうか。
15分のほどの放送を1か月に1回、まとめて収録します。今日はその収録日でした。
明日がその放送日・・年内最後になります。「今年一年を振り返って」というテーマなのですが、やはり新型インフルエンザが中心ですし、いくら考えてもそれ以外にでてきません。
「隔離棟」を増築したのは当院にとっては大きな出来事でしたが、それも新型インフルエンザ診療のため。秋以降本格的な流行が始まり、隔離棟が大活躍しています。
10月下旬から始まった新型インフルエンザ予防接種も、異例の事態になっています。季節性インフルエンザ以外にもう1種類、インフルエンザのワクチンをしなくてはいけなくなりました。予約受付を始めると希望者が殺到して、大混乱になったこともありました。
ワクチンの供給量が少なく、そのめどもなかなかたたず、接種の予定をたてることも難しい事態に。政府のワクチン・スケジュールがたびたび変更され、県から示される日程も変更されることが多い、現場は困惑していました。
そんなこんなで、やっぱり新型インフルエンザをめぐって一年が過ぎていきました。年内いっぱい、予防接種がまた続きます(今日も祝日ですが、職員に協力を求めて午前中ワクチン接種を行いました)。
診療もまだ1週間ほどあります。本当に「一年を振り返る」のは、まだ先になりそうです。
もっとも・・今日の収録では来年分も。「新年を迎えて」というテーマで、もう話してしまいました。そんな気分ではまだありませんが、スタジオの中にいたその瞬間だけ、新春になったという状況設定でマイクに向かっていましたよ。
投稿者 tsukada : 17:49
2009年12月22日
高校3年生限定ワクチン・プログラム
新潟県では中高生に対して新型インフルエンザ予防接種が1月上旬から実施できるよう、計画の前倒しを今日決定しました。とくに受験を控えている高校3年生は最優先です。
この決定を受けて、当院では高校3年生に限定したワクチン・プログラムを用意しました。
●専門のワクチン外来を1月第2週(1月4日〜9日)に行います。
●接種は1回です。
●料金は3,600円です。(全国統一の料金です)
詳しくはこのHPのトップページにPDFファイへのリンクがありますので、ご覧下さい。
投稿者 tsukada : 18:55
2009年12月19日
今週の感染症情報
◎インフルエンザ
○マイコプラズマ
△ウイルス性胃腸炎
△溶連菌感染症
△手足口病
△おたふく
△水ぼうそう
△りんご病(伝染性紅斑)
×麻疹
×風疹
--------------
インフルエンザ流行は、全国的には縮小傾向だということですが、当地では必ずしもそうではないようです。当院では先週の69名に対して今週は88名。まだ学校や保育園などでの学級閉鎖や登園自粛などの処置が続いています。
来週以降、年末年始の休業に入ると下火になるかとは思いますが、3学期が始まるとまた心配です。引き続き注意をお願いします。
その他では他に大きな流行はありません。溶連菌感染症、胃腸炎、おたふくかぜ、水ぼうそうなどは少しずつの発生です。
新型インフルエンザ予防接種は、ワクチンの供給が増えてきたので、医療機関で順調に進むようになりました。現在は幼児と小学生が中心。来月からは中高生も始まります。
13歳以上の中高生の接種回数は1回に決まりました。2回の接種が必要なのは1歳から12歳までのお子さんだけです。
投稿者 tsukada : 14:37
2009年12月18日
雪国気質
今日も各地で大雪。当地も一日中雪が降り、空はまっくらなままでした。
そんな雪の中でも患者さんがやってこられます。こちらは建物の中で待っているだけですが、具合の悪いお子さんを連れてこられるのは大変だと思います。
予防接種のためにも来院されます。予約をとり、中にはお仕事をお休みにしている方もおられることでしょう。多少のことがあっても注射にいかなくては・・そう思っておられるのかもしれませんね。
でも足元が悪いですし、交通事故も心配。どうぞ気をつけて運転して下さい。
もっとも、これくらいの降り方は雪国では当たり前と思っている方も多いでしょう。これくらいでへこたれていたのでは、春まで生きていけませんね。
雪国の人間は打たれ強くなるもの。ガマン強く、粘り強いのが私たちの性格なのかも。そんな雪国気質を発揮して、この冬を乗り切っていきたいと思っています。
投稿者 tsukada : 18:42
2009年12月17日
大雪
この時季にしては大雪。全国ニュースでも大きな扱いになっています。
ここ(上越市)は新潟県ですが、実はほとんど降っていません。数センチは降ったでしょうか。屋根が白くなりました。でも道路に積もるほどではありません。
ところが同じ新潟県でも県庁所在地である新潟市では28センチになったとか。12月としては24年ぶりだそうです。
個人的には雪は嫌いではありません。同じ降るなら雨で濡れるのはイヤだけど、雪なら払いのけることができます。足下がおぼつかなくなりますが、でも水たまりができてぐちょぐちょしているよりはましです。
とはいえ、大雪になり、交通に支障がでるのは困ります。滑るのもイヤです。雪下ろしはとても大変です。
結局は降り方が問題なんですね。雪国だから雪が降るのは当然。でもやっぱりほどほどがいいです。
ここ数日の天気予報は雪だるまだかけ。明日は昼間にたっぷり降るようです。覚悟してでかけないといけないのかな。
投稿者 tsukada : 23:29
2009年12月16日
ラブレター
外来によく来られるお子さんからいただきました。嬉しいですね。
わたぼうし病児保育室にもときどき来ていたので、医院への思いも強いのかもしれません。
こんな「ラブレター」をもらうと、元気になります。もっともっと子どもたちのために頑張ろうって、そう思っちゃいます。
投稿者 tsukada : 17:16
2009年12月15日
御礼
本日より新型インフルエンザ予防接種の予約受付を再開いたしました。これが3回目になります。
今回はこれまでよりは落ち着いた予約受付になりました。専用電話を用意し、職員数名を朝から配置しました。電話はずっとかかりっぱなしの時間帯が多かったですが、それでも余裕がありました。
医院のほかの電話がふさがれることもありませんでしたし、直接来院される方もあまりおられませんでした(今回は専用電話だけで受け付けていますので、直接窓口に来られた方にはお帰りいただきました。ご足労いただいた上に失礼な対応になりましたが、ご了承下さい)。
今日お電話いただいた方々には、ほとんどご希望の日に接種を受けていただけるようご予約ができたようです。12月中もまだ多少の空きがありますので、明日以降もどうぞお電話下さい。
予約受付にあたってはいろいろと制約やら注文やらをつけさせていただきました。皆さんのご協力をいただいたおかげで、今回は順調に受付がすすんでいます。ありがとうございます。引き続く、ご理解をよろしくお願いいたします。
投稿者 tsukada : 23:38
初雪
昨夜から寒気が日本列島に入り込んできました。北海道では大雪になっているとか。
昨夜、私が帰宅する時には雨からみぞれになってきていました。夜の間に雪になったのでしょう、朝起きたとき芝生の上などに雪がうっすらと残っていました。
初雪です。早く冬の準備を始めなくては。
投稿者 tsukada : 09:16
2009年12月14日
予約受付は明日から
明日より新型インフルエンザ予防接種の予約を再開いたします。HP上ですでにお知らせしていますが、今回は専用電話でのみの受付になります。
本日、専用電話の設置の工事も終わり、明日からの「出番」を待っています。電話がかかりにくいかもしれませんが、根気強くかけ直して下さい。よろしくお願い致します。
第1回の予約受付の時には、電話が殺到し、混乱しました。通常使っている予約専用電話の他、医院の代表で話での受付も行ったのですが、それでも電話がかかりにくく、おしかりを受けました。(今回の専用電話は、医院で通常使っているものではありません)
また、予約のためではなく、医院に用があって電話をしても通じないということで、こちらも苦情をいただきました。ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。
現在はワクチンの流通量が増えているようですし、他の医療機関でも予約受付ができているようです。すでに予約が終わっている方、ワクチン接種がすんでいる方も多くなったでしょう。上越市では幼児を対象に集団接種を計画しています。さらに、もう新型インフルエンザにかかってしまった方も少なくありません。
そんな状況を考えると、以前ほど予約申込みが殺到することはないのではないか、と考えているのですが、いかがでしょうか。また今回も「想定以上」の事態になってしまったらどうしよう・・。そんな不安もかかえています。
一方で、混乱が生じる可能性があることをもって、予約受付はしない、あるいは予防接種は行わない、という方針をとるつもりはありません。予防接種の必要性は十分にあります。そして、それを希望される親御さんたちはとても多くおられます。
確かに予防接種を行わない、予約をとらないなどとすれば混乱はおきないかもしれません。でもそれでは子どもたちを新型インフルエンザから守ることができなくなってしまいます。親御さんのお気持ちに背くことにもなります。
小児科医として、小児科医院としてとるべき道は明らかです。混乱ができるだけ生じないような方法を模索しながら、また前に進んでみようと思っています。
繰り返しますが、明日からの予約受付は専用電話だけで対応させていただきます。どうぞご協力をお願い致します。
投稿者 tsukada : 18:30
2009年12月12日
今週の感染症情報
◎インフルエンザ↓
○マイコプラズマ
△ウイルス性胃腸炎
△溶連菌感染症
△手足口病
△おたふく
△水ぼうそう
△りんご病(伝染性紅斑)
×麻疹
×風疹
--------------
新型インフルエンザの発生数は今週は減少に転じました。先週の122名に対して今週は69名。全国的にも同じ傾向で、流行の峠はこえたようです。
とはいっても、例年は1~2月に季節性インフルエンザが大流行します。その時期に再度新型インフルエンザの流行がおきる可能性があります。注意していて下さい。
その他では大きな流行を起こしている感染症はありません。冬に増加する胃腸炎、溶連菌感染症などもまだ少なめ。
新型インフルエンザ予防接種は、ようやくワクチン供給が増え、接種が本格化してきました。上越市では幼児に対して集団でも接種します。すでにかかった方は不要ですが、それ以外の方はぜひ受けて下さい。
当院でも15日に予約受付を再開します。今回は専用電話だけでの受付です。詳しくは医院HPをご覧下さい。
投稿者 tsukada : 15:33
2009年12月11日
日本という巨体
「濃厚接触者」・・新型インフルエンザが流行し始めたころにはよく耳にした言葉です。まだ弱毒性であることがよく分かっていなかった頃には仕方なかったかもしれません。周囲への感染を拡げないために、ある程度の製薬は必要だったのでしょう。
でも今は違います。弱毒性であることが分かり、季節性インフルエンザと同じ程度に対応すれば十分ということになってきました。
しかしまだ対応が、初期のように「厳重」にしているところもあるようです。家庭内で新型インフルエンザの患者発生があると自宅待機を求めている会社があります。インフルエンザにかかっていないことを証明してほしいといってくる親御さんもおられます。
私たち医者も、もしマスクをせずに診察したら、それだけで「濃厚接触者」とみなされ、診療からはずされていました。防護は必要ですが、今ではそんな単純な対応が求められてはいません。(もしそのようにしていたら、新型インフルエンザを診療できる医者はいなくなってしまいます)
それなのに、今でも「濃厚接触者」という言葉が一部ではまだ生きているようです。まるで妖怪のように(>_<)
日本では一度決めたこと(決められたこと)はなかなか変わらないようです。それぞれの個人や会社などがきちんと考え、対応することは難しいのでしょうか。
実は当の厚生労働省が、今では「家族内に新型インフルエンザ患者がでても、本人の健康状態に問題がなければ仕事につくことはかまわない」といっています。(厚労省のHPに、10月30日付けのQ&Aが掲載されています)
厳しい対応をすることで、社会全体にまん延することを防ぐ効果はあるでしょう。でも・・すでに大きな流行になっています。国民の1割以上がかかっているわけで、いつまでも厳重に対応する必要があるのか、疑問です。それに、そんなに休ませることによって、むしろ社会生活が成り立たなくなる方が問題なのではないか、とも思えてきます。
新型インフルエンザ・パンデミック(地球規模の大流行)の際には、従業員の4割が休むものとして、企業は危機管理マニュアルを作るよう求められていました。でも「4割」というのは、強毒性を想定した数字。本当は弱毒性ですし、実際に4割もの職員が一挙に休んだという例はこれまでにはないようです。
企業活動を維持するために作れたマニュアルが、変更されることなく、当初のままであるとしたら、それも大きな問題です。政府自体の危機管理能力が欠如しているといわざるをえません。
ウイルス解析を専門にされている先生にお聞きすると、新型インフルエンザが発生した当初から「弱毒性」であることは分かっていたということです。鳥インフルエンザのような強毒性ではないので、日本の対応は最初から必要以上のことをしていました。
そして、今もって方向転換できずにいるところがあります。日本という巨体が、小回りをきかせることができず、体中をきしませながら必死にコーナーをまわろうとしているのでしょう。
願わくば、オーバーランすることなく、無事まわり切ってくれますように。そして、正しいコースを走りきれますように。
投稿者 tsukada : 23:20
カレンダー
このごろカレンダーをよくもらいます。来年のカレンダーです。・・そうか、もうそんな季節なんですね。
今年のカレンダーはあと一枚。それももう半分近くが過ぎようとしています。でも、年の瀬が近いという感じがありません。
忙しいという意味では「師走」そのものかもしれませんが、年末を控えて急に慌ただしくしているということでもありません。新型インフルエンザの流行があり、ワクチン接種も加わって、そのために繁忙を極めている、という状態でした。
そろそろ年末年始の準備をしなくてはいけない頃。でも、最後になってあわてて準備をするのは、例年のこと。今年に限っているわけではなさそうです。
年越しの支度が間に合わなくなるのを、新型インフルエンザのせいにしてしまっては、ウイルスにしかられるかもしれません。
投稿者 tsukada : 16:05
2009年12月10日
第3回予約受付
新型インフルエンザ予防接種の予約受付を再度再開いたします。今回は専用の電話でのみの受付になります。
●TEL 025-539-0845(新型インフルエンザ予防接種の予約受付専用)
●受付開始:12月15日(火) 午前9時
●午前9時〜午後5時(水曜、土曜は12時まで)
●他の電話では対応いたしません。
●窓口での予約受付もいたしません。(通常の診療に支障がでないよう、ご協力下さい)
●専門の外来を水曜午後、土曜午後などに設けています。12月中は日曜・祝日も行っています。
●上越市では幼児を対象に市内数か所で集団接種を予定していますので、そちらもご利用下さい。
投稿者 tsukada : 20:14
2009年12月08日
夜のワクチン外来
今日、当院にとって初めての経験をしました・・夜の新型インフルエンザ予防接種。二つの意味で「お初」です。
まずはその時間帯。通常の外来が終わってから、夜にもう一度外来を開きました。もちろんこれまでも「時間外受診」や「休日受診」はあります。でもそれは臨時のことであり、院長一人で対応しています。
今日はあらかじめワクチン接種を予約していただいた方たちのために行いました。外が真っ暗になってから、数十人の方が次々とおとずれ、注射を受けた行かれました。スタッフにも数名残っていただき、接種の体制を作りました。
閉館後の博物館でおきる出来事をえがいた「ナイト・ミュージアム」という映画がありますが、今夜の当院はさしずめ「ナイト・クリニック」といったところでしょうか。すてきな出来事だったのかどうかは分かりませんが・・。
もう一つの「お初」、それは対象の方です。ゼロ歳の赤ちゃんをお持ちの親御さん方に接種を行いました。新潟県では子どもたちへの接種を前倒しして、12月前半から行っています。持病のない1歳以上の幼児と小学生がその対象。
そして乳児のご両親への接種も前倒ししました。これは全国的にも珍しいのではないかと思います。行政の強い思いに対応しようと、当院でも接種の時間帯を工夫して追加の予約をとりました。それがこの「夜のワクチン外来」です。
今週と来週、合計4回の外来をもうけました。今日はその1回目。その意味でも「お初」になりました。
ワクチン不足が深刻ですので、十分な対応ができているわけではありませんが、それでも当院なりに精一杯努力して結果をだせたのではないかと思っています。
ところで・・私は「ナイト・クリニック」がけっこう好きです。といって患者さんの診療のためではなくて、自分の仕事をするために残っている時間帯ですが。
種々雑多な仕事があって、日中の時間帯だけではこなせません。本業(?)は医者ですし、医院には医者は私一人だけ。診療の合間に、副業(?)である院長(または理事長)としての管理的な仕事をしていますが、まとまった時間をとるのは難しいです。
外来が終わり、職員が帰ったあと、一人で残った仕事を片付ける・・ときには集中して行うことで、いつもと違う見方ができたり、思いがけずいいアイデアが浮かんだりすることもあります。
ブログを書くこともありますし、ネット上でいただいた質問に答えることもあります。日中の診療以外で、何かこれをしたというものがあると、一日のしめっくくりが気持ちよくできるようです。
そんな「ナイト・クリニック」に新しいページが加わった・・そんな日になりました。
投稿者 tsukada : 23:59
2009年12月07日
大雪(たいせつ)
今日は暦の上では「大雪(たいせつ)」なのだとか。その名のとおりであれば真冬だということになりますが、まだそこまではいっていません。
それもやっぱり寒くなってきましたね。昨日から強くて冷たい風が吹き荒れています。ときどき雨も。晩秋というよりも初冬といった感じがしています。
今夜は当地の夜間診療所に勤務です。訪れるほとんどの患者さんはインフルエンザ。みな高熱になり、ぐったりしています。検査をするまでもなく、インフルエンザらしい様子です。
全国的にはやや流行の勢いが落ち着いてきたと報道されていますが、ほんとうにそうなのか、実体験としてはやや疑問です。まだまだ患者発生は多く、引き続き注意が必要です。
先日、日本での新型インフルエンザ患者は累計で1,000万人を超えたと報道されました。すでに1割の国民が罹患したことになります。パンデミックでは2〜3割がかかると言われていたので、すでにその半分ちかくにもなろうとしています。
新型インフルエンザによる死者が日本で100名を超えたそうです。死亡率としてはほかの国にくらべて少ないようではあるのですが、それでも確実に亡くなる方が増えています。
冬はこれからが本番。季節性インフルエンザが流行するのは、これからです。新型インフルエンザもさらなる大流行になっていくかもしれません。くれぐれも気を抜かずにお過ごし下さい。
※けっきょく今日も新型インフルエンザの話題になってしまいました。もう少し別のネタを探しましょうね。
投稿者 tsukada : 22:10
2009年12月06日
日曜ワクチン外来
こんな日は初めての経験です。職員にも頼んで休日出勤。新型インフルエンザ予防接種の外来を行いました。
診療はないので、業務は単純。2会場制も今日で3日目になり、定着してきたようです。スムーズに予防接種を受けていただきました。
こんな休日が今月いっぱい続きます。職員は交替で出勤しますが、半分ほどの休日に仕事をしてもらいます。
私は・・次に休めるのは年末の30日から。それまで休み返上でワクチン外来をしていきます。中高年の医者にはちょっときついですが、でも子どもたちのためですから、頑張りますね。
医院の庭木も冬の準備をしてもらいました。雪が降りつもっても枝が折れないように、荒縄でしばったり、囲んだり。
こんな風景をみると、冬がもうすぐなんだなと実感します。忙しさにかまけて冬の準備は何もしていませんが・・。
投稿者 tsukada : 14:29
2009年12月05日
今週の感染症情報
◎インフルエンザ
○マイコプラズマ
△ウイルス性胃腸炎
△溶連菌感染症
△手足口病
△おたふく
△水ぼうそう
△りんご病(伝染性紅斑)
×麻疹
×風疹
--------------
12月に入り、新型インフルエンザの流行は高いレベルで続いています。全国的にも、県内の他の都市部でもやや規模が小さくなってきたと言われていますが、当地ではそうではないようです。当院では今週122名の患者を確認しています(先週は93名)。爆発的な大流行ではないようですが、引き続き警戒が必要です。
持病のない子どもたちへの接種が新潟県でも始まりました。しかしワクチンの供給量が少なく、すべての医療機関で十分な対応ができているわけではありません。今月後半からはしだいに接種の体制が進むことでしょう。
上越市では幼児への接種を市内の数か所で行うよう計画しています(集団的接種)。希望する方の全てが受けられることになります。対象の方には近々連絡がありますので、お待ち下さい。
その他では大きな流行はありません。冬に多いウイルス性胃腸炎や溶連菌感染症などもまだ少なめです。
投稿者 tsukada : 18:02
2009年12月04日
話題不足?
この「院長ブログ」は、その時々(日々)の思いつくままに、勝手気ままに書いています。話題も多岐にわたり・・というつもりなのですが、見返してみたら、先月からのブログの大半は新型インフルエンザ関連でした。
予防接種のこと、そして病気のこと。今小児科で一番の話題が新型インフルエンザですし、親御さん方のお知りになりたいことも、きっと同じなのだろうと思います。
私のアタマの中でもたえず新型ワクチンのことがグルグルと巡っていて、別のことをしていても、急に予防接種のことを思い出すことも多くなりました。先月に見た夢で、新型ワクチンが医院に山ほど届いたというのもありました(ぜひ正夢になってほしいものです)。
今月の「こども通信」も、そのほとんどが新型インフルエンザやワクチンについて。そしてそんな状態がここ数回続いています。いかに私に話題がないかが分かってしまいそう。
でもやっぱり今は新型インフルの話題になってしまいます。飽きてきているかもしれませんが、しばらくはお付き合い下さい。
今日の出来事を一つ。県庁の担当課に直接電話をかけ、新型ワクチンについてお話させていただきました。これまではこの地域の保健所と通して要望などを伝えてきました。端的にいえば、ワクチンの配布量を増やしてほしいということです。
きっと県の担当課には要望としてあがっていたのだとは思いますが、それでも心配になり、電話をかけたしだいです。これまでも何度か電話しようと思ったこともありました。でも、県内の医療機関や県民の方からとても多くの電話が殺到していて、担当者がダウン寸前だという話も聞いたりしていたもので、遠慮していたところです。
もうそんなことは言っていられません。やはり何としても、当院へ、そして小児科へワクチンの配分を増やしてもらわないと、県が決めた「子どもへの優先接種の前倒し」がかけ声だけの看板倒れになってしまいます。良く言えば「絵に描いた餅」。悪く言えばポーズと作っただけだと。
今後の配布については、こういった意見も参考にして対応したいというお返事をいただきました。小児科への配分を重点的に行う必要性があることは理解していただけているような印象なのですが、どうでしょうか。
明日からの週末も、休みなくワクチン接種を行うということも話しました。県が決めた「小学高学年」と「ゼロ歳児の親」への接種も、当院ではすぐに対応してことも伝えました。おそらく県庁の担当者と話をするのはたった一度だけだろうと思って、思いつくことの全てを話してしまいました。
さて実際にどうなるやから。再来週くらいに予定されている次のワクチン配布の様子を、しっかりと見守りたいと思います。
ということで、今日の「院長ブログ」はまたもや新型ワクチンの話になってしまいました。
読者の方におかれましては、よい週末をお迎え下さい。私は注射三昧?ですが。
投稿者 tsukada : 23:59
2009年12月03日
集団接種
新型インフルエンザ予防接種がなかなかすすまない中、当地(新潟県上越市)では幼児(1〜6歳)への集団接種が計画されています。市内のいくつかの場所で、一斉に行おうというものです。
今夜、それについての会議があり、出席しました。すでに計画は具体的になっていて、小児科医の協力を仰ぎたいというものでした。
市と医師会が協力しておこなう体制が作られていますので、計画通り実行されることでしょう。近々市から保護者あてに案内がありますので、該当の方はどうぞご利用下さい。
会議では別のことが問題になっていました。医療機関でのワクチン不足です。接種しようにもワクチンがなかったり、供給の見通しが分からないために予約すらとれない状況。これは当地の小児科医の共通した悩み・・いや怒りになっています。
会議の趣旨とは直接関連がないのは分かっているのですが、やはりワクチン不足を問題にせざるをえません。保健所の担当者もおられたので、私もふくめて、やはり「現場の意見」をしっかり言わせていただきました。
疑問もあります。医療機関に配分するワクチンが少ないというのに、どうして集団接種用に大人数分のワクチンが確保できるのか。それは、今後新潟県への割り当てが増えると見込んで、その増加分をあてるということなのだそうです。
集団接種にワクチンをまわすことで個別接種分が少なくなるのではないか・・そんなふうにも思えるのですが、担当者は否定されました。多少安心はしましたが、現在でも足りない配分量を増やすことなく、従来通りでいくということですので、満足できることではありません。
ワクチンの配分についても重大な問題があると指摘しました。国も県も、子どもたちへの接種を最優先させ、その時期も前倒ししています。それなのに、過去の配分先をみると、小児科への配分を増やしてはいません。
当地では1回に8,000人分のワクチンが県から割り当てられていますが、小児科へは1,000人分のまま。子どもへの接種を小児科以外でも行ってはいるでしょうが、それでも残り7,000人分を他の科に分配しているというのは、とうてい納得できるものではありません。
今後の配分予定は明らかにされていませんが、このまま同じ配分方法が続けばワクチンの偏在がさらに深刻になることでしょう。子どもたちに接種しようとしている小児科では不足し、一方で子どもたちへの接種をさほどしていない他の科でだぶつく。もしかして、他の科で子どもたち以外への接種が始まるかもしれません。
会議の大半は、じつはワクチン不足をめぐっての意見交換でした。入り口でもたもたしているうちに時間をついやしてしまいました。
とはいえ、現実には接種を受けられないでいる子どもたちが大勢います。市がのりだして、集団でいっきょに接種を進めようとしていることは大いに評価すべきだと思っています。「子どもを新型インフルエンザから守りたい」という思いは共通なのですから。
投稿者 tsukada : 23:59
2009年12月02日
ワクチン外来
持病のない子どもたちへの新型インフルエンザ予防接種がいよいよ始まりました。当院では「ワクチン外来」を水曜午後、土曜午後、日曜・祝日午前に設けて対応。今日がその初日になりました。
「ワクチン外来」はこれまでも季節性ワクチンでも作ってきました。土曜午後の特設外来は、もう10数年の歴史があります。ですので、新型ワクチンへの対応もスムーズでした。
それでも季節性ワクチンよりも多くの方へ接種することになります。同じ方法では無理があるので、いつかの点で改良を加えてみました。
会場は「本館」と「隔離棟」の2か所に分けて実施。15分単位で予約をお取りしていますが、交互に会場を使用します。
予防接種の一連の流れが混乱したいしないよう、動線を考え、職員の配置も工夫しました。
そしてその結果・・季節性インフルエンザ予防接種の「ワクチン外来」よりもスムーズに接種をおこなうことができたようです。来院された方からも、お褒めの言葉をいただきました。(逆にいえば、これまでスムーズではなく、クレームがあったのだと思います)
「ワクチン外来」の体制はできました。でもまだ問題があります。一つはワクチンの納品です。やっぱりまだ足りません。見通しがはっきりしないため、予約もとりにくい状態です。
もう一つは職員のこと。今月は日曜・祝日もワクチン外来があります。交替で勤務することにはなっていますが、それでもやはり負担は大きいものがあります。
今は「非常事態」・・新型インフルエンザの流行もそうですが、より多くの子どもたちがワクチンを待ち望んでいるという意味でも。私も小児科医として初めての経験。
ここはしっかり頑張りたいと思っています、息切れしながらでも(T_T)
投稿者 tsukada : 23:59
2009年12月01日
今日から12月
今年最後の月に入りました。冬場は子どもたちが風邪などをひくことが多くなり、小児科にとって「繁忙期」なのですが、今年は例年の比ではなさそうです。
一つは新型インフルエンザがすでに大流行になっているため。季節性インフルエンザの流行は1月に始まり、2月がピークですが、新型インフルエンザは秋からもう始まっています。それもそうとう大規模に。
もう一つの理由は、予防接種です。この時期は例年は季節性ワクチンを受けていただいています。今年は新型ワクチンも加わりました。単純には2倍ですが、接種を希望される方はとても多いので、おそらく数倍の業務量になっているでしょう。
当院では新型ワクチンが12月から本格的に接種することになるだろうという見込で、季節性ワクチンの接種時期を早めて行いました。10月のアタマから始め、11月いっぱいで終了という予定を、夏に決めていました。
12月からは新型ワクチンに集中・・という“読み”は見事に的中。持病のない子どもたちへの接種を、いろいろな経緯のすえ、新潟県は12月前半から行うことに決めました。
通常の診療時間は、新型インフルエンザの流行などで患者さんが多く、予防接種に時間をさくことができません。診療時間になっていない時間帯を使って、新型ワクチンの接種を行っていきます。
水曜と土曜の午後がメインの時間帯です。12月は日曜と祝日も使います。さらに、ゼロ歳の保護者の方のために、平日の夜も数回の接種時間帯を設けました。
その“ワクチン外来”の初日を、明日迎えます。季節性ワクチンよりも多くの方に接種を行うことになるので、接種の方法もいろいろと考えてみました。
院内で2つの接種会場を用意し、交互に使います。15分ずつの時間帯で予約をおとりしていますので、1つの会場は30分単位で予防接種を行っていきます。受付→診察・注射→会計という一連の流れがあり、待合室の混雑の解消もはかれるのではないかと思っています。
当初は来院された方も戸惑うかもしれません。職員も慣れるまでスムーズにいかないかもしれませんが、どうぞご協力下さい。
※新潟テレビ21(NT21、UXテレビ)が明日の新型ワクチン外来を取材したいとのこと。当日夜のニュースで話題としてとりあげられるかも。どうぞご覧下さい。
※「こども通信」12月号ができました。今回もほとんど全部が新型インフルエンザの関連です。どうぞお読み下さい。
投稿者 tsukada : 23:59