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2010年04月30日
大型連休
春の大型連休が始まり、外来はてんてこまいです。4月後半から外来数が増加。ウイルス性胃腸炎の流行に加えて普通の風邪などがはやってきたのでしょう。
そして休日の前後が混み合うのは小児科の宿命。昨日の祝日をはさんで、一昨日も今日も外来はパニック寸前。
普通よりも早く外来を始め、昼休みをきりつめ、夕方まで診療を続けました。私だけではなく、職員も昼休みも満足にとれない状態・・ときには小児科にはこんなこともあるのだと、理解してもらっています。ありがたいことです。
しかしそれ以上に大変なのは具合の悪い子どもたちであり、親御さんだと思います。待ち時間が長くなり、待合室も混雑するなかでも我慢してもらっています。申し訳ない気持ちになります。
今日は普通の日のほぼ倍の患者さんが訪れました。明日は土曜で半日。そのあと4連休になることを思うと、いったいどうなるやら想像だにできません。
でも困った子どもたちにために診療するのが私たちの仕事。そしてお役にたてることが、やはり嬉しいです。明日もまた頑張ります!
それにしても、大型連休がうらめしく思うこともあります。いっそ連休はないほうが、患者さんのためにも、私たちのためにもいいのでは。休みたくない、なんてことは言ってはいけないのかな・・。
投稿者 tsukada : 22:49
2010年04月29日
薪割り日和
春になり、「ストーブ・シーズン」はそろそろ終わり。ストーブ好きの私にとってはちょっとさびしいです。
でもお天気が良い日は薪割りという仕事が待っています。これがまた実に楽しいのです。
今月は夜になると気温が低くなるので、まだストーブを焚いています。昼も夜も、薪で楽しんでいる私は、小さな幸せを感じています。
投稿者 tsukada : 10:43
2010年04月27日
冷却ジェルの効果は?
ある看護師さんからメールで質問をいただきました。おつとめになった保育園では冷却ジェルを多用しているのだそうです。発熱時・打撲時・熱傷時など・・。
その効果について、あらためて私の意見を聞きたいとのこと。私からは次のようにお答えをしました。参考にして下さい。
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冷却ジェルは、発熱時に使用しても熱冷ましとしての効果はないと思っています。本人がひんやりして気持ちがいいというのであれば心理的な効果はあるわけですが・・。
それでも使っているのは、何かしてあげたい、と思うからかもしれません。してあげてるということで、安心して見守ることができるとしたら、保護者や保育士にとって心理的負担を軽減するという効果があるのかもしれません。そんな意味では、使って悪いことはないようにも思います。
熱傷の際の初期対応は局所の冷却ですが、水道水などによって15〜30分クーリングをする必要があります。それを冷却剤によって行うことは不可能ですし、本来の冷却をしないことによって熱傷の深度や範囲が増悪する危険があります。ぜったいにやめていただきたいと思います。
打撲の際にも冷却することにダメージを軽減する効果がありますが、熱傷ほどの冷却は不要かと思います。十分に冷やした冷却剤を使うことも可能かもしれません。ただし、冷却剤が体温で温められてしまえばもはや冷却にはならないので、適時新しいものに取り替える必要がありますが。
発熱時の看護について、職場の方々とよくお話し合いをしてみて下さい。
投稿者 tsukada : 19:42
2010年04月26日
小さなゲスト
先日当院にお見えになったお客さんをご紹介しますね。須田ひかりちゃんと直樹ちゃんのお二人です。(手にしているのは、当院保育士の手作りプレゼントです)
ひかりちゃんは当地で撮影された映画『絆(きずな)』の子役。その時の御縁で、そのあともずっと親交が続いています。
満開の桜の中で撮られた映画・・桜の季節になると、毎年思い出して、わざわざやってきてくれます。
小さなゲストを観桜会に案内し、いっしょにお花見をするのが恒例になっています。私もこの子たちがやってくるのが楽しみです。
小さなゲストと書きましたが、じつは今はもう小さいと言っては失礼になりました。ひかりちゃんは女剣劇・浅香光代さんの二代目を襲名したばかり。名前も「あさか香(かおる)」に。これからは女剣劇をしょってたつ存在に! 写真からはとても想像できないかもしれませんが、そうなんです。
おとうとの直樹ちゃんもテレビで活躍しています。NHK大河ドラマ「龍馬伝」で、岩崎弥太郎の弟=岩崎弥之助の役。子役ではあるけれど、テロップにもちゃんと名前がでています。3月放送されたTVドラマ「ハンチョウ2」では、誘拐される子どもの役も演じていました。
最初にお会いしたときには小さかったお二人。今ではもうすっかり大きくなり、名実ともにビッグになっています。これからの成長、そして活躍がとても楽しみです。
年に1回の再会ですが、何だか実家のおじいさんになったような気分でいますよ。また来年も桜の咲くころに会いましょうね。
PS 観桜会のイベントに、女剣劇がいいかも。だれか企画しませんか? 交渉しますよ。
投稿者 tsukada : 23:59
2010年04月25日
終焉
当地では今日あるデパートが完全閉店。35年の歴史が終わりました。
石川県に本店がある大和(だいわ)というデパート。新潟県内に3店舗がありますが、そのすべてを閉鎖し、撤退することになりました。経営状態の悪化が原因だそうです。
商店街の核になっていたデパートですので、今後商店街がいっそう衰退してしまうのではないか、と心配されています。市内の中心部がますます空洞化してしまうのかもしれません。
長く親しんだものがなくなるのは寂しいですね。私は先日お買い物してきましたが、これが最後だと思うと、店員さんにどんな顔をしてあげればいいか、困ってしまいました。なのでラストになる今日は行かず。
どんなものにも終わりはやってくるのかも。人生にも・・なんて考え始めたら、暗くなってきましたので、やめます。
投稿者 tsukada : 23:02
観桜会その後
当地の観桜会が終わって数日。すでに露天もなく、訪れも方もまばらになりました。1週間前・・歩くのも大変なくらいに混み合っていたのがウソのようです。
ソメイヨシノの花はほとんど散ってしまった・・と思っていたら、まだ2割くらいは残っていました。陰になるところではまだ“五分咲き”のところもありました。
ソメイヨシノ以外の桜が何種類が植えられていますが、ちょうど満開になっている桜もありました。
お天気もよく、最高のお散歩日和。桜もまだ見ることができましたよ。
投稿者 tsukada : 09:00
2010年04月24日
今週の感染症情報
○ウイルス性胃腸炎
○マイコプラズマ
△おたふく
△溶連菌感染症
△水ぼうそう
△RSウイルス
△りんご病
×インフルエンザ
×麻疹
×風疹
--------------
感染性胃腸炎は今週も比較的多く発生しています。園での集団発生のほかに、家庭内できょうだいや親子での伝染も目立ちます。吐物や下痢便の始末、手洗いやうがいなど、感染予防にも努めていてください。
インフルエンザは今週は当院ではゼロ。発生がなかったのは今シーズン初めてです。他の地域ではB型の報告がありますが、散発的な発生のようです。
おたふくかぜの発生数がさほど多くありませんが、流行は続いています。まだかかっていない方はぜひワクチン接種で予防して下さい(任意接種)。
RSウイルスは乳幼児に急性細気管支炎をおこします。咳と喘鳴が強く、呼吸困難になることもあります。
今週は寒暖の差が大きいためか、風邪などが多くなっています。体調に管理に気をつけていて下さい。
投稿者 tsukada : 14:39
2010年04月23日
NHKでも報道(3)
先週の話なので、もう旧聞になってしまいました。タイムリーではなく申し訳ありません。
NHKのローカルニュース(新潟県内)で病児保育のことが2日にわたり特集され、その1回では当院のわたぼうし病児保育室の取り組みが紹介されました。
NHKが本格的に病児保育についての放送をしたのは、当地では初めてのこと。女性の就業をささえ、社会のセーフティーネットであることがしっかり知られるようになったからなのだと思います。
しかしまだ大多数の方に認知していただいているという状態ではありません。特集を組むにあたってもいろんな議論があったようにも聞いています。
思い起こすことがあります。数年前に同じNHK新潟放送局のディレクターが当院に来られました。病児保育について関心があり、とくに当院の実践を取り上げたい。できれば全国放送の番組の中で・・。
打ち合わせを続けていましたが、最終的には企画はボツになったようです。当時はまだあまり知られておらず、取り上げ方が難しいという理由だったように聞いています(知られていないからこそメディアは積極的に放送すべきでしょう、という突っ込みはしませんでしたが)。
あるいは・・邪推ですが、一民間企業のことを放送することが「公共放送」であるNHKの方針に反する、などという意見があったのかもしれません。(同じようなことを、ある公共的な団体からさかんに言われたことがあるもので、「被害妄想」なのでしょうが)
いずれにせよ、今回は違いました。病児保育という子育て支援策が広く知られるようになり、その意義についても十分に認められるようになりました。実績もたっぷりとあります。これからの社会にとって、なくてはならないものになりました。そんな状況が、NHKの放送を後押ししたのでしょう。
特集の最後に取材した記者の方が語ってくださいました。「病児保育は医療関係者の善意で成り立っている。少子化が進んで労働力人口が減っていく中で、病児保育は安心して子育てをしながら働くという意味で社会のセーフティーネットと言える。だからこそこの病児保育を医療関係者などの善意にまかせるのではなく、しっかりとした医療制度、あるいは社会保障制度として確立することが必要だ」
これほどハッキリ言って下さったのは、私の知る限り初めてのことです。嬉しいです。現状をみつめ、今後のありようを考えると、当然の結論でしょう。
さてこれでまた私たちに課題が与えられました。病児保育を運営するものとして、次に何をしていけばいいか、じっくり考えていきたいと思っています。
投稿者 tsukada : 23:59
2010年04月21日
ピンクの絨毯
今朝の公園です。ソメイヨシノは散り始め、歩道をピンクの絨毯に変えていました。
延長されていた観桜会も今日まで。名実ともにお花見が終わろうとしています。
ソメイヨシノは可哀想な木だと思うときもあります。普通は先に葉を茂らせ、太陽の光を浴びて光合成をすることでその体内に栄養分をつくり、蓄えます。そのあと花を咲かせ、実を実らせ、子孫を残していきます。
しかしソメイヨシノは葉より先に花・・前の年の養分を使って。光合成を行わない冬の間にも栄養は使われていますから、カラカラに乾いた状態で花を咲かせているのかもしれません。
もしかしたらソメイヨシノにとって花とは、もう余力のないなかで、それでも私たち人間たちに見せてくれているパフォーマンスなのかもしれません。
さらに実を作り子孫を残すことができません。江戸時代に作られた1本の桜の木が、挿し木で新しい木を作りながら、全国で、世界で生きつづけています。すべてのソメイヨシノは同じ遺伝子をもっています。その年齢は百数十歳になります。
これだけ見事に花を咲かせてくれても、交配はできていません。ただ花を咲かせるだけのために人工的に作られた品種・・。
そんなことを考えると、ソメイヨシノが哀れ。お疲れさまと声をかけてあげたくなります。もう人間たちのためのショーは終わりにしていいですよ。これからは葉をたくさん茂らせ、光をいっぱい浴びて、栄養をちゃんと作ってくださいね、自分のために。
投稿者 tsukada : 23:59
2010年04月20日
本当に散り始め
満開をすぎたサクラが、今日の雨で散り始めました。道や芝生の上に花びらが落ち、ピンク色に染まってきています。
公園全体を埋め尽くしていたサクラの花・・あと数日で消えていきます。ちょっとさびしいですね。
にぎやかにしていたあとに訪れる静けさ。宴のあとの静寂。私には苦手です。だったら最初から何もないほうがいい、なんて思うこともあります。
もっとも、お花見が終わっても、獲物にありついていたカラスはしばらくは公園内をウロウロしていることでしょう。早朝のカラスはけっこうにぎやかなものです。
投稿者 tsukada : 23:59
2010年04月19日
散り始め?
高田公園のサクラは予想より遅れて先週半ばに満開になりました。そのあとは穏やかなお天気が続き、週末は最高のお花見になりました。
サクラは今日もまだ見事な花を咲かせ続けています。もう少しの間、お花見を楽しめそうです。次の週末まで散らずにいてくれるといいですね。
でも、観桜会の会場を見渡すと、ちょっと寂しくなってきています。露店の数がずいぶん少なくなっているのです。観桜会は会期を延長していますが、桜前線の北上にともなって移動していかれたのでしょうか。
お花見客の数もピークを過ぎました。サクラより先に、周りが散り始めたようですよ。
投稿者 tsukada : 23:59
絶景
投稿者 tsukada : 21:32
2010年04月18日
最高のお花見日和
投稿者 tsukada : 09:51
2010年04月17日
今週の感染症情報
○ウイルス性胃腸炎↑
○マイコプラズマ
△水ぼうそう↑
△溶連菌感染症↑
△おたふく
△インフルエンザ
△りんご病
×麻疹
×風疹
--------------
徐々に少なくなってきた胃腸炎は、今週はまた増加に転じています。発生数は41名、先週が19名なので倍増です。脱水状態で点滴治療をする子が多いです。十分に注意していて下さい。
インフルエンザは3名の発生。ごく一部での集団発生です。A型ですが、新型なのか季節性なのかは不明。しかし今後ただちに大きな流行になることはないでしょう。
溶連菌感染症は増加しました。強い咽頭痛と熱がでる感染症で、抗生剤による治療が必要です。
新学年が始まって半月ほど・・やはり感冒などが多くなっています。体調に気をつけてお過ごし下さい。
当地は桜が満開、この週末は最高の見頃でしょう。お天気があまり良くないので、あたたかくしてお花見にお出掛け下さい。
投稿者 tsukada : 14:56
2010年04月16日
NHKでも報道(2)
投稿者 tsukada : 23:59
今朝の公園
高田公園のソメイヨシノはすでに満開。多くの方が見物に来てくださることを待っていますよ。
でも肌寒い中でのお花見になっています。とくに夜は冷えてきます。暖かくしてお出掛け下さい。
投稿者 tsukada : 08:16
2010年04月15日
NHKでも報道(1)
本日、NHK新潟のニュースで県内の病児保育(または病後児保育)が2回取り上げられました。1回目は昼のニュース(午後12:15〜)、2回目は夕方のニュース番組(午後6:10〜)。
昼のニュースでは県内でどれくらいの市町村が実施しているかを紹介していました。県内30の市町村の中で実施しているのは9つの市だけ。実施率は1/3以下だというのがその内容です。
夕方のニュースでは、働く母親にとって病児保育はとても大切な施設なのだけれど、設置が進まない実態を紹介していました。県内の「働く母親」は50万人中18万人・・4割近くなります。しかし子どもが病気になったとき、なかなか仕事を続けられず、困っているということを、ある一人のお母さんの取材を通じてレポートしました。
今日の2つのニュースでは、当院のわたぼうし病児保育室はちょっとだけ“出演”。保育している様子や診察の様子が映像で流されていました。(私の後ろ頭も映されていました・・)
明日(16日)夕方のニュースでは、病児保育を実施している施設側の事情が報告されるそうです。その中ではわたぼうし病児保育室が詳しく紹介されることになっています。私へのインタビューもでてくるでしょう。新潟県内の方、どうぞご覧になって下さい。
投稿者 tsukada : 23:59
夜桜
投稿者 tsukada : 08:22
2010年04月14日
春の嵐
投稿者 tsukada : 12:45
2010年04月13日
NHKの取材
今日はNHKの記者の方が、わたぼうし病児保育室の取材に来られていました。
朝の迎え入れ(写真)から始まり、お帰りまで一日中張り付いての取材でした。病児保育室の全てを見ていただきました。
私もインタビューを受けたので、ハードな一日になりましたが、きっとしっかりした報道になることでしょう。
当院で行っている病児保育の特徴の一つは「断らない」ということ。それを実現するためにどのような苦労をしているかもお話ししました。
また経営上はけっして楽ではありませんが(補助金のない平成13年度〜20年度で1億円以上の累積赤字を作ってしまいました)、それでも続けてきた理由にも興味を持たれたようです。
そして、今後このような病児保育施設がもっと多くなり、どの地域の方にも利用できるようになるためには何が必要なのか・・そんなお話もしました。
NHKにわたぼうし病児保育室を取り上げていただくのは、おそらく初めて。社会的な存在として少しずつ認知されてきたのだと思うと、嬉しいです。
そして、病児保育の必要性が叫ばれるようになってきたことを思うと、これまで頑張ってきた甲斐がありました。
この特集は15日(木)と16日(金)、総合テレビの夕方6時台のローカルニュースの中で放送されます。残念ながら新潟県内だけの放送になってしまいますが、どうぞご覧になって下さい。(わたぼうし病児保育室については16日の放送になるそうです)
投稿者 tsukada : 19:48
もうほとんど満開!
今朝の公園は、ほとんど満開のサクラでピンク色に染められていました。
この日を待っていたかのように、一挙に咲いたようです。
でも日中からものすごい強風・・サクラが散ってしまわないか心配しましたが、今のところは大丈夫のようです。
見頃は今週後半か週末くらいと思っていましたが、少し早くなったようです。でもこんな強い風が吹くと、お花見気分にはなれませんね。残念です。
投稿者 tsukada : 19:47
2010年04月12日
冷たい雨が・・
今朝のサクラです。昨日からの冷たい雨で、まだつぼみを固くしているようです。
今日のずっと雨でした。すでにつぼみはふくらんでいますの、お天気が良くなれば一挙に満開になりそうなのですが・・。
見頃は今週後半、そして次の週末でしょうか。待ち遠しいですね。
投稿者 tsukada : 23:24
2010年04月11日
あいにくのお天気
サクラが開花して初めての週末。この日を待っておられた方も大勢おられることでしょう。やっとお花見です。
でも今朝からあいにくの雨。気温もあがらず、寒いお花見になってしまいました。
多くのつぼみはまだ固いまま。二分咲きといったところでしょうか。満開のサクラをあてにされていた方には、ちょっと残念でしたね。(そのお客さんをあてにしていた露店の方々も残念でした・・)
昨日はよく晴れて、気温も高く「お花見日和」。夜桜を見に出かけてきました。
高田城がライトアップされ、水面にうつるその姿がきれいでした。
サクラロードのライトアップもみごとです。お花はまだ少ないけれど、ピンク色にふくらんだつぼみが照らされているだけでも、豪華な演出でしたよ。
満開になるのは今週の後半かな。そうすると次の週末は一番の人手になりそうです。お天気が良いといいですね。
投稿者 tsukada : 20:05
2010年04月10日
今週の感染症情報
○ウイルス性胃腸炎↓
○マイコプラズマ
△りんご病
△水ぼうそう
△おたふく
△溶連菌感染症
△インフルエンザ
×麻疹
×風疹
--------------
インフルエンザは今週もほんのわずかな発生。全国的にも同様の傾向で、やはり終息は間近でしょう。
胃腸炎も発生数は少なくなってきました。夏場は大きな流行はないものの、多少の発生は続くものです。
引き続き注意は必要です。
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)と水ぼうそう(水痘)はそれぞれ少しずつの発生。いずれも園や学校が始まったので、集団発生するかもしれません。ワクチン接種で予防可能です(任意接種)。
当地でもソメイヨシノがようやく開花しました。お花見を楽しんで下さい。
投稿者 tsukada : 13:00
今朝の桜
まだほんの少し咲き出しただけですが・・日中、温かさから一挙に咲くかも。帰宅してから見上げるのが楽しみです。
ちなみにお店はたくさん出ています。目だけではなく、お腹や喉も楽しめますよ。
投稿者 tsukada : 08:22
2010年04月09日
開花宣言
今日は日中は21度まで上昇。5月上旬の温かさでした。その陽気にさそわれ、当地のソメイヨシノが開花です。
当初の開花予想日になってもまだ開かず、やきもいきしていました。でもちゃんと週末に間に合いました。
観桜会は先週から始まっています。これでようやく「主役」がそろいました。名実ともにお花見の始まりです。
そして長くて暗い冬を過ごしてきた雪国の私たちにとって、本当の「春」がやってきました。桜の開花は特別な意味があります。
さあ、お花見にでかけて、自然の恵みを楽しませていただきましょう。
投稿者 tsukada : 23:59
建築中
今、薪小屋を作っています。冬の楽しみ・・暖炉のために薪を集めて、乾燥させています。今までも小屋がありましたが、手狭になり、増築です。
鉄パイプで枠組みをつくり、塩ビの波板で覆います。作業しているところを見ていますが、プラモデルを作っているかのようで、楽しそうでした。
薪になる前の丸太がたくさん積んであります。この夏場に薪割りをするつもりですが、その薪を置くスペースが足りませんでした。
新しい薪小屋ができたら、薪割りに精を出したいと思います。次のストーブ・シーズンに備えて。
投稿者 tsukada : 18:01
2010年04月08日
ライター火災(2)
昨日、子どもがライターをいたずらして火災になるという事故があいついでいると書きました。自動車だけではなく、自宅マンションが全焼するという火災もおきています。やっぱりライターは怖いです。
ライターの事故は他にもおきていました。先日、日本医師会に届いたお花が出火した事故です。ちょうど会長選挙が終わり、その直後だったので、もしかしたら何者かによるテロなのかもしれない、と緊張しました。
その後の警察の調べで、お花を贈った人も、配送した業者も不審なところはなく、お花自体にも発火物などは仕掛けられたいなかったとのこと。事件性はないようで、肥料などの具合から自然発火した可能性を疑い、今後実験をして確かめる、という段取りになっていました。
そして今日のニュース・・医師会職員が、梱包されたお花の箱を開ける際にライターを使ったために燃え移ったということが分かりました。手元にハサミがなかったというのがその理由。
原因が発覚するまでずいぶん時間がかかりました。あまりに大事になり、ライターの火が燃え移ったということを言い出せなかったということだそうです。
その気持ちも分かりますが、でも情けないですね。まるで子どものようです(そんな言い方をしたら子どもたちに失礼かな)。
何ともお粗末な事故でした。でも大事に至らずに良かったです。そして、テロなどの事件でなくてホッとしています(私も日本医師会の会員ですから、多少は関係があります)。
これで一件落着ですが、教訓もあります。子どもたちに火遊びをしないようにお話をしていますが、大人にも「目的外使用」しないように伝えないといけなくなりました。
大人なんだから常識で判断してもらえればいいはずなのですが、残念ながら「常識」がみんなそれぞれ違っているので、「常識」が通じないこともあります。
それにしても人騒がせな事故でした。その場で「ごめんなさい」って言えば終わっていたのに・・。
投稿者 tsukada : 23:59
2010年04月07日
ライター火災
使い捨てライターによるとみられる火事が相次いでいます。4日には北海道で4人のお子さんが車内で焼死。翌日には宮城県で、あわや2人のお子さんが車両火災に巻き込まれるところでした。
いずれも原因は子どもの火遊びのようです。北海道の事故(事件?)では、3歳の子が家でもライターをいじっていたことがあり、しかっていたとのこと。お子さんを亡くしているので、親御さんに言うのは酷ではありますが、でも原因は明らかに親御さんの過失です。
ライターを子どもの手のところにおいていることがまず問題。おそらく親は喫煙しているのでしょう。それ事態がまず問題ではありますが、それに加えてライターの管理をきちんとしていなかったことは、今本人たちが一番悔やんでいることでしょう。
火遊びをするなと子どもをしかっても、どれくらい効果があるか疑問です。今回はその効果がなかったことを証明していますが。
大人のもっているものやしていることに興味をもつのは子どもにとっては当然のこと。しかられることで、その興味がなくなることはなく、かえって「しかられないように上手に・・」と考えるかも。隠れてライターをかまえば、火事になる危険性はますます高まります。
乳幼児検診の際に私たちは「子どもたちを事故から守ろう」と親御さんに呼びかけています。病気にならないように注意しながら子育てをするのと同じように、事故にあう危険性を少なくすることはとても大切だからです。
でも、こんな事故を見聞きすると、虚しさを感じます。まだまだ事故防止の指導が足りていないのですね。でも、いくら情報をお伝えしても、それをきちんと理解し、実行してくれるかどうかは、親御さんにかかってきます。
使い捨てライターの構造も問題になるでしょう。子どもがいじくっても火がつかないような仕掛けがしてあれば、こんな事故にはなりませんでした。そんな「安全ライター」は市販されているようなのですが、値段がやや高いという理由であまり売れていないとのこと。
こうなったら使い捨てライターについての安全基準のようなものを作り、それをクリアーしなければ製造も販売もしてはいけない、という規制をしてはどうでしょう。多少値段が高いとしても、子どもたちを守るためにそれくらいはしてもいいのではないかと思います。
北海道での車両火災は、ライターだけの問題ではなかったようです。子どもたち4人を自家用車に残して、運転していた父親が30分ほど自動車から離れていたというのです。車両内に閉じ込めたままでいることが心配ではなかったのでしょうか。
真夏ではないので熱中症の危険はないかも。でも北海道の今の季節ですから、きっとエンジンをかけて暖房をかけていたことでしょう。暑くはなりすぎないでしょうか? エンジンが止まればきっと寒くなってくるでしょう。子どもがハンドルなどをかまわないでしょうか。キーをつけたままですから、自動車の盗難や、子どもの誘拐も起こりえたことです。
何とも無神経なことだと思わざるをえません。もっとしっかりしてよ!といいたくなります。でも・・そんなことを言っても、亡くなった子どもたちはもう帰ってきてはくれません。
こんな悲惨な事故をくりかえさないようにするために、大人たちは何をしなくてはいけないか、ちゃんと考えましょう。そして実行しましょう。少しでも良い社会にするために。
投稿者 tsukada : 21:03
2010年04月06日
もう一人の「つかじ」
お笑いコンビ「ドランクドラゴン」があるテレビで話していたことです(先週の「笑っていいとも!」)。相方の「塚地」という苗字はとても珍しく、全国で数家族しかいないのだとか。
ウィキペディアにも「塚地という苗字は、元々高知県だけにしか存在せず、全国的にも10軒あるかないかという珍しい苗字である」とあります。
珍しい苗字のなのでてっきり芸名かと思っていたくらいです。(名前が「武雅(むが)」なので、芸名にしては立派ですよね)
実は私も「つかじ」です。「塚田次郎」・・苗字と名前の頭の漢字をあわせると「塚次(つかじ)」になります。
実際に「つかじ」と呼ばれたこともありました。学生のころ、スカイラインGTという自動車が人気になった時です。車好きの友だちが「つかじ」が「スカジー」に似ているからと、何度か呼ばれました。
もし彼が格好良ければ、もう一度「つかじ」と呼ばれてもいいのですが・・。ご遠慮させていただきますね。
彼は「つかちゃん」と呼ばれているそうです。私はそうは呼ばれたことがないな。代わりに「じろちゃん」・・昔の友だちからは今でもそう呼ばれています。
一応医者なのですが、「じろちゃん」ではちっとも威厳がないですね。
投稿者 tsukada : 18:14
2010年04月05日
逆隔離という発想
インフルエンザの患者発生はほとんどなくなりました。当院では先週はわずか1名。全国的にも流行が沈静化しているとされています。このままいったん収束に向かってくれそうです。
流行が下火になるにつれて、当院では「困ったこと」がおきています。それは「隔離棟」の利用です。
昨年、新型インフルエンザのパンデミックを想定して作った建物。新型インフルエンザの予防接種と流行時の診療には大活躍しましたが、今は「用済み」状態。 私も隔離棟に行かない日が多くなりました。
使わないにこしたことはない・・そうは思うのですが、でももったいない。建設費数千万円。さらに業者さんに無理をいって突貫工事をしてもらいました。
インフルエンザの流行していない季節(それが1年の4分の3くらい)でも使う方法がないか、考えてみました。そして見つかりました! それは「逆隔離」。
予防接種で訪れた方を、通常の患者さんとは分かれていただくのに使うことにしました。待合室、診察室、処置室・・ほとんど完全に分かれていただけます。
予防接種専用の時間帯は現在のやり方で問題はありませんが、夕方など、診療の途中で予防接種を行う際には、この「逆隔離」が大いに役立ちそうです。
さっそく今日から実施し、とてもスムーズにできました。受診者の方にもおおむね好評だったようです。
健康な方を、病気などで受診の方から「逆隔離」するという発想・・文字通り「逆転の発想」の産物です。
いや、本当は「もったいない精神」なのかも。
投稿者 tsukada : 22:17
2010年04月04日
お花見日和ですが・・
当地(新潟県上越市)ではまだ桜は咲いていません。
お花見の準備はもう万全。というより、観桜会はもう始まっています。
これは夜桜を照らしだすライトです。
つぼみは確実に大きくなってきました。開花予想は当初4月5日でしたが、7日に変更になっています。
公園を散歩していて、咲いている桜を見つけました。「冬桜」という種類だそうです。
ソメイヨシノだけではなく、いろんな種類の桜をいっぱい植えておけば、もっと長い期間にわたってお花見がたのしめるのにな、って思いました。
きっと我が家のクッキーもそう思っていることでしょう(^^) 暖かいお天気に誘われて、たっぷり散歩を楽しみました。
投稿者 tsukada : 09:55
2010年04月03日
今週の感染症情報
○ウイルス性胃腸炎↓
○マイコプラズマ
△溶連菌感染症
△おたふく
△水ぼうそう
△インフルエンザ
△りんご病
×麻疹
×風疹
--------------
感染性胃腸炎は発生数がピーク時の2割ほどまで減少。とくに今週は春休みに入っているので、流行が下火になったのかもしれません。例年とは違って春先もまだ流行する可能性があります。ひきつづきご注意をお願いします。
インフルエンザの発生は当院ではわずか1名。全国的にも流行が沈静化したと判断されています。季節性インフルエンザが今後流行する可能性も少なく、ほぼ終息とみなしてよいようです。
おたふくかぜと水ぼうそうは若干の発生。いずれもワクチン接種で予防可能です(任意接種)。
新年度になりました。当地の桜も来週には咲き始めるようです。暖かくしてお花見にお出掛け下さい。
投稿者 tsukada : 13:21
2010年04月02日
観桜会スタート
高田公園(新潟県上越市)の観桜会が今日、開幕しました。まだサクラはつぼみのまま。ときどき雨が降るあいにくのお天気。
でももう露店は並び始めました。しばらくは文字通り「花より団子」でしょう。
高田公園は日本最大夜桜の一つだと言われています。たくさんのボンボリがともされ、お花見見物のお客さんを迎える準備が進んでいます。
観桜会のポスターには「百万人観光」とあります。人口20数万の地方都市ですから、そのスケールの大きさが分かると思います。
当地の開花予想は4月7日。当初より2日ほど遅れているとのこと。来週には見事なお花見を楽しんでいただけるでしょう。
投稿者 tsukada : 23:59
2010年04月01日
「こども通信」4月号
今日から4月。新年度がスタートしました。入園、入学、進級・・みなさん、新しいステージへアップです。
当初は緊張することもあるでしょう。体調にも気をつけて、新生活を迎えて下さい。
毎月発行している「こども通信」4月号をアップしました。今月号では、新しい子宮頸がん予防ワクチンのことや、もうすぐ再開される日本脳炎予防接種のことについて書いています。どうぞお読み下さい。
投稿者 tsukada : 19:51