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2010年06月17日

常識?非常識?

 昨日からは太陽が強い日差しを作っています。先週から梅雨入りしていますが、ちょっと一休みというところでしょうか。

 でもカラッとした暑さではなく、湿度が高く、蒸しています。やっぱりしばらくは梅雨空が続きます。明日の午後からはまた雨になるとか。

 喘息の子どもたちが不調です。発作をおこしている子が多くなっています。こちらも天候が大いに影響しているようです。

 こんなお天気なのに、感染性胃腸炎がまだ流行中。ノロウイルスなどによるものですが、冬場の代表的な感染症です。昨年秋から初冬にかけては全くといっていいほど発生せず(ちょうど新型インフルエンザが流行していました)、数か月遅れで流行が始まり、まだ終息していません。このまま次の流行シーズンに突入する・・なんてことにはならないか、心配です。

 昨年の今頃は新型インフルエンザを警戒していました。日本の第一弾は関西の高校生を中心にした流行。夏には沖縄で流行し、秋以降は全国に拡大していきました。

 インフルエンザも冬場の感染症だと思っていました。「冬の胃腸炎」「冬のインフルエンザ」・・そんな常識がすっかり覆されています。

 常識が常識ではなくなる。常識を思いこむことが非常識なこともある。常識を見直すところに新しい常識が生まれる。

 医者を長くやっているとだんだん「医師頭(いしあたま)」になるのだそうです。小児科医院を開設して20年・・これからも柔らかい頭でいたいと思っています。

投稿者 tsukada : 2010年06月17日 23:59