« 目的が分からない | メイン | 昼と夜が同じ長さの日 »

2010年09月22日

涙の一日

 ニュースを見ながら何度か涙を流しました。無罪が確定し、職場に復帰することができた厚生労働省の村木さんのニュースが流れてくるたびにです。

 当然ですが、本当に嬉しそうです。先日裁判で無罪を言い渡された時とはまったく違う笑顔のように思えました。裁判で「勝った」といっても、それだけではすっきりしていなかったのでしょう。争いがあったのは確かですから。

 しかし実は今回の嫌疑そのものが、実は検察のでっち上げである可能性が濃厚になりました。つまり争うべき事実そのものが、本当は存在していなかったということになります。

 冤罪事件でした。裁判官に認めてもらっただけではなく、完璧な無罪。そこには一点の曇りもありません。

 検察は上告しないことを決め、会見で村木さんに謝罪。そして復職も決まりした。

 久々に登庁した厚労省の玄関では、多くの職員が温かく迎えていました。彼女の集めていた人望がいかに大きかったかもよく分かります。

 そんな歓迎を受け、村木さんは心の底から嬉しかったことでしょう。きっと職員にとっても、嬉しい日になったに違いありません。

 村木さんの喜んでいる様子をテレビを見て、私まで嬉しい涙を流してしまいました。

投稿者 tsukada : 2010年09月22日 23:59