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2011年02月27日

交通事故の救護

 先日のこと。朝早く市内を運転していた時に交通事故を目撃しました。

 交差点で右折しようとしたところ、歩行者が横断歩道を右手前から向こう側に渡ろうとしているのが見えたので一時停止。しかし道路に出たところでうずくまり、渡りそうになかったので、私は右折したあとに自動車を道路の左に停めました。

 歩行者は道路上にいるので、そのままでは危険。起き上がる様子が見られなかったので、駆け寄ろうとドアを開けようとした時・・前方から赤い自動車が走ってきました。すでに信号が変わっていたので、この自動車にとっては青信号で交差点に入ることになります

 まだ薄暗い時間帯。その方は白いジャンパーとズボンを着ていたので、私にも大きなゴミ袋が道路上にあるかのようにも見えました。もしかしたら・・

 そんな直感が当たってしまいました。対向車が減速することなく私の隣を走り抜け、次の瞬間、ドンとい鈍くて大きな音がしました。

 すぐに駆け寄りましたが、幸い命には別条なく、その場で起き上がり、会話が普通にできる状態。左腕がダラリとしていて骨折していたかもしれません。顔は流血があり、良く見ると頭皮が大きく裂けていました。

 119番をし、救急車が来るまでその方を介抱。お話はできたので、事情を少し聞くことができました。

 80歳ほどの方で毎日ジョッギングしているそうです。その時は横断歩道に入ったところで足がもつれて、そのまま立てない状態になってしまったそうです。

 加害車両の運転手もすぐに戻ってきたので、その方にも落ち着かせながら、私が見た事故の状況を伝えました。

 数分で救急車が到着し、救急隊の方に被害者の方の状態と事故の状況説明をして、病院へ搬送されるのを見送りました。

 その後やや遅れてやってきた警察の方にも同じように説明し、現場を離れました。

 被害者の方はおそらく頭を自動車の来る方向に向けてうずくまったのでしょう。そこに自動車のバンパーがぶつかったのだと思います。ほんの少しでもずれていたら脳挫傷などで即死すること可能性もありました。

 不運なことが重なって事故に会われたわけですが、事故の程度からは不幸中の幸いと言えるかもしれません。

 ぶつかった瞬間は見ていないのですが、ぶつかった時の衝撃音は聞いています。直前に事故に会うことも予想したので、その時耳にした音は恐怖感とともに脳裏に残っています。

 もし私がもう少し早くこの方の所の駆け寄ることができていれば、事故にはならずにすんだでしょう。それまでの時間はなくても、何らかの手段で対向車に危険を知らせることができていたら・・

 今から時間をさかのぼって、事故を回避することは不可能なわけですが、でもそんな気持ちも時々心をよぎってきます。

 その後この方の容態がどうだったか、連絡などもないので分かりませんが、便りなきは良い知らせなのでしょう。(このような時、必ず氏名などを伝えるようにしています。事故処理や救護に関わったわけですので、多少は私にも責任があるかもしれません。医者だというだけで、ケガをされた方は少しは安心できるでしょうから)

 この方のおケガが軽くすむことを願っています。また、このような事故はいつでも起きる可能性があり、私も運転手の一人としてより注意深く運転するよう、心がけようと思いました。

 ちなみに私の運転免許証はずっとゴールドです。先日更新しましたが、引き続きゴールドの免許証をいただきました。それでも慢心は危険。いつも安全運転で行きます!

投稿者 tsukada : 2011年02月27日 15:16