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2011年02月27日
もう一つの事故処理
私は以前にも何度か交通事故に出くわしていて、救護することがありました。
昨年も自動車での帰宅中、交差点を自転車で渡る途中で自動車にぶつけられるという事故に出会いました。交差点の少し前から渋滞になっていて、現場にさしかかった時にはまだ救急車を到着しておらず、その方は道路上に投げ出されたままでした。
近寄っている人も見られなかったので、私は自動車を歩道上に乗り上げて停車し、すぐに駆け寄りました。頭を打っている可能性があったので、首を守るためにその場から動かすことをせず、その方のそばについていて、救急隊の到着を待ちました。
ちょうど帰宅時間帯だったからか、看護師の方がお二人、私たちに声をかけていただきました。見た目には大きなケガもなく、意識もハッキリしているので、私だけで大丈夫と応えると、その方々は渋滞になっている交通の整理をして下さいました。
こんな時にボランティアで、自主的に対応してもらえるなんて、嬉しいです。きっとプロとしての倫理観も高い方々なのでしょう。
私も自分から進んで現場で救護したわけですが、実は少しだけヘンなことを心配していました。私の様子を周りの人たちが見たらどう思うだろうか、と。
多少目立つ私の自動車が近くにあり、路上で倒れた方の隣に私がいる・・きっと私を加害者だと勘違いする人もいたことでしょうね。
でもそんなことを気にして、すべきこと(できること)をしない・・そのことの方が恥ずかしいこと。そう気を取り直して、その場で救急車の到着を待っていました。
以前、実際に同じような場面で加害者だと間違われたことがあります。病院勤務をしていた時のこと。目の前で引き逃げ交通事故が起きました。高校生が数名、なぎ倒され、転んでいました。大きなケガではなかったこともあり、また勤務する病院のすぐ近くだったので、私の自家用車に乗せて救急外来を受診させました。
その時の主治医にはちゃんと説明したはずなのに、あとになって私がひいたのかと思っていたと分かりました。誤解はとれたのですが、でも後味の悪い思いがしたものです。
数年前のこと、やはり帰宅時にオートバイの自損事故を目撃しました。工事中で車線変更を示す矢印の看板が道路の中央に置いてあり、オートバイの方はそれに気づかず、ぶつかり、転倒してしまいました。そのままでは二重事故になってしまうので、すぐに駆け寄り、歩道まで移動するのを手伝いました。
打撲だけだったようで、本人は救急車は呼ばなくても良いとのこと。代わりに迎えに来るよう電話をしてほしいと頼まれ、事情を電話で伝えて現場をあとにしました。
電話の相手の方は彼女だったようで、翌日、診察の結果報告(やはり軽い打撲だけでした)をかねて、お二人そろって医院までご挨拶に来られました。当たり前のことをしたまでですので、かえって恐縮したしだいです。
でもそうやって自分のしたことが感謝されていると分かると嬉しいものですね。また必要があれば手助けをしてあげたいという気持ちになります。
ところで・・事故のてん末やおケガがされた方のことを教えてもらったことは、このオートバイの方だけだったように記憶しています。事務的でかまいませんので、救急隊か警察の方、あるいは事故の当事者の方、お忙しいとは思いますが、一言教えていただけると、私の心の中での「事故処理」も終了するのですが・・。
投稿者 tsukada : 2011年02月27日 16:01