2011年04月28日
週刊「感染症情報」
B型インフルエンザの流行がさらに拡大しました。春というのに、真冬なみの大きな流行になっています。もうしばらく注意をしていて下さい。B型の症状などはとくにA型と変わりはなく、タミフル、リレンザといった治療薬も同じです。手洗い、うがい、マスク着用などの対応もしっかりとしていて下さい。
感染性胃腸炎も幼稚園・保育園などでひきつづき流行しています。主な症状は嘔吐と下痢で、脱水に注意が必要です。ぐったりしているときには早めに受診して下さい。
溶連菌感染症もまだ発生が続いています。溶連菌という細菌が喉についておきる咽頭炎で、強い喉の痛みと発熱が特徴です。抗生物質による治療を行います。
水ぼうそう(水痘)の発生も目立ちます。伝染力が強く、今後、新しく保育園・幼稚園に入った子どもたちを中心にさらに増加するかもしれません。
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は若干の発生です。
春の大型連休になり、お出かけすることも多くなると思います。お子さんの体調管理とともに、事故にあわないようお子さんの様子をよく見ていて下さい。
投稿者 tsukada : 2011年04月28日 19:40