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2011年06月07日
常識外れの政治家たち
先週からの首相退陣をめぐる騒動にはあきれかえっています。震災復興の大切な時期に、統治能力も指導力も欠如したまま居座ろうとする首相も困りものですが、内閣不信任を提出し「政局」にしようとする動きもどうなんでしょうか。
自分の党のリーダーに、党首をやめてもらうのではなく、内閣総理大臣をやめさせようという民主党内の皆さん・・それって論理的でも、倫理的でもないでしょ。まずは党首をやめてもらうこと。それができなくて、責任政党っていえるの?
内閣不信任案が提出される直前に開かれた民主党の両院議員総会(?)で、あたかも今すぐにでもやめると受け止められるような発言をしています(少なくとも私にはそうとれました)。その意向を受けて、党内の「造反」はほとんなくなりました。「不信任」から「信任」に180度態度を豹変させるって、信念って何?と疑問符のつく政治家っているのもなげかわしいことです。
そして結果として内閣不信任案は否決されました。形式的には。それは今の内閣を「信任」したということになります。でも、それを総理大臣に言ってもらいたくなかった。
総理は当日夜の記者会見で、原発事故がステップ2の「冷温安定」になったらやめるとハッキリ言いました。東電の工程表にはそれは来年1月ころとはっきり書いてあります。それを聞いて「詐欺だ」とまたまた大騒ぎが始まったのも、当然の話です。
私も含めて多くの国民はこの経過をじっと見ています。ほぼリアルタイムに、ほぼ生の声をライブで。自分の発している言葉に責任をもたない政治家を信用するのは、無理です。
今日になったら、やめる時期は「一般常識で判断する」と言っているようです。でもあなたの「常識」って、私たち一般人の「常識」とはずいぶん違っているようです。やっぱり信用できません・・
投稿者 tsukada : 2011年06月07日 23:59