« 常識外れの政治家たち | メイン | こだまでしょうか »

2011年06月08日

大型発電機導入

20110608165531.jpg

 当院に待望の大型発電機が導入されました。これまで中小の発電機を6台保有し、もしもの停電時にも電子カルテを初めとして照明などもある程度使用できる体制をすでに作っていました。

 残っていた課題が1つ・・冷房です。ほんの短時間(数十分?)であればガマンという手もありますが、真夏の日中では1時間はもう限界でしょう。それ以下でも厳しいかも。

 当施設はもともと健康な子どもたちがいるわけではありません。いろんな病気で具合を悪くしている子どもたちが、医院にも病児保育室にもたくさんいます。真夏にエアコンが使えなければ、施設を閉鎖せざるをえないような状態になってしまうかも(閉鎖しても、それ以上に良好な環境はどこにもないでしょうから、結局は劣悪な状態のまま診療と保育をせざるをえませんが)。

 今日到着した大型発電機は、3相200ボルトを大容量で作ることができます。院内の数あるエアコン(いったいいくつあるのか、私も把握できていないくらいたくさんあります)の中でも、一部の大型エアコンの電力を供給させます。待合室、処置室、保育室プレールーム、隔離棟待合室などの他、診察室(第1、第2)、事務室、薬局など、主なスペースはこれで大丈夫でしょう。

 最近の情報では、東北電力管内でも計画停電は回避できそうだということです。そうなると、今回の大型発電機は用なしになる? でもやっぱり意義はあると思います。万一の停電時は威力を発揮します。やっぱり危機管理対応は必要です。準備しておくことで、安心して仕事に励むことができます。

 もう一点。電力事情が逼迫し、ピークカットが必要になったときに、この発電機を稼働させてエアコンを自前の電力で動かすことで、東北電力の負担を減らすことができます。その量は、電力会社全体としては微々たるものでしょうが、でも節電に積極的に協力することも、当院にとっては社会的役割とも心得ています。

 この発電機の出番がないことは一番良いことでしょう。でも、いざと言うときには強いチカラになります。頼もしい発電機に、カンパイ!

投稿者 tsukada : 2011年06月08日 18:00