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2011年06月21日
節電は誰のため?
今日、新潟県では節電のための「社会実験」が行われました。昼間のピークを15%カットすることを目標に、企業や家庭で節電に尽くしてもらおうというものです。
すでに節電にはみんなが取り組んでいるはずなので、その上で何をどうしようというのか、趣旨が今一、分かりません。緊急時にのみ対応しようというのであれば、「奥の手」を使うこともできるでしょう。でもこれから2,3か月続く夏場、毎日のように対応しようとしたら、生活に支障がおきるような対策は問題です。
知事は「外出しよう」と言っています。旅行に出かけたり、スーパーなどに行ったり。確かにそれによって家庭で使われる電力量は少なくなるでしょうが、毎日できることではありません。
そんな呼びかけをしたら、自宅でエアコンを使うことに罪悪感を覚えてしまう方も少なくないでしょう。とくにお年寄りは生真面目ですし、我慢強いですから。
「過度の節電」によって熱中症になり、悲劇がおきるなどということがないようにしてほしいです。誤ったメッセージをこれ以上伝えないで。
投稿者 tsukada : 2011年06月21日 23:59