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2011年07月05日

本当に辞任すべきは誰?

 震災復興担当の大臣が辞任しました。地震の言動によって引き起こされた波紋があまりに大きかったことに気付いたのでしょう。

 その言動については、私も昨日の「院長ブログ」で触れました。思うにまかせて書いたのですが、そのわずか半日後に辞任になりました。何だか肩すかしにあったような気持ちになります。それとも、もう少しおだやかに書いた方が良かったかな。(まさか私の拙文を読んで辞める気持ちになったというわけではないでしょうが)

 震災復興の責任者が、震災復興に努力している人たちに冷水を浴びせかけるなんて、あってはならないこと。大臣で居続ける資格はなかったですし、もし居座っていても復興の妨げになるだけでした。辞任は当然でしょう。

 でも、また新しい方が大臣になっても何をするかが問題です。基本的には実質的に辞任を表明している総理大臣のもとで、誰が大臣になっても被災地に希望をもたらすとは思えません。

 辞任会見で大臣は「相変わらず嫌いな与野党だ」と言っていましたね。真意はよく分かりませんが、もし不毛の政局を批判しているのであれば、一国会議員、あるいは与党の政治家としてやれることをしっかりやってほしい。

 もちろんその1つは菅首相の早期の辞任です。自分だけさっさと辞めないで、一緒に辞める方策を考えてくれれば、これほど復興に資することはなかったでしょう。歯に衣着せぬ物言いが彼の特徴のようですから、最後にその能力を十二分に発揮して欲しかったです。

投稿者 tsukada : 2011年07月05日 21:25