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2011年08月31日

台風が心配な院長です

 今日は8月末日。夏休みが終わるという子どもたちも多いことでしょう。宿題はもう終わったかな?

 2学期が始まるとしばらくは生活リズムが変わり、疲れやすくなったり、風邪をひきやすくなったりするかも。体調に気をつけてお過ごし下さい。

 当院が毎月発行している「こども通信」の9月号を作成しました。HPのトップページからご覧いただけます。どうぞお読み下さい。

投稿者 tsukada : 20:44

2011年08月30日

台風12号の進路は?

 日本列島に大型の台風12号がゆっくりと近づいています。このままでは金曜の夜に東海地方に上陸するかもしれないという予想もあり、心配しています。

 というのは、この土曜に名古屋市にいなければいけない用があるからです。日本小児保健協会の学術集会があり、そのシンポジストとしての仕事があります。午前9時開催ですし、その前に打ち合わせがありますので、前日から宿泊している必要があります。

 予定では、当日(9月3日)は休診にさせていただき、前日夕方の外来が終わったら電車に乗り、東京経由で名古屋までその日のうちに行ってしまうことにしています。

 ところが先週は東海道新幹線が2回も止まりました。金曜には神奈川で大雨、土曜には大阪でも大雨・・それぞれ運休になっています。この台風12号が東海地方に上陸したら・・また同じように新幹線が不通になってしまうかも。

 そう思うと不安でしかたありません。台風の進路予想を頻繁にチェックしているところです。昨日は日本に上陸せずに東にそれていくという予想もありましたが、今日はそれがなくなりました。太平洋高気圧の勢力が強くなり、どうも東側に進路をとりそうだというのです。

 もしかしたら名古屋を台風が直撃するかも。さてさてどうしよう。もし新幹線が止まるようなら、自家用車で日本列島を縦断していくという「最悪のプラン」も検討し始めたところです。

 さてさて困ったことです。被害のないことを願いつつ、しかしどうすることもできないわけですから、台風の様子をこのままじっと見ていくことにしましょう。

投稿者 tsukada : 23:00

新車

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 当院で購入した自動車を紹介します。見ての通りの軽トラック。そして新車です!

 何で小児科の診療所で軽トラックが必要なのか、不思議に思われることでしょうね。実はこれは冬に薪を運ぶために購入しました。

 以前にこの院長ブログでお話したことがありますが、医院の冬場の暖房に薪を使う計画が進行中です。すでに薪ボイラーの本体は購入済で、医院に到着しています。今は配管などの設備設計をしている段階。来月中には工事が始まり、10月中には稼働させることができるでしょう。

 現在の計画では、医院の建物の全ての部屋の暖房を、薪ボイラーで作った熱源でまかなうことができそうです。化石燃料であり、地球温暖化の原因にもなる灯油も不要になります。エアコンによる暖房の肩代わりもできるはずで、大いに節電にも貢献できそうです。

 なかなかでしょう。実にワンダフルな計画なのです。

 熱源は薪。それを調達し、薪割をし、乾燥させることはすでに取り組んでいます。何しろ私は「薪ストーブ歴17年」という経歴を持っていますから。

 これまでは私の自家用車に乗せて薪を運んでいましたが、実用性からも軽トラックが垂涎の的でした。そして・・実は普通の軽トラではありません。

 荷台の後ろのにはフトが付いています。200キロの荷物を持ち上げることができます。重い丸太や薪も、このリフトがあれば、力のない私でも簡単に運べます。まさに百人力。

 「薪ボイラーによる暖房システム」の計画は順調に進んでいます。冬の訪れが待ち遠しくなってきましたよ。

投稿者 tsukada : 08:23

2011年08月29日

まさか・・

 野田さんが民主党の新しい代表になりました。ほとんど自動的に総理大臣になると誰もが思っていますが、もしかして・・菅さんがそのまま総理大臣に残るなどということは本当にない??

 予定では明日菅さんは総理大臣を辞職することになっていますが、素直に信じていいのかな、って心配をしています。政権党のトップが総理大臣にならなければいけないという決まりはありません。菅さんがまだ居座りを決めたら、それでも引きずり下ろすことは憲法上ではできません。

 もしそうなったら内閣不信任案が再度提出されるでしょうし、今度こそ、民主党の皆さんが菅さんの甘言にまどわされることなく不信任を突きつけるでしょう。それでも強制力はありません。菅総理大臣は衆議院を解散させ、総選挙に打って出ることもあるかも。

 民主党の代表と総理代診が別人だという「異常な状態」がしばらく続くかもしれない。そんな悪夢が正夢になることはまずないでしょうが、でも最後の最後まできちんと見届けないと心配です。

 あんまり人を疑うことはしたくありませんが、でも菅さんを始めとして政治家と言われる人たちを素直に信用できません。そんな日本の現状が悲しいです。

投稿者 tsukada : 23:59

印刷屋になりたかった私

 先日、地元の新聞社から取材を受けました。当院が発行している「こども通信」についてです。開院の翌月に第1号を発行し、その年は2か月に1回ほどでしたが、翌年からは毎月発行し続けています。今月は248号を数えています。

 でも号数からは中途半端ですよね。200号とか300号、あるいはせめて250号といったキリのいい時なら記事にしやすいのに。

 実は取材のタイミングは、この新聞社の都合(?)なのです。現在『上越タイムス』として発行されている日刊紙は、その前身から数えて先日1万号に達したのです。それを記念して、同じ紙媒体を使った新聞作りをしている当院に「白羽の矢」があたった、という次第です。

 1時間ほどの取材になりました。問われるままにお話をしていったのですが、「こども通信」発行のねらい、その苦労話など、実は私もふだんあまり気にしていないことを思い起こさせていただきました。

 子どもたちの病気のことは健康作りなどについて、私なりの情報発信をしようと思ったのがそもそもの目的です。地域の子育てにお役にたてるだろうとも思っていました。またこういった情報発信を通じて、お互いの信頼関係もしっかりしたものになっていくといいなという思いもありました。

 当初は苦労しました。開業当初は今とは比べものにならないくらいヒマ! 時間は十分にありましたが、通信をどのように作っていくか、その大きな方針が決まらず、時間がどんどん過ぎ去ってしまいました。それでも何号か作っていくうちに、次第に形が整い、内容も固まってきて、作りやすくなっていきました。

 当初は印刷屋さんにお願いしてオフセット印刷で作っていましたが、院内に簡易印刷機を導入して印刷するようになり、それも5年前からはフルカラー印刷へと進化してきました。開院から21年が経ちますが、「こども通信」は医院の歴史とともに歩んできました。

 形が決まると作りやすいものです。内容はその時々に大切だと思えることを話題にしています。その結果・・マンネリになっていることは、正直に認めます。どこかで思い切って紙面を変更したほうがいいのでしょうが、でもなかなかできません。

 最近は居直っていて、これが「こども通信」なんだと思っています。生涯小児科臨床医をめざしていますが、小児科医をやめるまでは「こども通信」を続けていきたいなと願っています。それまでみなさんにお付き合いいただけるか心配ですが。

 当院では他にも紙に印刷したものが多数用意されています。ヘルスレターのシリーズ、薬の説明書、検査の説明などなど。ITが発達し、紙以外のものも情報伝達のために多用されています(このHPやブログもそうです)が、でも基本はやっぱり紙です。

 やっぱり紙が好き。印刷大好き。・・そんな院長のことが「上越タイムス」の紙面に載ることでしょう。ちょっと恥ずかしいけど。9月1日付けだそうです。どうぞご覧になってみて下さい。(このHPでも紹介させていただきます)

投稿者 tsukada : 21:41

野田新代表

 民主党の新しい代表が決まりました。野田佳彦財務大臣です。政権政党のトップですから、ほとんど自動的に総理大臣になることでしょう。

 野田さんが代表になったことで、財界や中央官僚はホッとしているそうです。何となく彼の進む方向が見えてくるような気がします。財務省の言いなりにならないか、心配です。

 5名の候補者で争われた代表戦・・1回目の投票では海江田さんに続いての2位。過半数を獲得した候補者がいないために上位2位での決選投票が行われ、その結果、逆転しての勝利でした。

 海江田さんには小沢グループがついていました。それが1回目の投票にあらわれています。そして、そのことが決戦で敗れた原因だったと思います。小沢さんをきらう人たちが多かったのでしょう。

 野田新代表は、これまでの「党内抗争」をやめて党としてまとまっていこうという意味で「ノーサイド」を宣言しました。さて実現可能なのか。その一番の障壁は小沢さんです。

 小沢さん、あなたはもうおやめになったらどうでしょう。菅さんもやっと代表をやめるわけですから、もうこれ以上「闇将軍」のように民主党内に留まる必要もないでしょう。政治家として、自らの進むべき道をお決めになってはいかがでしょう。

 政権交代から2年の間で3人目の代表です。こんどこそきちんとした人が、きちんとした政治をしてほしいと切に願います。

 ところでこの野田さんは54歳だというので、少々驚いています。私と同じ歳です。1957年5月生まれで、私は早生まれですから、学年では1つ下になります。

 そうですか。まだお若いのですね。ずいぶんと貫禄があるので、もう少し上の方かと思っていました。老婆心ながら、健康状態がちょっと心配です。もう少しおやせになる必要があるのでは・・。

投稿者 tsukada : 21:03

2011年08月28日

ナゾのヒマワリ

 8月最後の日曜になりました。気温は高くなっていますが、猛烈な残暑というほどではありません。

 朝晩は鈴虫の声も聞かれるようになりました。秋の気配も感じられます。このまま涼しい季節になってくれるといいですね。

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 ワンコと散歩に出かけると、公園の一画にヒマワリが咲いていました。もうすぐ秋というのに(秋になってほしいのに)季節外れの花というなかれ。もうしばらく大輪の花を大空に開かせていることでしょう。

 でもここは花壇の中。今までヒマワリを見たことがありません。今でもヒマワリはこの数本だけ。どうも場違いのようです。

 さて誰が何の目的でヒマワリを植えたのでしょうか。それともたまたまヒマワリの種がどこからか勝手に飛んできたのでしょうか。・・ナゾは深まります(^_^;)

投稿者 tsukada : 16:11

2011年08月27日

今週の感染症情報です

◎ヘルパンギーナ↑
○手足口病
○マイコプラズマ
△溶連菌感染症↑
△おたふく↑
×胃腸炎
×水ぼうそう
×麻疹
×風疹
-------------
今週も夏かぜの1つであるヘルパンギーナが大流行。
当院の患者数は111名で、過去最高のレベルです。
突然の高熱と咽頭痛がありますが、ぐったりすることはあまりなく、数日で治っていきます。
乳児がかかるとミルクなども飲まなくなり、脱水になることもあります。
今シーズンのヘルパンギーナには、皮膚に小さな水ほうができることがありますが、これも数日で黒くなっていきます。
引き続き注意をしていて下さい。

同じ夏かぜである手足口病も流行していますが、規模は小さめです。
プール熱は確認していません。

溶連菌感染症はやや増加。
おたふくかぜも目立つようになりました。
水ぼうそうは今週は発生がありませんでした。

来週からは2学期です。
生活リズムを整えるなど、新学期の準備をしていて下さい。

投稿者 tsukada : 14:25

2011年08月26日

インフルエンザ予防接種の体制が決まりました

 秋の恒例行事となったインフルエンザ予防接種・・今シーズンの当院の体制が決まりました。昨年までといくつかの点で変わっていますので、お知らせいたします。

 まずはワクチンそのもののことです。ワクチンの中身は昨年と同じく、3種類が混合されています(3価ワクチン=「新型」、A香港型、B型)。

 接種量が変更されました。生後6か月〜3歳未満は0.25mlを2回、3歳〜13歳未満は0.5mlを2回、いずれも2〜4週間の間隔をおいて接種します。13歳以上については0.5mlを1回(または1〜4週間の間隔をおいて2回)接種します。(変更前は1回の接種量が0歳は0.1ml、1〜6歳未満は0.2ml、6〜13歳未満は0.3mlでしたので、13歳未満への接種量はすべて増えています。また13歳未満の接種間隔は1〜4週間でした。)

 当院の接種はこれまでどおり「インフルエンザ予防接種専門外来」を作って対応しますが、今シーズンは土曜午後のみといたします。昨年までは平日にも専門外来を設けていましたが、ヒブや肺炎球菌の予防接種などのために繁忙をきわめており、平日の対応が難しくなりました。

 また予約の受付をインターネット上で行います。携帯電話、またはパソコンから専用のHPにアクセスし、ご予約下さい。予約受付の開始は9月11日(日)です。詳しくは当院の案内をご参照下さい(このHPのトップページからご覧いただけます)。

 なお料金は1回3,500円(税込)です。昨年の新型インフルエンザ対応としての公費補助はなく、全額自費になります。(65歳以上の高齢者への公費補助はそのままです)

 あと1か月半ほどでインフルエンザ予防接種が始まります。まだ暑い時期ではありますが、そろそろ冬場の感染症対策を考えておく時期になっているようです。どうぞ参考にして下さい。

投稿者 tsukada : 21:31

2011年08月24日

引退

 昨日、タレント(すでに「元タレント」?)の島田紳助さんが引退するとの記者会見が行われました。暴力団とのつながりが明らかになり、芸能界から完全に引退するとのことでした。

 その記者会見をテレビで見ながら、潔い!と感じたものです。何しろ、日本のトップには自分で辞めるような発言をし、周囲も国民もみなすぐに辞めるものと思っているにもかかわらず、いつまでも辞めようとしないどころか、辞めるとは言っていないと平気で居直る御仁が君臨しているのですから。昨日の院長ブログにもそのことを書きましたが、書いているその際中の記者会見だったので、よけいに印象に残りました。

 でも、そのあとに情報を整理しながら、もう一度考えてみると、島田さんの言っていることが何だかおかしいし、つじつまが合わないように思えてきました。

 彼は暴力団との関係を、自分の中ではセーフだと思っていたと言っていますし、たいしたことではなかったと盛んに強調しています。本当にそうであったのなら、なぜ引退なのか、理解ができません。自分の美学を通させてもらうといっていますが、何かをきちんと伝えていない、あるいは隠しているように思えてきました。

 ある新聞では、相手は暴力団の最高幹部だと書いています。手紙などを出したことはないと島田さんは記者会見で否定しましたが、この暴力団の家宅捜索では彼の自筆の手紙や、暴力団幹部の家族と一緒の写真も見つかっているそうです。

 自分では解決できなかったトラブルを暴力団の人に解決してもらったことは認めています。今日の報道では右翼団体からの抗議だったと伝えられていますが、内容は別としても、芸能界でそこそこの実力と名声のある彼が解決できないトラブルは、やはりそうとう大きな問題だったはず。それを解決してもらったのだから、軽い関係だとはとても思えません。お礼のメールや手紙が、ただの社交辞令であったはずもありません。

 どうして彼はトラブルの内容や経過について語らないのか、いや語れないのか。そこに実は最も大きな問題があるのだと思います。すでに暴力団とつながりがり、「闇の世界」を表にだしてしまうこと自体をためらっているように思えますし、強い圧力を感じているのでしょう。

 島田さんの抱えたトラブルそのものがとても重大なものであり、それを「暴力団を使って解決した」ことが反社会的は行為だというが、ことの真相だと思います。刑法上の犯罪を構成するのかどうかは分かりませんが、そうではないとしても許されることではないでしょう。

 島田さんはそのことに気付いている。そしてそうした経過を表面化したくないために、会見でもことさら小さな問題だと強調する一方で、「表の世界」から逃げて行こうとしている・・今、そう思えてきました。

 そんなふうに考えてくると「潔い」とはとても思えなくなってきました。

投稿者 tsukada : 23:59

2011年08月23日

菅総理の大罪

 民主党の代表選びがにぎやかになっています。今の菅直人総理大臣が今国会をもって辞任するらしいからです。

 でも今までのあの方の言い草からは、私はまだ信用していません。事実上辞任するするものと思っていたら、国会での質問に答えて「辞任とか辞職とかという言葉をってことはない」と言ってのけたからです。

 そんなことを平気で言う彼を信頼できるはずがありません。そもそも人間としていかがなものなのでしょう。

 今国会の終了とともに総理大臣を辞職するって、本当に自分で言ったのですか?  もしそう言ったとしても、それをひっくり返すことは平気でやってしまいそうです。

 以前にも書きましたが、彼が居座ることは多大な弊害があります。震災復興が進まず、急激な円高による日本経済のダメージを軽減することもできないなど、あげればきりがありません。

 でも一番重要なことは、政治に対する信頼感や、政治家に対する信用をさらに失うことにあるのだと思います。結局誰がトップにたっても変わらない、政治は国民のためではなく、政治家自身のために行われている、日本の国民はないがしろにされ、見捨てられている、そもそも日本のため、国民のために志をもつ政治家など誰もいない・・

 「政治不信」をいっそう助長してきたことが、政治家 菅直人の最大の特徴であり、汚点であり、後世から指弾されるべき所業なのだと思います。

 彼の「辞任するための条件」である自然エネルギー買取法なるものが衆議院を通ったそうです。ニュースでは、久しぶりに笑顔で記者とやりとりしている総理の映像が映し出されていましたが、何かヘンです。何かがおかしい。

 今すぐにしなくてはいけないのは、震災から半年近く経つというのに今だ困窮している被災地の方々の救援であり、被災地の復興です。原発事故のために環境が汚染され、多大な被害をもたらしている現実をどうしていくかの手だてです。

 今困っている人たちや地域をほったらかして、自分の夢を実現しようとしていることが納得できません。仮に彼の描いているイメージが良いものであったとしても、それを評価したり、実現のために構想を練ったりするような条件はまだ整っていません。

 それにもかかわらず、それらを強引に進めようとすれば、かえってそれらの実現は遠ざかることになるでしょう。なぜなら、私たちにはそんなことを議論する条件がまだないからです。むしろ反発されるかもしれません。

 今民主党の中では次の代表を誰にするか、騒然としています。今日は前原さんが出馬を表明したそうです。政権政党の代表になれば、ほぼ自動的に総理大臣になります。でも日本のトップを選ぶにふさわしい議論がされているのでしょうか。

 小沢一郎さんの党員資格停止処分をどうするかなんて、国政に関係あるんですか? 小沢さんへアイサツに行ったか、小沢さんの支持を取り付けたかなんて、どうでもいいことです。彼がそんなに偉くて、実力があるのですか? もしそうであれば、そんなに体制を温存し、むしろ利用しようとすることは、日本の政治をより新しいものに変えようとしていたはずの民主党の結成理念には真っ向から反することなのではないですか?

 日本的で、ボス支配の政治体制を嫌って、自民党政治をひっくりかえし、新しい政治体制を作ろうとしたのが民主党だったし、それを期待したからこそ、政権交代が実現したのだと思います。そんな初心はいったいどうしたの?

 もしかしたらそんな理念とやらは、私たちの勝手な思い込みだったのかもしれません。自民党の中で一番自民党らしいことを幹事長としてやってきた小沢一郎さんを重鎮に据えていたことが、そもそもの間違いだったように思います。

 自分たちで選んだ代表がめちゃくちゃなことやっていても、代表を変えることもできない。まして、政権を譲って野に下ることはするはずがない。一度おいしい思いをするとそれにいつまでもしがみつこうとする・・菅総理がそのお手本を示しているようです。

 さてさて、日本の政治はどうなるのでしょう。誰がやっても同じ。どの政党がやっても変わりない。もしかしたら、日本はとっても平和な国なのかもしれませんね。ヘンな意味での安定感が、今の日本にはあるようです・・そのレベルはとても低いですが。

投稿者 tsukada : 23:06

2011年08月20日

今週の感染症情報です

○ヘルパンギーナ↑
○手足口病↑
○マイコプラズマ
△溶連菌感染症
△胃腸炎
△水ぼうそう
×プール熱(咽頭結膜熱)
×りんご病
×おたふく
×麻疹
×風疹
-------------
お盆がすぎ、やっと猛暑から解放されました。
急に気温が下がって、また風邪ひきが増えてきそうです。
体調管理をよろしく。
来週はまた気温が上昇するようです。
熱中症など、引き続きご注意下さい。

夏かぜがやはり多いです。
とくにヘルパンギーナがさらに増加。
突然の高熱と咽頭痛がありますが、数日で自然に治っていきます。
喉に刺激のないような飲食をお願いします。

手足口病も増加。
手のひらや足のうらに小さな水ほうができますが、数日で黒ずんでいきます。
熱がでないことも多く、口の変化も少なめです。

その他は全般的に大きな流行はありません。

投稿者 tsukada : 12:24

2011年08月19日

クーリング

 昨夜からときどき強い雨が降っていました。このところ猛暑が続いていましたが、おかげで気温は下降。真夏日になることもなく、一日が終わりました。夜も眠りやすいことでしょう。

 暑くなりすぎた地上をクーリングしてくれる雨。植栽への水やりもさぼりぎみでしたが、これでしばらくお休みです。よかった。

 冷房の需要が少なくなれば、当地の電力不足も改善してきそうです。このまま涼しくなってくれるといいな

 でも、東京などでは猛烈な豪雨になったようです。新幹線が止まるなど、影響もあったようです。「ほどほど」だといいのですが、世の中うまくいかないことが多いようです。

投稿者 tsukada : 23:59

2011年08月17日

休み明けはやっぱり・・

 当院では夏休みが終わり、今日から通常の診療に戻りました。水曜日は午前だけなので、余計に混雑したようです。失礼いたしました。

 午後は市の赤ちゃん健診の勤務が予定されていました。午後1時には医院を出発しないと間に合わないので、外来終わるかどうか気になっていましたが、何とか1時までには終わらせることができました。ご協力に感謝いたします。

 連休明けですから、混雑するのは当然。午後の勤務を入れなければよかったと、後悔したところです。昼食もとれなかったですし、何より患者さんや職員に慌ただしい思いをさせてしまいましたから。

 さらに夜は夜間診療所の勤務も入っていました。まだ夏休みをとっている医院も多いためか、いつもの数倍の患者さんを診療しました。

 実は今朝、院内の申し送りをするまでは、夜間診療所勤務のことをスッカリ忘れていました。自分がまだ休みボケしているようです。

 今日は一日頑張りました。疲れたけれど、自分の頑張りが多くの子どもたちの役に立てたようにも思います。そう考えると、疲れが吹っ飛びます。

 お疲れさまでした!

投稿者 tsukada : 23:37

2011年08月16日

夏休みの宿題

 当院は今日まで夏休みをいただいておりました。何かとご不便やらご迷惑をおかけしたのではないかと思います。ご容赦下さい。

 明日からは普通に外来を行います。初日は水曜日のため午前のみですが、いつものようにフル稼働して頑張りますので、またよろしくお願いします。

 数日の休暇・・私にとって普段できないことをいくつか取り組んでみました。一つはインフルエンザ予防接種の体制作りです。今シーズンはネット予約を行います。

 昨年までは主に電話予約でしたが、電話が集中してなかなかつながらないなど、お叱りを受けることが多々ありました。院内の体制もそうとう強固にしてはいましたが、職員の負担もそうとう大きかったです。

 携帯電話やパソコンはもはや普通の道具。それを利用しないわけにはいきません。きっと利用者の方からも、予約しやすいというお言葉がいただけるのではないかと思います。もちろん職員の負担も少なくなり、より診療に集中できることでしょう。

 そんな予約システムを導入するにあたり、当院にふさわしいやり方に変えたり、使い勝手の良いものにするための作業を、ここ数日取り組んでいました。結果・・自分でも満足のシステムになりました。

 明日から職員の中でさらに検討し、最終版を今月中には公表いたします。どうぞ期待をして待っていてください。ご期待にそむくことはないと、確信しています。

 もう一つ取り組んだのは、来月の学会発表の準備です。9月3日名古屋で開かれる日本小児保健協会の学術集会に、病児保育に関するシンポジウムの一員として呼ばれています。当院が行っている病児保育について紹介し、どこが他の病児保育と違うのか、日本の病児保育の何が問題で、どうあるべきかについてお話をしてきます。

 そのための発表資料を作っていました。利用者数などの基礎的資料は毎月の統計からそのまま作れます。面倒だったのが、病児保育の中身に関すること。例えば当院は全ての子どもたちを受け入れています。市が行う病児保育事業のワクに入っていないお子さんでも。そんな子どもたちがどれくらいいて、その内訳は何かというデータはこれまでありませんでした。

 また、保育中に点滴や処置、検査を受ける子どもたちは決して少なくありません。当院が行っているのは「急性期も扱う病児保育」なのですから。しかしその数や内訳をしっかりと把握はしていませんでした。

 保育士さんに、22年度預かった全ての子どもたちの書類から、それらのデータを作成しました。延べ2,000人以上の書類を全部見返してもらいました。膨大な量の仕事になってしまいましたが、とても貴重なデータを得ることができました。感謝です。

 その資料をもとに、発表のスライド原稿を作ることができました。わずか2種類4枚のスライドですが、保育士さんたちの努力の結晶です。説得力のある、いい発表になることでしょう。

 日常の診療に追われる中ではできない仕事をじっくりとすることができました。そしてきちんとした形にすることができ、満足しています。

 何となく、夏休みの宿題をやり終えたような気分です。明日からは2学期・・いや、普通の診療です。どうぞまたよろしくお願いします。

投稿者 tsukada : 22:51

2011年08月15日

ニセ医者騒動

 ニセ医者騒動が起きています。東日本大震災の被災地に来ていたボランティアが「医師」と名乗っていたと言うのです。

 朝日新聞が立派な医者だと紹介したあと、それを否定する訂正記事がでて、一挙に話題?になりました。

 朝日の報道では、他国の医師免許は持っているけれど、日本の免許は持っていないというニュアンスでした。しかし、他のメディアの取材では、そもそも医療の勉強をしたことすらなかったようです。

 産経新聞のインタビューに次のように答えています。

 --医師の資格は持っているのか

 「無資格でやった。違法なのは分かっていたし、裁きは受けるつもり」

 --なぜ治療をしたのか

 「最初は行方不明者の捜索をしていた。ただ支援活動をするうちに、被災地に医師が少ないことに気づき、必要だと思ってやった。後悔はしていない。中学1年のころから医者を目指して毎日5時間勉強していたので、免許を取ろうと思えば取れると思う」

 つまり、医者を目指したけれどそれも途中までで、医師免許を取得していないことを白状しています。どこまで進んだのは分かりませんが、ニュアンスからは医学部にも行っていないような気がします。「毎日5時間勉強」って、そんなに誇れることでもないですし。

 確か昨年もニセ医者が問題になりました。東北の医療過疎の公立病院に就職しようとした関西の「医者」がニセ者だったというものです。その時にも、ネット上で簡単に医師免許があるかどうかを簡単に分かる方法が知られていませんでした。

 厚労省の「医師等資格確認検索」というサイトです。名前を入れると該当する人がいれば医師として登録された年といっしょに教えてくれます。時間はわずかに数秒。それで医師かどうかが分かります。(同姓同名もいるので、完全な検索ではありませんが、本物の医者の名前を使っていなければすぐ分かるでしょう。ちなみに私と同姓同名の医者がもう一人いました・・どんな人だろう?)

 現地でも医者かどうかの証明を求めたそうですが、自分で勝手に作った資格証明書のようなもののコピーを渡していたそうです。それがデタラメなものだというのは、医者ならだいたい分かるでしょう。近くにいる「本物の医者」に聞けば、あやしいという話がでたはず。医師会や保健所でも分かるでしょう。厚労省の担当課に電話すれば、そんな証明書は発行していないことをすぐ教えてくれるはず。あるいはネット上で「資格検索」をすれば、瞬時に結果が判明します。

 朝日新聞が記事にする時、この検索をした人はきっといなかったのでしょう。全てのことを疑うジャーナリストであれば、美談と思われる中にも怪しいものがあることを知っているはずです。いや、単純な「身元確認」をサボっていただけなのかも。取材した記者だけではなく、編集部の人たちも、ネットで簡単検索できるのに。

 ボランティアは基本的には善意の方々だと思います。ほとんどそうでしょう。でも残念ながら悪意を持っている人が中にはいるかもしれない。やっぱりある程度の身元証明などは求めておくべきだと思います。

 とくに医療行為のように、資格がなければできないし、もし間違ったことをしてしまうと命や健康など、重大な問題が生じる可能性がある職種については、きちんと資格証明を求めるべきです。震災直後の大混乱の時には無理かもしれませんが、すこし落ち着いてからそうすべきでした。

 受け入れていた団体の方は、新聞社のインタビューで、これからも医者を疑うようなことはしにくいし、しないというようなことを言っていました。でもそれは違いますよね。そんなことを遠慮する必要はありません。多少それで気分を害する人がいたとしたら、それはボランティアとしては適さない人なのでは。

 ニセ医者にかかわって、被災者の医療を行っているとしたら、その団体や市町村も責任を持たなくてはいけないでしょう。患者さんが自分で医者の資格証明を求めることはしません。市役所とか、支援団体の関係がある医者らしい人がいれば、それを疑うことはしないものです。

 ニセ医者は逃げていきました。誤った医療行為をして、悪い結果がおきていなければいいのですが。

投稿者 tsukada : 09:58

2011年08月14日

お盆の中日

 今日も暑くなっています。帰省や行楽ででかけておられる方も多いことでしょう。事故にあわないよう、そして熱中症などにもならないよう、十分気をつけていて下さい。

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 当地ではハスがお迎えしています。お花の数は少なくなってきたようで、見頃はもう少しでしょう。

 穏やかなお盆の中日を過ごさせていただいています。

投稿者 tsukada : 14:09

2011年08月13日

迎え盆

 お墓参りに行ってきました。

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 実は・・ずいぶん久しぶりなのです。先祖に申し訳ないことをしています。まずは不肖の子孫であることをお詫びしてきました。

 数年前に流行した「千の風」という歌があります。「私のお墓の前で泣かないでください そこに私はいません・・」という歌詞に、日ごろの自分の不明を正当化してしまいました。

 今日だけはちょっと先祖思いになっています。短い期間ですが、お墓からおうちに帰って、ゆっくりしていって下さいね。

投稿者 tsukada : 13:10

2011年08月11日

明日から夏休み

 厳しい暑さが続いています。電力事情を気にしながら診療をしていますが、今日は比較的落ち着いていたようです。東北電力のHPをこまめにチェックしていますが、逼迫の程度は少し改善していました。

 各地で熱中症の患者さんが多発しています。体調の管理などに十分に注意をしていて下さい。

 当院は明日から夏休みをいただきます。16日(火)までです。ご不便をおかけしますが、どうぞ宜しくお願いいたします。

 なお、わたぼうし病児保育室は通常通り、土日を除いて保育を行っています。どうぞご利用下さい。

投稿者 tsukada : 23:59

2011年08月09日

もう冬が心配

 新潟は今日も猛暑。当然電力使用量は増加し、今日も危険な状況だったようです。当院では一番電気を使用する午後2時台を中心に大型自家発電装置を稼働させ、エアコンの大半を自家発電でまかないました。

 この間は商用電力使用を節約。量とすれば数十kWくらいですが、当院の使用量の半分ほどを節電。政府が求める15%をはるかに上回るピークカットを達成したことになります。

 さらに・・来院された方々や病児保育室の利用者にとっては通常と変わらない快適な室内環境を提供し続けることができました。私たち職員もいつも通りの職場環境です。なかなかステキなことでしょ。

 過度の節電により体調を壊したり、熱中症になったりしないか心配です。「節電熱中症」などという言葉もあちこちで見かけるようになりました。

 何かの対策を講じて自家発電を行うことで、多少なりとも節電に協力することができ、なおかつそれでも院内の環境をきちんと良い状態に維持することができる・・自分で言うのも何ですが、なかなかのものです。

 猛暑はまだしばらく続くでしょう。でもお盆の期間に入ると事業所はお休みになることが多く危機的な状況は数日で脱出できるでしょう。

 東京電力から融通されている電力量も、現在の140万kWから上乗せし200万kWになるそうです。もう少し辛抱すれば、何とかこの夏の電力危機は乗り越えられそうです。

 でも冬はまた心配です。東北の冬は寒いので。夏の冷房と同じように暖房にもそうとう多くの電力が使われます。またもや厳しい冬を過ごすことになるかもしれません。

 そんな事情も考慮して、当院の暖房システムを見直しているところです。できるだけ電気を使わなくてもいいように。どんな災害やトラブルが襲ってくるか分からないのでエネルギー源を一つに頼らず、多重化しようと。

 その中心になるのは「薪」です。薪ボイラーを導入し、電気だけではなく、化石燃料である灯油も使用量を抑えることを計画しています。さらに一つの系統がダウンしても他の系統による暖房が使えるように設計しています。

 中核となる薪ボイラーと蓄熱槽はチェコスロバキアの製造元から日本に送られていて、近々当院に納入されることになっています。

 代理店を勤める方とも密に連絡を取り合い、当院が目指すものがより良い形で実現するように、そして新しい提案もしていただきながら、具体化を進めています。ちなみにこの代理店の責任者はドイツ人の方で、ヨーロッパでの自然エネルギーに対する先進的な取り組みにも精通しておられ、お話をしている中でいろんなアイディアを出していただいています。

 まだ形になっていませんが、当院の節電への取り組みはまだまだ進化していきます! こうご期待。

投稿者 tsukada : 23:52

2011年08月08日

LEDで大文字を!?

 実に悲しいニュースです。涙とともに、やるせなさもこみあげてきました。

 16日に予定されている京都五山送り火で、大震災の津波で倒れた岩手の末で作った薪を燃やす計画でしたが、それをやめた、というニュースです。

 この送り火は、亡くなった方のお名前などを書いた護摩木を燃やす、お盆の伝統行事だそうです。今年は東日本大震災の被災者たちが、犠牲になった方々の名前を書いたり、復興への思いを書いたりして、それを「大文字焼き」に奉納しようと、しばらく前から準備をしていました。

 でも、震災地の薪は放射能が心配なのだそうです。だから燃やすのをやめるのだそうです。その話を聞いて、愕然としました。

 松の中に放射能が含まれているのですか? 事前に検査したけれど、放射性セシウムは検出されなかったそうです(そもそもそんな検査は必要ないわけですが)。それでも怖いのだそうです。

 被災地からの薪を燃やすのをやめてほしいという意見が寄せられ、主催者側は断念することに決めたそうです。せっかく検査をし、科学的には何ら問題はないことを証明したのに、どうしたのでしょう。放射能を怖がる世間を怖がっている・・ということなのでしょうか。

 東北の物は何でも怖い・・そんな根拠のない話にのっかってしまっていいのでしょうか。それを聞いた東北の人たちはどう思うでしょうか。無念な気持ちをさせられることは想像に難くありません。
 
 さらに、東北のものは何かと怖いんだという「風評」を助長することに加担してしまうことに、思い至らないのでしょうね。二重、三重の意味合いで、今回の決定は被災地の方々に辛い仕打ちとなってしまうことでしょう。

 送り火って何なのですか。ただの夏のイベントなのですか? 観光資源? 形だけ楽しめればいいもの?

 亡くなっていった方々のことを思い、感謝しながら、今を生きている自分という存在を見直すという意味合いがあったのだと思いますが、そんな精神はもう失われているのでしょうか。

 このたびの大震災と大津波で数多くの方が亡くなり、今もって多数の方々が厳しい現実を生きている、復興への道のりもまだまだ険しい・・そんな東北の状況を、被災地の松も燃やしながら、ひとときでも思いを寄せることは、けっして悪いことではないと思います。

 そんな思いも必要ない、あくまでも被災地の薪を燃やすことを拒否するというのなら、もう大文字焼きそのものをやめたらいい。それでも大文字を見たいのであれば、薪は焚かずにLED照明を使ったらどうだろう。その方がずっと環境に優しいですよ。現代社会にふさわしい送り火になりそうですが、いかがでしょう。

投稿者 tsukada : 22:33

電力事情が逼迫

 暑い一日でした。最高気温が34度を超え、猛暑日の一歩手前。今日は「立秋」だなんて、信じがたいですね。いくら暦の上でも・・。

 電気の使用量も増大するはずです。当地の電力会社である東北電力の電力事情は逼迫し、薄氷を踏むような一日でもありました。使用率は午前中に98%になり、午後はどうなるかと心配しましたが、なんとか乗り切ることができました。

 今日の最大電力は午後2時台の1,230万kWで、この時の供給力1,276万kW(96%)。この時、東京電力から110万kWの電力融通を受けていました(最大140万kWの融通枠があるそうです)。つまり東北電力の自前の供給量は1,176万kW・・需要をまかなうことができていません。逼迫ではなく、破綻状態になっていました。

 東北電力は震災で発電施設がそうとうダメージを受けています。原子力発電は全て止まり、火力発電所も被災してしまいました。さらに・・先々週の新潟福島豪雨によって数十か所の水力発電所が稼働できなくなっているというのです(約100kW)。

 当院でも節電に努めています。しかし診療や保育に差し支えてはいけないので、やはり限度があります。停電にならないか、ハラハラしながら一日を過ごしました。

 もし停電になっても、自家発電装置を稼働させることで医院の機能は何とか維持できるでしょう(十分とは言えないかもしれないけれど、必要最小限の機能はカバーできています)。また、東北電力の状況がさらに悪化している際には、医院としての節電(商用電力を使わないという意味で)のために、一部を自家発電でまかなうよう準備しています(それで停電を阻止できるわけではありませんが、「大河の一滴」ということでしょうか)。

 明日はまた猛暑になるようです。暑さで汗をかき、電力事情を見るたびに冷や汗をかくことになるでしょう。

投稿者 tsukada : 21:05

2011年08月07日

はすまつり開催中

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投稿者 tsukada : 10:49

2011年08月06日

今週の感染症情報

○ヘルパンギーナ↑
○手足口病↑
○マイコプラズマ
○溶連菌感染症↑
△胃腸炎
△水ぼうそう
×プール熱(咽頭結膜熱)
×りんご病
×おたふく
×麻疹
×風疹
-------------
8月に入り、さらに暑さの厳しい季節を迎えています。
体調に気をつけ、熱中症の予防にも注意していて下さい。

「夏かぜ」が増加しています。
とくにヘルパンギーナが先週より倍増(17名→34名)し、そうとう多く発生しています。
ヘルパンギーナは高熱と喉の痛みが主な症状ですが、今シーズンはさらに手足などに小さな水ぶくれができることも多いです。
皮膚の様子だけからでは手足口病にも類似していて、診断に苦慮するときもあります。
(いずれも数日で自然治癒するので、結果は同じ経過をたどりますが・・)

手足口病も増加しました(先週9名→今週15名)。
もう1つの夏かぜであるプール熱は見かけませんでした。

その他の感染症は全体に下火。
しかし暑さのために食事がとれなかったり、吐き気やだるさを訴えるお子さんもいました。
気をつけていて下さい。

投稿者 tsukada : 18:17

2011年08月03日

真夏の悪い夢

 当地のローカル紙「上越よみうり」が報じた、上越市で実際におきた出来事です。

(1)防災ラジオ1時間遅れ
 市街地には防災無線がなく、代わりに全世帯に防災ラジオを無償で配布しているが、「避難準備情報」が出されたと、放送されるまで1時間かかった。市は「放送で読み上げる原稿を作ることなどに時間がかかった」と。

(2)安心メール運用忘れる
 市では防災、防犯などのために電子メールを配信する「安全メール」があり、3千人以上が登録しているが・・豪雨の当日は1度も配信されなかった。前日にはクマ出没情報は流されていたが・・。市では「安全メールを使うべきだったが、思い至らなかった」と。

(3)HP、報道発表4時間遅れ
 避難に関する情報が市のHPに掲載されるまで、最初の避難準備情報発令から4時間。報道機関への情報提供もこの時点までなかった。

(4)HPの災害モード機能せず
 市のHPには災害時にトップページを切り替え、緊急情報を伝えるモードがあるが、使われることがなかった。今年3月にHPをリニューアルした際の「目玉機能」の一つ(リニューアルには1300万円かけられた)。担当の課長は「災害時用の画面に切り替わる機能を承知していなかった」と。

 豪雨の災害が市民生活を破壊しようとしている事態に、いったい何をしていたのでしょう。もちろん何もしていなかったということはないでしょう。それぞれの職員は一生懸命にやっていたに違いありません・・そう信じたいと思います。

 でも、結果としてこれだけことが明らかになると、行政としての役割をきちんと果たしているのか、いささか疑問に思ってしまいます。いざという時にきちんと市民を守ってくれるのかと心配になります。

 いや、そんな期待をかけてはいけないのかも。自分のことは自分で守りましょう。自分も家族も自分たちで守りましょう。職場も地域も、みんな自分たちで守りましょう。他人に頼ろうとするから、裏切られたような気持ちになってしまうんですよね。「他力本願ではいけない」・・そう教えるためにわざと市がやってみたのかもしれません。

 ところで、こんな大きな問題(私にはそう思えるのですが)、他のマスコミは報じていないようです。それもまたどうしたのかと心配になります。いつもは警察や行政の発表を、みな同じように流すのが常なのに。問題意識が違うということなのでしょうか。それとも・・

投稿者 tsukada : 21:10

2011年08月02日

お役所仕事の顛末(てんまつ)

 先週は新潟県内が豪雨に襲われ、甚大な被害が出ていました。今週からはまた猛暑です。しばらく厳しい季節が続きます。体調に気をつけてお過ごし下さい。

 今回の災害対応をめぐって、あちこちでおかしなことがおきています。新潟県では県内の被害状況を把握するために各市町村から報告を求めて、それを集計しているそうです。上越市でも避難命令が出され、田の冠水や床上浸水なども起きていますが、県のHPには2日間も掲載されていなかったというのです。

 報道では、上越市から電話では報告をしたそうです。しかし規定では書面で提出することになっているけれど、市からはFAX送信などをしていなかったために、県ではそのままにしていたそうです。

 愚かな話です。一義的には市職員の作業手順の誤りです。定められた方法で・・などと、私たちは公務員の方には常日頃指導を受けていますが、自分でそれを忘れていてはいけません。

 でも県の対応も不可解です。電話で報告は受けているし、報道などでも上越市で災害が起きていることは十分に承知しているはず。市町村からの情報だけではなく、県は自分の出先機関からの情報収集のルートも持っています。書面が届いていなければ、上越市に電話を入れて、書面提出を促すことができたはずですし、そうすべきでした。

 するべきことをしていないという意味では「無作為の過失」がある、と思えてしまいます。もっともただ単に不親切なだけかもしれませんが。

 上越市の担当者もどうしちゃったのでしょう。情報伝達の確認を、部内で確認しあい、共有することもできていなかったのでしょう。県のHPを見ることもしていなかったようですね。お粗末です。

 お役所どうしの意思疎通がうまくいっていない様子をみると、やっぱりお役所仕事では心の通った仕事はできないんだな、って実感します。

 さらに・・今回の災害対応をめぐって、上越市には重大な落ち度があることが報道されています。その内容はまた別の機会に。

投稿者 tsukada : 23:59

2011年08月01日

今日から8月

 停電の不安が残る中、8月に入りました。ニュースでは、節電が十分に行き渡り、今年の夏は供給に余裕があるようです。

 当地の東北電力でも、当初予定していた「計画停電」は、この夏は実施しないことになっています。一安心です。

 余裕が十分にあるのであれば、企業や家庭に要請(要求?)している節電率をゆるめてはどうでしょう。産業界にとっても負担が大きく、家庭にとっては熱中症を起こす可能性のある「危険な政策」だからです。

 でも何かのトラブルがあればまた供給力不足になるかも・・例えば、どこかの首相が急に「火力発電は大量の二酸化炭素を排出し、エコではないから停止せよ」などと言い出してこないか、心配です。

 実際に民主党政権は地球温暖化対策として二酸化炭素の排出量を大幅に削減することを国際的に約束しています。そのためにも原子力発電を推進するというのが、つい数か月前までの方針でした(党として公式に変更したという話を聞いていませんが)。

 首相は民間の「かくれ発電」を最大限に利用せよと大号令をかけました。環境対策をしていないディーゼル発電機を大量に稼働させれば、二酸化炭素の排出量は確実に増大します。

 どのような政策を構築するのか、ぜひ民主党にお聞きしたいところですが・・思いつきで発言し、行動している今の総理のもとでは無理な話ですね。

※「こども通信」8月号を作成しました。HP内にアップしましたので、ぜひお読み下さい。

投稿者 tsukada : 20:16