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2011年09月27日

LEDの進歩

 LED(発光ダイオード)という新しい照明機器をしだいに見かけるようになりました。とくに3・11大震災のあと、電力不足を補うために、より電力消費量の少ないLEDが注目され、一挙に浸透したようです。

 当院でもいくつかの機器を導入しました。その1つがスタンドです。

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 テレビショッピングで宣伝していたものを通販で買いました。とりあえず1台購入してみたところ・・けっこう明るいし、通常の業務の中でも役立つことが分かりました。

 さらに、充電しておけば、確か20時間くらいは連続点灯するようです。いざという時の停電対策にも十分使えそうです。ということで、各セクションで常備しておくためにさらに4台買い増しました。

 もう1つLEDを導入したのが、室内灯です。院内には多数の蛍光灯が室内を照らすために設置されています。第一待合室だけでも10本。院内全体ではおそらく数十本になるでしょう。

 もともと蛍光灯ですから消費電力はさほど多くはありません。でも数多く集まれば、やはり相当でしょう。少しでも節電に協力したほうがいいわけですから、蛍光灯の約半分の電力で点灯するLEDを使うことは、社会の求めともいえます。

 問題は2つありました。1つは値段の高さ。もう1つは蛍光灯の器具を全部取り替える必要があったこと・・これまではそうでした。でも新しいLED製品には、器具はそのままで蛍光灯の直管だけを交換すればよいものがあることを知りました。

 1本1万円以上というのは、まだまだ高価ですが、少しずつでも導入しようと、先日十数本を購入してみました。診察室にも使ってみたのですが、選んだものが蛍光灯よりもやや黄色みを帯びているようで、却下(患者さんがみんな黄疸=おうだん=のように見えては困りますから)。

 現在は待合室と薬局などで使用しています。ほとんど違和感なく、使えていますので、技術がとても進歩したのだと感じました。

 難点がありまして、見た目には蛍光灯と同じなので、患者さんが誰もLED電灯だとは気付かないことです。せっかく多額の投資をし、社会貢献をしているのに・・。

投稿者 tsukada : 2011年09月27日 18:25