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2011年11月21日
ロタ胃腸炎予防のワクチン発売
本日、ロタウイルスのワクチンが日本でも発売されました。ロタウイルスは春先に胃腸炎をおこすウイルスで、ほとんどの乳幼児が罹患します。嘔吐と下痢が特徴の感染症ですが、中には脱水になり、点滴治療を受けるお子さんも少なくありません。
ロタ胃腸炎を予防できれば、子どもたちのとって、そして親御さんにとってとても良いことです。ワクチンの効果も高いので、ぜひ日本の子どもたちにも接種が拡がることを期待しています。
このワクチンには次のような特徴があります。
・ロタウイルス胃腸炎を予防する本邦初の経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン
・重症ロタウイルス胃腸炎の発症を92%予防(国内臨床試験)
・6~24週齢に4週間の間隔を空け,2回の経口摂取をすることで予防効果が得られる
・2回の接種で,ロタウイルス胃腸炎に対する優れた予防効果が認められている。国内外で実施された臨床試験において,重症ロタウイルス胃腸炎および全ロタウイルス胃腸炎に対する予防効果を確認
残念ながら当面は任意接種の扱いで、希望される方だけが有料で受けることになります。できるだけ早く公費による接種ができることを願っています。
当院でもさっそくロタウイルスワクチン(ロタリックス)を用意しました。ご希望の方はご連絡下さい。
投稿者 tsukada : 2011年11月21日 17:07