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2012年05月06日
GW中の重大できごと
春の大型連休が終わろうとしています。いろんなことがありました。
連休初日にはバスの事故。居眠り運転で多くの方の命が奪われ、改めて交通事故の悲惨さを感じさせてくれました。
私自身も自動車を運転しますし、一日で数百キロ走ることもあります。毎日の通勤も自家用車。ほんのわずかの気の緩みが、とてつもなく重大な結果をもたらすことがあるものと、再確認したところです。
事故の原因についてはいろんなことが重なり合っているようです。その一つ一つを丁寧に解決していくとともに、結局最後は人間のそのものの資質に関わることだということも、キモに命じておきたいと思います。
今日は「原発ゼロ」になりました。日本に今ある50基の原発全てが稼働していません。昨年の福島第一原発での事故からわずか1年余りで日本の発電事情は大きく変わりました。
以前、日本は世界で一番早く全ての原発を停止することになるでしょうと書きましたが、その予言?は見事的中です。
残念ながら、日本のエネルギー政策をどうするのかという大きな課題に方向性を打ち出した訳ではなく、事故の収束もできず、事故原因の究明も手つかずで、原子力についての政策を論じ合うことを避けていたための、いわば「寝た子状態」がもたらした政策転換でした。
重大な決定を先送りするのは、日本人の得意技のようです。手をこまねいているうちに、実は事態はどんどんと先に進み、手の施しようのない状態になっている・・。そんなことが、これまでにもたくさんありましたよね。
今、私の部屋を照らしている照明も、目の前のテレビの電気も、原発からの電気は含まれていません。ノンアルコール・ビールのCM風にいえば「原子力0.00%」達成です。ちょっと感慨深いものがあります。
さて問題はこれからです。このまま原発ゼロで行くのか、はたまた再稼働させて適度に使って行くのか。きちんとした議論をして、その方向を決めてほしいと思いますが・・。
それって日本人は不得意ですよね。「何となく原発ゼロ」のまま行っちゃうのが日本らしいのかもしれません。
それが結果として、原発の推進から全面停止という、大胆な政策転換を実現してしまうのかもしれません。日本人の先送り主義、恐るべしです。
投稿者 tsukada : 2012年05月06日 18:00