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2012年10月26日
同級生、活躍中
昨日の「新潟日報」で人物紹介されたた彼は、私の高校時代の同級生です。
この顔に見覚えはありませんか? といっても指名手配されているわけではありません。最近、よくテレビなどに彼が出ているので、どこかで見かけたという方も多いのでは。
肩書きは「東洋大学教授」。地質学が専門で、活断層の研究や調査を行っています。日本でくり返している大地震について調べ、都市防災についても提言をしています。
今彼が最も注目されているのは、原子力発電所との関係でしょう。各地の原発のすぐ近く、場合によっては原発の直下に活断層があることを明らかにしています。
本文の中にもありますが、これまでの原発立地調査はいいかげんで、ずさん。というより、活断層であることを意図的に隠したり、事実をまげて公表していたり。国や電力会社のやりたい放題。そして、それに加担してきた学者や学会も問題です。彼らがいなければできないことなのですから。
そんな状態に彼の理性と正義感が反旗を翻した、ということでしょうか。良心の炎が燃えだした、ということかもしれません。
当初は学会の中でも相手にされなかったようですが、やはり正しいものは正しい。彼の実績がようやく評価されてきました。震災対策のためにも、原発事故を防ぐためにも、いっそう重要性を増してくることでしょう。
そんな彼と高校時代の同級生だったことを、素直に嬉しいです。誇りにも思います。
彼は高校時代は「まんきゅう」と呼ばれていました。「満久(みつひさ)」という名前を読み替えたものですが、彼の優しい風貌と物言いをそのまま表していました。
思い出すのは「大型バイク+長髪+赤ヘル」。腰まである長髪が彼のトレードマークでした。赤いヘルメットをかぶっている後ろ姿を見ると、女の子かな?って勘違いすることも。
私たちの高校は県内で最も早く制服が廃止されるなど、一風変わったところがあります。自由ではあったけれど、その分、自分でしっかりと物事をとたえていないと流されていく。そんな中で育ったのが、彼の今を作っているのかもしれません。
高校を卒業してもうすぐ40年・・変わったこともあれば、変わらないこともある。いろんなことを思い起こさせてくれる記事でした。
何はともあれ、健康に留意して、これからも必要で、良い仕事を続けていって下さい。頑張れ、まんきゅう!
投稿者 tsukada : 2012年10月26日 17:45