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2014年01月06日

ボイラーにトラブル発生

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 当院自慢の薪ボイラーシステムは今日が今年初めての稼働。いつものように、医院に到着して最初に入るのがボイラー棟。そしてボイラーに火をつける作業です。

 お米の炊き方に「初めチョロチョロ、中パッパ・・」という言葉がありますが(古い!)、薪ボイラーも同じよう。安定した大きな火になるまではこまめに関わります。

 11月から続けている作業ですが、ようやくコツを覚えてきました。今日も順調に火がつき、次第に太い薪に・・でも、1時間ほど経ったところで、何かが違う!

 いろいろな循環回路に水を補給するポンプが動きっぱなしなのです。足りなくなった分だけ補給するので、連続して運転することはないはず。

 ある配管から水が大量に排水されているのにも気づきました。その配管をたどると、ボイラー本体についている「安全弁付き配水管」であることも分かりました。

 当院で使っている薪ボイラーは、その後部に水のタンクがついています。貯湯タンクとつながっていて、薪の燃焼熱でお湯をわかし、貯湯タンクの水温をあげていく仕組みです。

 ボイラー内から水が漏れている・・もし空だきになれば、最悪では爆発する可能性もある!? 本体はチェコ製なので、修理や交換をするとなると、そうとうの費用と時間がかかる・・そんなことも心配になりました。

 まずは配管を請け負ってくれた業者の方に緊急に来ていただきました。それでも解決しないので、電気工事の方も。今どんなトラブルが起きていて、何が原因なのか。容易には分からない状態でした。

 でも事態は好転。ボイラー後部のタンクにつけてある配管から、一挙に水が噴き出し、それとともに全てが正常に動き出しました。このとき、水と一緒に空気も抜けていったのでした。

 あとから考えると、タンク内に空気が入っていたのが原因だったようです。水のみを温めるはずなのに、空気を熱したので、中の水を押し出して排水。それを補給するために、冷たい水が入ってきていた、というわけです。

 では、なぜタンク内に空気が入ったかは、今のところは不明です。年末年始で10日間ほど稼働していませんでしたので、その間に入ったのでしょう。でも、これまでにはなかったことです(夏場ずっと動かしていなくても、秋にトラブルを起こしたことはこれまではありませんでした)。

 明日以降もトラブルが起きるようなら、バイラー本体や、その周囲の配管の問題があるのかもしれません。いつもより慎重に動かしてみることにしましょう。

 こんな時、日本製ではないものを使っていると不便だな、と思ってしまいます。マニュアルも英文なので、とても調べてみる余裕もありません。もしかしたら遠く外国から技術者を招かなくてはいけないかもしれません・・。

 早く日本製で、もっと良い製品ができていれるといいな。でも、今の日本に薪ボイラーの需要が多いわけではありませんので、ムリな話でしょう。

 ところで、配管から一挙に水と空気があふれ出した瞬間は、私は診療中で目撃していません。話を聞くと、そうとう派手だったようです。見たかったな。そして、もし写真が撮れたら、ブログでも紹介できたのに(撮れるはずはないけれど)。

 業者さんは新年早々、振り回してしまったようで、申し訳なかったです。年の初めからこんなことでは、塚田こども医院の仕事には気が重い・・なんて思われちゃったかな。

 そんなこんなで、実は診療よりもボイラーのトラブルで疲れた一日でした。自分に、お疲れさま。

 薪ボーラーのことをこれだけ書いている院長は、やっぱりヘンかな・・。

投稿者 tsukada : 2014年01月06日 22:49