2014年05月06日
水の事故
昨日のブログで、先日当地でおきた海の事故について書いています。当然防げた事故ですし、失う必要のない命でした。
厳しい言い方かもしれませんが、お許し下さい。小児科医として、やはりお伝えしておかなければいけないと思うからです。
1990年に開業するまでは、地域の病院で勤務医をしていました。その間に何人もの子どもたちを、やはり水の事故で失っています。
海や川で溺れた子どもたち。自宅のお風呂で溺れた子。自宅庭の池に落ちて亡くなった子もいました。
私の技術が未熟だったのもありますが、残念な結果になってしまいました。その度に辛い思いをしています(もちろん親御さんやご家族の方のお気持ちに比ぶべくもありませんが)。
開業してからも、私をかかりつけ医としている子どもたちが溺れて亡くなることが何度かありました。大きな病院で処置を受けますので、その現場に居合わせることはありませんが、でも情報は伝わってきます。やはり悲しい気持ちになってしまいます。
ほとんどの場合は大人の不注意。防げたはずの事故でした。次の日も元気に遊び、家族も楽しく過ごせるはずの出来事でした。
小児科医として、子どもたちを水の事故から守るために大人は責任をもってほしいと、言わざるをえません。これ以上、子どもたちを水の事故で失ってほしくありません。
投稿者 tsukada : 2014年05月06日 18:39