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2016年07月05日

看護学実習

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 このところ、県立看護大学の学生さんが臨床小児科学の実習で当院を訪れていました。2人ずつ3組で、それぞれ3日間。今日は第3組目の第3日目、つまり最終日です。

 当院の実習は、他とはちょっと違っています。病児保育室での実習が主になっているのです。病児を受け持ち、ずっと一日中過ごします。病状のチェックなど、看護の基本技術の習得はもちろんですが・・幼い子どもたちと一緒にいることがとても良い経験になるはずです。

 小児看護の基本は、まずは子どもたちと仲良くなること(かな?)。小児科病棟や、小児科外来ではなかなか経験できないこと。病児保育ならではの、ユニークな実習になっているのではないかと思います。

 3日目は院長とのミーティングがあります。小一時間ほど、質問タイムです。病児保育についての関心が高く、なぜ始めたのか、どんな意義があるのか、など、聞かれるままにお話しています。(聞かれる以上に話をしているかも)

 実習生の中のお一人が、中学生の時に職場体験で当院に来ていた方でした。夏休みに1週間、希望する職場で研修を受けるというもの。当院でも毎年、いろんな学校の生徒さんを受け入れてきました。彼女は今から8年前に来ていたと聞き、その時の記念写真を引っ張り出してきて、「昔話」に花を咲かせていました。中学の時に医療に関心をもち、その後看護学生になり、また当院での実習を希望されてきた・・。

 2回も来ていただき、とても嬉しいですね。そして中学の時に抱いた夢に向かってまっすぐに進んでいる姿を見ることができ、とても嬉しいです。(中学の時に夢を壊さなくて良かった・・)

 実習の指導を直接担当したのは当院の保育士です。そこもちょっと変わっていますね。でも、病児についての研修を受けている「病児保育士」ですので、きっと得るものはいろいろあったのではないかと思います。

 もちろん看護師からも直接指導をしてもらう場面もありました。臨床心理士とも面談をし、「心の診療」の必要性についても理解をしてもらえたのではないかと思います。

 盛りだくさんの実習内容でしたが、消化できたかな? でも一番良かったのは、子どもたちとの触れあいだったと思います。きっといろんなパワーをもらったことでしょう。

 これからいっそう看護学を学び、よい看護師さんになってくれるものと期待しています。

 看護学生さん、当院のスタッフたち、みんな、ご苦労さまでした!

投稿者 tsukada : 2016年07月05日 20:05