2016年10月17日
新県知事誕生
昨日の新潟県知事選挙で、新人の米山隆一さんが当選されました。同じく新人の森 民夫さんに大きな差をつけての当選です。
一番の争点は、世界最大規模の柏崎刈羽原発の再稼働を認めるかどうか、でした。自民党と公明党が推薦した森氏は、慎重に対応するとはしていますが、国がG0サインをだせばそれに従うことになるでしょう。
それに対して、野党側の推薦した米山さんは、必ずしも「廃炉」を目指すとは言っていませんが(この点が私には不満ですが)、再稼働により慎重に対応してくれそうです。前知事の泉田氏の路線を継承すると明言しているので、期待はもてるでしょう。
都市部では米山氏が優勢でした。上越市は原発の隣に位置するのですから、米山氏に支持が集まるのは当然でしょう。
何よりも、新潟県全体で「再稼働反対」が73%を占めています(NHK出口調査)。これが新潟の「民意」です。
安全をないがしろにし、強引に原発再稼働を勧める国の姿勢に、明確にNOを示しました。良心の勝利です。
さて問題はこれからです。新潟県が再稼働にどう対応するか。そして、国のかたくなな方針が変更されるのか。
選挙で終わりではありません。これからが本当の闘いになりそうです。これからも「再稼働反対」、そして「脱原発」「廃炉」に向かって行動していく必要があると思っています。
投稿者 tsukada : 2016年10月17日 19:41