« お祝い、ありがとう! | メイン | すっかりお芋の先生 »
2020年02月26日
読唇とマスク
私たちは対面で診察するので、濃厚接触者になりえます。至近距離で飛沫をあびるからです。
小児科では、患者さんの多くが上気道感染(風邪など)。発熱していたり、咳や鼻水、くしゃみをしています。診察時はのどを見るので、たっぷり飛沫をもらいます。
今は新型コロナの予防のためにも、マスク着用は必要です。(ついでに眼鏡も大切なアイテム)
でも、今日の診察で困ったことがありました。聴力障害のある方(診察はお子さん)に対面した時のこと。この方は「読唇」で、相手の言葉を理解しています。私の口が見えなければいけないので、この子の診察時はマスクを外しました。
こういった方は、少なくありません。みんな、マスクをしようという呼びかけがありますが、こういった不都合がおこりえます。
もともと濃厚接触でなければ、マスクで自分を予防することはできません。そういった意味合いでも、マスク至上主義(?)にぜひ一考を。
投稿者 tsukada : 2020年02月26日 18:19