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2020年03月08日
院内児童クラブ 始めました(上越タイムス)
上越タイムス社
3月7日
電子版から(全文掲載)〈新型コロナウイルス〉子どもの体と心守れ 長期間休校、ケアどうすれば 塚田こども医院院長に聞く
https://digital.j-times.jp/…/a46e1ea6-802e-4ca0-9fd5-d4228b…
新型コロナウイルスの感染防止対策として、今月から各地で小中学校の臨時休校が始まっている。これに合わせ上越地域でもさまざまな公共・商業施設が小中高生の利用中止を実施。子どもたちを感染から守る措置が進められている。一方で、自宅で一人、または少人数で過ごす時間が増えることにより、子どもたちの心身へのストレスが懸念される。上越市栄町2の塚田こども医院、塚田次郎院長(63)に、子どもたちへ家族ができること、併せて同ウイルスの概要、予防対策について聞いた。
塚田院長によると、ウイルスの脅威は目に見える形で示されないため、子どもたちは現状を実感しにくく、漠然とした不安感を持ち続ける可能性があるという。不安感や日中の家族の不在などから気力が低下し、生活が不規則になりゲーム、スマートフォンを使用する頻度が増える。そこから「ゲーム依存」になる危険性があるという。自宅でモニターを見詰めて過ごすことにより体力が低下し、同ウイルスをはじめさまざまな病気にかかりやすくなるという悪循環を塚田院長は指摘する。
気力、体力の低下を防ぐため、子どもたち自身は本を読むなど、普段まとまった時間がないとできないことに挑戦し、目的意識を持った生活が大切と塚田院長は話す。家族は普段よりも丁寧に子どもたちと接することが重要だ。大人には「~してはいけない、という禁止が多くなると不安感は増す。子どもと一緒にいる時間を大切に、共にできることを探し、絆が深まるよう努力してほしい」と呼び掛けている。
◇過剰に心配せず正しい受診を
塚田院長によると、新型コロナウイルスに感染すると即肺炎の症状が出るという誤解があるが、症状は個人の年齢や体調、持病の有無によって変わるという。鼻汁やせきが出る、発熱するなど風邪の症状でとどまる人もいれば、気道感染により肺炎に至る人までさまざま。「新型コロナウイルスの感染者と接触の可能性がない場合、過剰に心配せず医療機関を受診してほしい。ただし接触の可能性がある場合は保健所などの判断を仰ぎ、高齢者など症状が重い人は速やかに受診してほしい」と呼び掛ける。
感染経路はせきやくしゃみなどによる「飛沫感染」と、感染者が触れた部位を介して感染する「接触感染」が主。ウイルスが目や鼻など粘膜に触れることで感染する。「心身を健康に保つため、規則正しい生活を意識することが感染予防につながる」と話し、手洗いの徹底や、髪や体に付着したウイルスを落とすため、帰宅時の入浴を勧めている。
投稿者 tsukada : 2020年03月08日 17:06