2020年08月15日
ダンボの耳
この時期によく見かける虫刺されです。おそらく蚊に刺されて、大きく腫れたのでしょう。
子どもは刺されやすい。そして腫れやすい。炎症が強くなりやすく、皮下組織がルーズなので周囲に波及しやすいという特徴があります。
目の近くを刺されると、目が開かないくらいに腫れることも(お岩さん)。指や手背だと手袋をはめたように見えるくらい。そして耳介は、この子の写真のように、ダンボの耳状態になることも。
まずは刺されない工夫を。外出時に皮膚をあまり露出しない。時に虫除けのスプレー使用も。
刺されたらステロイドの軟膏を早く塗る。腫れが強くなったら、痒み止めの飲み薬を。暖かいと痒みが強くなるので、冷やしてください。
刺されると発熱する子は、抗アレルギー薬を夏場継続して服用してもらうことも。
腫れがめちゃくちゃひどい時は、漢方も。越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)が効果あり。蜂に刺された時などは、どうぞお試しを。
子どもは虫刺されからとびひになりやすいので、皮膚の清潔に注意。カットバンやガーゼを貼りっぱなしにしておくととびひになることあり。汚くグジュグジュしてきたら、受診を。
以上、虫刺されの話でした。(写真の使用には親御さんの了解すみです)
投稿者 tsukada : 2020年08月15日 14:03