院長ブログ
にわか「かかりつけ医」
今週は何かと忙しかったです。RS感染症がまだ大きな流行があり、患者数が多いという事情があるのですが。
それ以上に、市内の他の小児科が次々と夏休みに入っていったことが背景にあります。かかりつけ医が休診なので、急遽当院を受診した子どもが少なくありません。帰省中の子どももいました。
新規の患者数が毎日30人ほど。通常は多くても5人くらいなので、「一見さん」がいかに多いか分かります。
いつも来院されている方と比べると、どうしても手間隙がかかります。まずは事務処理。新しいカルテを作り、そこに各種の情報を入力する作業が必要です。氏名、年齢、住所などと同時に、保険証情報も。次に、これまでかかった病気などの既往歴に特別なものがないか、確認。現在治療中であればその概要をお聞きし、内服中の薬があればその情報の収集。その上でさらに受診の理由とこれまでの経過(現病歴)。
かかりつけのお子さんは、すでにカルテがあり、受付は保険証の確認だけで済みます。既往歴などは把握できていますので、聞き出すのは現病歴だけ。
もし帰省中のお子さんであれば、住居地でのコロナ流行の様子は、周囲にコロナを疑わせる人の有無。当地に来られた日付、理由、帰る予定日なども必要な情報です。
そんなこんなで、月曜から今日、土曜の午前中まで毎日外来をせっせとこなしてきました。午後には子どもたちへのコロナワクチン接種も実施。世の中は夏休み、盆休みが続いているようですが、雑念にめげず(笑)、1週間走り切りました。
昨日は迎え盆でしたが、お墓参りに行かず、ご先祖さんには失礼しています。心配している? 私は元気だよ。
それより、現世はコロナの感染爆発で大変な状況。万一感染したら、来世に戻れなくなるから、中途半端に外出しない方がいいからね!(笑)
明日はお墓参りに行きます。このブログを読んでいる方がお近くにおられたら、もう少しお待ちくださいと伝えてあげてください。
冗談はさておき、外来が落ち着くのはいつになるかな。RS感染症が、今週も105人と、先週より少しまた増加。ピークアウトしたと思っていますが、当面はまだ油断できません。
もしここに新型コロナの発生が加わったら、簡単に外来機能は崩壊してしまいそう。祈るような気持ちで、当地での発生の有無を見守っています。
でも、来週になれば市内の小児科も皆また元通りに診療されることでしょう。その分は、当院だけに負荷がかかるような状況からは脱することになりそうです。
みんな、かかりつけ医にかかってね!
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