MENU

院長ブログ

集団接種が進んでいます

☆休日出勤

上越市から依頼を受け、日曜日ではありますが、半日仕事をしていました。
新型コロナワクチンの集団接種です。

上越市のコロナワクチンはスタートが早く順調に進んでいました。
「予約の取れない自治体」とは違い、基本的には日時を指定して集団接種を行うという方式です。
当初は「上越市方式」とも呼ばれ、全国的にもマスコミで取り上げられるような状態でした。

7月に入ったあたりから雲行きが怪しくなったのはご承知の通りです。
国からのワクチン供給量が急激に絞られたためです。
あれだけ自治体に発破をかけてやらせていたのに、本格的に始まったら、ワクチンが来ない。
まるで「やれやれ詐欺」のよう。
当院も夏休み中に子どもたちの接種を強力に進めようとしていましたが、一旦予約受付を中止したくらいです。

そんな厳しい状況ですが、上越市は集団接種を主にして、モデルナワクチンも使用しながら、接種の体制を構築しています。
(本日使用のワクチンはファイザー社製)
今日も1日で5千人ほどの接種を行なったということです(当初予定からさらに増加)。

多くの方が来られたので、問診も人が絶えることなく、続きました。
9時から始まり、2回の延長があり、終わったのは12時45分。
4時間くらい、椅子からお尻をあげることもできず、仕事を続けました。
けっこうハードでしたよ。

でも、来られた市民の方々も大変だったようです。
受付までなかなか辿り着かず、炎天下でずいぶん待たされたようです。
不満を口にする方も複数おられました。
医者に言われても困ると内心は思いながら、立場としては接種をしている側の一員ですので、申しわけありません、と謝りながら仕事をしていました。

私に対しては強い口調で言う方はいませんでしたが、隣のテーブルからは怒っている男の方の大きな声が聞こえてきました。
市の係の方が来られて対応していましたが・・
その先生は、心が折れなかったのか、心配もしています。

集中して多くの方に接種を進めるとなると、どうしても密集したり、流れが悪くなって待ち時間が長くなってしまいます。
そこはうまくやれるよう、自治体側も工夫が必要です。

それにしても、他の多くの自治体では接種があまり進んでいないので、早めに受けることができることは良いことです。
問診の時に、「待ちに待ったコロナワクチンが接種できるようになって良かったですね」と話すと、そうですねと言ってくださる方が多かったです。
途中からは「でも、またここで待たされちゃいましたね」とねぎらいの気持ちを込めながら言葉かけをしていました。
でも、だんだん疲れてきているようで、反応は薄くなってきました(泣)。

何も予定のない日曜日だったので、市の事業に協力することができました。
でも・・休日がなくなり、明日からまた本来の仕事です。
まあ、頑張りましょう!