院長ブログ
外来は混乱気味
新型コロナ第7波の拡大に伴い、当院の外来診療もその影響を受けています。コロナ陽性者が増えていることもそうですが、通常の感冒などの患者さんにも抗原検査を徹底して行う必要があるからです。
特に昨日は大変でした。連休明けで、ある程度覚悟していましたが、その想定以上だったというのが正直なところです。
小児科医2人で朝からフルに診療を開始しましたが、昼になっても終わる目処が立たず。病児保育室に預かっている子どもたちの診察も遅れ気味になっていたため、急遽もう一人の小児科医も加わり、ようやく1時前に午前の診療が終了。その後1時半から子どもたちの予防接種、2時半から大人のコロナワクチン接種、3時からはまた午後の診療。
診察に入ってくる前のコロナ検査も混雑しました。トリアージ係の職員、検査係の看護師が駐車場の中を走り回っていました。
患者さんにとっても、大変な状況だったと思います。夏かぜなどが流行っているけれど、感冒症状があれば先にコロナの検査。その結果が陰性だと分かってからの診察になるので、どうしても待ち時間が長くなります。
実際にクレームも頂戴しました。予約時間になってもすぐに診察できないことについて不満があるという内容です。確かにそうですね。通常の診療では、予約時間からあまりお待たせせずに診察ができるように取り計らっているのですが、今はその対応ができなくなりました。
解決策として、混雑しやすい休日の前後日には予約制を休止し、来院順に診療することにいたしました。診察を希望される方は直接医院にお越しください。これはコロナ流行に伴う混雑がなくなるかで続けることになると思います。
また駐車場の問題も指摘されました。駐車スペースが足りず、周囲の道路上に停車されたり、巡回しながら空くのを待っていたりされている車もありました。予約して来たのに駐車できないこともあったようで、その苦情もいただきました。
この点もできる範囲で改善しようと思います。新しい駐車場を作ることはできませんが、今ある駐車場をより効率的に使えるように工夫します。具体的には、医院や職員の車をよりコンパクトに駐車し、それによって空いたスペースを患者さんに使っていただこうと思います。
昨日は連休明けという「悪条件」が加わって、いろいろな問題が出ていたようです。しかし偶然ということではないでしょう。同様の「悪条件」が今後も現れる可能性は十分にあると認識しています。
今のコロナ患者数が、さらに増加することは間違いありません。当院は積極的にコロナ検査を行なっていますが、そのために普段は受診されていない方も多く来院されています。中には大人の方もおられて、小児科医院としては戸惑ってもいるのですが。
そろそろ夏休みの季節。医療機関も休診にするところが増えて来そうです(当院も8月13日(土)は休診です)。そうすると、その影響が診療中の医院にくることもあります。
これから、文字通り暑い夏を過ごすことになります。何としてでも、この地域の子どもたちを守りたい。小児医療を維持したい。そんな気持ちで取り組んでいます。
皆さんも大変な状況にあることとは思いますが、どうぞご理解いただきたいと存じます。よろしくお願いします。
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