院長ブログ
大学で講義
市内の看護大学で臨床小児科学の講義。
90分授業を4コマ受け持っています。
今日は「呼吸器」「循環器」、来週は「腎・泌尿器」「内分泌・代謝」。
基礎的な生理から始まり、疾患の説明まで。
小児科学は「広くて浅い」分野。
基本の内科学とダブってきます。
特に小児科学で大切と思えるところを中心にお話をしています。
小児科らしいところは子どもの発達や発育。
それ自体を受け持っていませんが、講義の中にそれらしい話も交えています。
小児科に少しでも関心を持ち、勉強の糸口になるものが得られれば幸いです。
時々「脱線」するのもご容赦ください。
何しろ、本職は教員ではなく臨床医。
でも、小児科臨床の現場で起きていること、感じ、考えていることを交えるようにしています。
例えば、新型コロナのことは興味があるでしょうし、まさに今その真っ只中にいる看護学生です。
対面式の授業がなかなかできずオンライン授業も多かったことでしょう。
実習も受け入れ先が少なくなっていたかもしれません。
また今年1月から始まった第6波以降は子どもたちが多数罹患するようになっています。
小児医療の現場では、新型コロナのことは現在の中心的課題です。
それをうまく授業に使うことができれば、という思いです。
とりあえず1日目の授業(3時間)は終わりました。
どれだけ看護学生さんに伝えられたか、心配ですが。
次は1週間後。
残りの分野も大切なことがたくさんあるので、しっかりと伝えていきたいと思っています。
授業の最後には、少し時間をいただいて「おまけ」の話を予定しています。
私が力を入れて取り組んでいる「病児保育」についてです。
子育て支援の一環としておこなっていますが、なぜ必要なのか、これまでの経緯、今後の見通しなど。
これからの若い世代に期待することも含めてお話できればいいなと思っています。
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