院長ブログ
新年早々・・
新年明けましておめでとうございます。本日は仕事始め。今年一年が子どもたちにとって良い年であることを願いながら、診療と病児保育を再開しました。
思っていた通り新型コロナの患者さんが10数人。他の感染症も少しずつあり、連休明けらしい様子でした。
でも注意すべきは新型コロナだけではないようです。インフルエンザの患者さんがおられました。当院にとって(おそらくこの地域にとっても)初の患者さんかと思います。
兄弟3人が年末から順番に発熱。3人とも受診前のスクリーニングでは新型コロナ抗原検査は陰性。きっと他の感染症に違いない・・
この3人は今は帰省中。年末に東京からこちらに来て、その後発症・・。そこまで聞いて、もしかして・・
一人の子にインフルエンザ検査をしてみたら、陽性!!
他の子どもたちも臨床診断でインフルエンザと診断。いずれもほぼ解熱していて、回復期にあり、抗インフルエンザ薬(タミフルなど)は使わず、対症療法で対処できました。
この子たちの診療は副院長が担当しました。もし私だったら、インフルエンザの可能性については思い至らなかったかもしれません。ナイスプレー!
発症前後からはずっと家の中にいたということなので、直ちに周囲にインフルエンザが広がることはないようです。でも、気をつけなくてはいけないと、気を引き締めたところです。
すでに全国的にもインフルエンザの流行期に入ったとのこと。都道府県別の発生率では、隣の富山県が最も多いようです。
外来受診前のトリアージで、発生や流行の報告されている地域からの方などには、コロナ検査だけではなく、積極的にインフルエンザ検査も行うように指示。もし地域内で発生の報告が相次ぐようになれば、コロナ+インフルの同時検査も考慮していきます。
コロナ流行が4年目に入り、この冬はインフルエンザとの重複流行の心配もあります。コロナは今、中国で大流行中。そこでの変異株はどうも当初のような肺炎を起こしやすい性質があり、オミクロン対応ワクチンもスリ抜けるのだとか。
そんなイヤな話が、もしかしたら現実になるかもしれない。そう感じた新年最初の診療になりました。
今年も当院のすべきことにきちんと対応していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
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